第9回 「なんでわたしらが」
◆第9回
ハナヲ 「だっちゃ」
かんなぎ「かんなぎリン!」
ハナヲ 「……どーゆーコトなんかな? なんでわたしらが生放送(直接入力の事)で動員させられなきゃアカンかったん?」
かんなぎ「新番組(新規小説)を投稿したから、だそうですよ?」
ハナヲ 「けどソレ、こないだ宣伝さして貰ったよね? 今日もわざわざしなきゃなんなかったん? しかも夜10時すぎにいきなし電話して来てまで?」
かんなぎ「お仕事あるだけでも【しゃーわせ】と思いましょう。なんせわたしたちは強制卒業させられた魔女っ子だもの」
ハナヲ 「でも隠遁生活を満喫はしてないよね?」
かんなぎ「確かに、してません! でもセンパイ。35年ローン、お風呂付一戸建て住宅に住んでるだけでも十分満喫だと思いますよ? そしてこーしてお仕事してる。サイコーだと思いましょう」
ハナヲ 「おおう、後輩よ!」
かんなぎ「センパーイ!」
ハナヲ 「……とゆーコトで、『木下さんちの藤吉郎ちゃんがシャワー後にご奉仕したいそうです。如何されますか?』よろしくDEATH」
かんなぎ「ぷぷ。あのドラマ、おもろいデスよねー」
ハナヲ 「うん。さすがやんねー。ねぇ、神さま。わたしたちもお話、再開さして欲しいんですけどアカンかなぁ?」
かんなぎ「……フムフム? へー。ファンタジーものは検討してるそうですよ?」
ハナヲ 「でもでもでも。わたしたちが登場するとはヒトコトもゆってない!」
ハナヲ 「まー気長に待つとします。あーハナヲちゃん、またまた賢くなったもんなー」
かんなぎ「人のセリフ盗らないでくださいっ。しかもゼンゼン違う! また次回も会うっちゃ!」