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第14話

木のそばで意識を失ってから、どれくらいの時間が経ったのか分からない。

目を開ける力すら残っていない。


何より、これからどうすればいいのか分からない。

すべてが俺の思い通りにはいかなかった。


彼女を救えると、本気で信じていた。

俺を信じさせることができると思っていた。


だが、俺については彼女の言う通りだったらしい。

俺はまるで、愚かで野蛮な獣だ。

計画も、思考も、意味もない。


彼女が死に、その体が異様な変化を遂げた時、俺は想像を絶する疲労と苦痛に襲われ、彼女のすぐ傍らに倒れ込んだ。


今回は、これまで殺してきた者たちの幻影を見ることはなかった。

代わりに、いつも最後に俺を苦しめていた「二つ目の悪夢」が、不気味なほど鮮明になった。


自分の手で引き裂く女たちの顔など、今まで一度も見たことがなかった。

いつもぼやけた輪郭と色だけだった。

ただ、自分が犯している行為そのものだけが見えていた。


だが、今は違う。

真っ先に目に飛び込んできた一人目の女は、他でもないマルヴィラだった。

他の女たちは依然としてぼやけたままだ。


これをどう受け止めればいいのか分からない。

恐ろしいほどの虚無感、苦い後悔、そして己への恨みだけを感じている。


悪夢からは覚めたが、目を開けることはできない。

どれほどの間そうしているのか分からない。

寄りかかっている木の皮の感触が背中に伝わってくる。


それに加えて、肩には冷たく硬い感触がある。

それが彼女だと分かっている。彼女がもうこの世にいないことも。


再び、強い倦怠感が襲ってくる。

抗いがたい睡魔に包まれる。

それに逆らう力はない。


それどころか、それが俺を呼んでいるようにすら感じる。

その腕の中へ招き入れているかのように。


これまでずっと俺を苛んできた暗黒と闇の抱擁が、今はとても心地よく、癒やされるように思える。

俺は、そのすべてに身を委ねた。


* * *


「押さないでよ!」


私は怒って二人のルサルカを睨みつけた。

私たちは木陰に隠れながら、微動だにしない二人の人間を観察している。


(突然現れたかと思えば、気絶したようにただ倒れているなんて)

(この二人のルサルカは、いつも私を厄介事に巻き込むんだから!)


「ドライアドのくせに、アイアは本当に臆病ね!」


「レイカの言う通りよ! 餌が家の前までやって来て、自らお皿に乗ってくれているようなものなのに、何してるの?」


(レイカとケイラが正しいのは分かっている……でも、この男からは何か奇妙なものを感じる)


僅かな不安が私を包む。

女の方はもう死んでいる。森の養分にはなるだろう。

だけど、彼は?


今にも死にそうに見えるけれど、心の底ではそれが真実ではないと分かっている。

彼の中には、信じられないほどの生命力を感じるのだ。


(むしろ、恐ろしいくらい……)

(でも、別の使い道があるかもしれない。もし上手くいけば……私たちは強大な力を手に入れられる!)


「ケイラ、レイカ。歌い始めて。どうやら、私たちの守護者を見つけたみたい」


ルサルカたちは信じられないという顔で私を見た後、野生の興奮に任せて飛び跳ねた。


「素晴らしい考えね!」

「これで退屈しなくて済むわ!」

「集中して! 失敗は許されないわよ!」


私たちが紡ぐ呪文には、正確さが求められる。

最も重要なのは、敵の精神を支配すること。


前回の試みは失敗に終わったし、この戦士は見るからに強靭だ。

彼の精神は、私たちの手が届かない場所にあるかもしれない。


私たちは魔法の旋律を歌いながら、一歩、また一歩と近づいていく。

敵がいつ襲いかかってきてもおかしくないため、慎重に足を踏み出す。


心臓が狂ったように高鳴り始めた。


(何かがおかしい)


あまりにも順調すぎる。何の抵抗も感じない。

それどころか、戦士が両手を広げて私たちを迎え入れているような感覚すらある。


(まさか、罠なの!?)


パニックに陥りそうになるが、今から決断を覆すには遅すぎる。

一度歌い始めたら、最後まで歌い切らなければならないのだ。


突然、巨大な闇の波が私の視界を覆い尽くした。


(これで終わりだわ!)


しかし、そんなことは起こらなかった。

驚いたことに、闇の波は現れた時と同じくらいあっけなく消え去った。


おまけに、私たちの歌は何の問題もなく戦士の精神を包み込んでいる。

唯一奇妙なことがあるとすれば、見知らぬ暗黒が私を力強く抱きしめているような感覚があることだけだ。


ルサルカたちも私と同じようにショックを受けているのが見える。

彼は事実上、完全に私たちの支配下にある。すべてを委ねたのだ。


ケイラとレイカの声が、私を思考の海から引きずり戻す。

何とかして彼女たちをコントロールしなければ。

ここに男が来るのは久しぶりだ。しかも、こんなに大人しい男は。


「あなたたち、まずはあの赤い女を片付けないと」


「アイア! 今はもっと楽しいことがあるじゃない!」


二人は野蛮な焦燥感を浮かべて私を見つめている。

だが、この森の一部は私の領域だ。彼女たちは私の言うことを聞かなければならない。


「彼が目を覚ますまでは何もダメよ。まだ完全には封印されていないわ」


ルサルカたちの不満の声が聞こえたが、それも一瞬のことだった。

人間がまだ私たちの魔法から逃れられる可能性があることを、彼女たちもよく分かっているのだ。


私たちは迷わず、赤い女の元へ近づいた。

奇妙な女だが、そんなことは関係ない。


歌を紡ぐと木の根が浮き上がり、大きな穴が現れる。

彼女をそこへ放り込むと、根は元の場所へと戻った。


今から、彼女は私の森の一部となる。

森を育む養分として。

アカルは自ら闇に身を委ねた。

森の化け物どもは、容易い獲物を捕らえたと無邪気に信じ込んでいる。


己らが何を引き入れたのか、その本当の恐ろしさを知る由もない。


この森の奴隷となることを恐れぬのなら、お前の存在をここで示せ。

ページ下部の【星(★★★★★)】を使い、お前と同じ未来の旅人たちのために道を照らし出せ。


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