表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/25

8-9

†††8-9



三人は街路樹めがけて四階の高さから飛び降りた。窓からぴょんっと。今まさにココ、ナッツ、ギャットの三人の内蔵は自由落下によってふわふわと浮き上がりつつあった。


「「「~~~~ッ!!!!」」」


声にならない叫び声とともに三人は落下し、その視界には街路樹が近づいてくる。

ぼすぼすぼすっ。三人が街路樹の横に取り付き、枝を必死につかもうとする。しかし、木は彼らの衝撃を和らげてはくれたものの、枝をつかもうとする彼らの手はすげなく振り払った。

結果彼らはことごとく木から落ちた。

ココは落ちたときの体勢がよかったのか比較的早く立ち上がった。


「うー・・・・・・、痛え・・・・・・。おい、ギャット、ナッツ、大丈夫か?」

「なんとか・・・・・・」

「ちょいとやばい・・・・・・。アバラ骨イッちまったかもしれねえ・・・・・・」


ココ、ナッツはほぼ無傷だったが、ギャットは木から落ちる際、肋骨をモロに打ってしまったらしくかなり苦しそうだった。


「立てそうか?」

「大丈夫だ。さっさと行こう。奴らを巻かないと・・・・・・」

「おやおや、どこに行くのかね。折角見つけたというのに」


三人組のすぐそばに停まっていた黒い高級車の窓がゆっくりと下がった。



†††

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ