第3回 「萌えアニメ」
◆第3回
ハナヲ 「どーもでーす。うちはぁ、やみきハナヲだっちゃよ!」
かんなぎ「はーい。いっつも、ヤル気まんまん、かんなぎリンどえす!」
ハナヲ 「前回、ダブルヘッダーやったやろ?」
かんなぎ「ダブルヘッダーっても、平成以降の方々にはイミが分かりませんし、何でも野球に当てはめて言わんでください。ちゃんと【2本撮り】と言いましょうよ」
ハナヲ 「いや、今回入れたら【3本撮り】やから」
かんなぎ「いいじゃあ無いですかぁ。つまりはギャラおまとめ3倍でしょうが。銭ゲバ・ハナヲセンパイにとっては【ウハウハ】な話じゃないですか」
ハナヲ 「ウハウハ、ねぇ。まーそーやけど。……で、今日のお題は?」
かんなぎ「ズバリ、今日は【昔見た萌えアニメ】でーす」
ハナヲ 「前回とおんなじやんッ?」
かんなぎ「ぜんっぜん違います! 前回は【燃えアニメ】、で今回は【萌え】です。【萌えアニメ】!」
ハナヲ 「フーン。萌え、ねぇ。なんだろ?」
かんなぎ「わたしはですねぇ、印象で残ってる物で言いますと【きんいろモザイク】ですかねぇ。いちいちキャラがキャワイイんですよォ。特にアリスちゃん、ズッキュンです」
ハナヲ 「きんいろ? 【こんじき】じゃなくって? それってエッチなやつ?」
かんなぎ「……チッ、話通じねー。死ね、この【バキュンバキュン】」
ハナヲ 「……なんか、ゆった?」
かんなぎ「いーえー別に。そういうセンパイは何なんですか?」
ハナヲ 「わたしは魔女っ子シリーズ、かな。【ミンキーモモ】なんて、最高やね」
かんなぎ「あ、あの伝説の?」
ハナヲ 「伝説?」
かんなぎ「都市伝説、知らないんですかぁ? 何話か知んないんですけど、主人公が交通事故で死んじゃう回があるんですがね……」
ハナヲ 「そう! あの回わたし見た時、ショックで30分くらい放心状態になっても―てんなぁ。ちなみにな、2度目の放心アニメは【エヴァンゲリオン】最終話。あれエンドの絵が出た時、『え? 終わり? まだ続きあるんやんな? 』って、1時間くらいテレビの前で凝固した覚えがある」
かんなぎ「話し戻します。【ミンキーモモ】ですが」
ハナヲ 「わたしまださー、サプライズ抗体が出来てなくって。……まさか主人公が死んじゃうなんて思わんかったから、子供心にショック受けすぎて、モモちゃんが健気すぎて、ポロポロ泣いてしもてんなぁ。あんなに心が動いたアニメ、無かったよ」
かんなぎ「え? そっち?」
ハナヲ 「そっち……って?」
かんなぎ「あ、いえ。都市伝説の方の話でショックを受けたのかと……ごめんなさい」
ハナヲ 「何が?」
かんなぎ「いえ! ピュアなセンパイをイジってしまって御免なさい」
ハナヲ 「はぁ? 何それ、気になんなぁ。後でググろーかなぁ」
かんなぎ「バーロー服部。それやったら死刑だからね!」
ハナヲ 「なんやねんな」
かんなぎ「えーとじゃあ、【クリィミーマミ】とかは?」
ハナヲ 「それもとても良かったねぇ。『YOUはゲンキだお~』うん、かなりの良作やったと思うよ?」
かんなぎ「そういう言い方するってコトは、【萌え度】はミンキーモモの方が上だった、と?」
ハナヲ 「萌え度でゆーたら【マジカルエミ】の蝉時雨が高レベルキープやったなぁ」
かんなぎ「えーと……。つまり、魔女っ子モノなら何でも萌えると?」
ハナヲ 「【きまぐれオレンジロード】のひかるちゃんとか、まなみちゃんとか、くるみちゃんも萌えってたよ?」
かんなぎ「……ああ。……ええと。つまるところ、センパイはただの【バキュンバキュン】さんというコトですね。萌えイコール【バキュンバキュン】、あーまーそれもまた一興ですわ。人生いろいろ」
ハナヲ 「【バキュンバキュン】ゆーな! まるでわたしが犯罪者みたいな、変質者みたいな、人間のクズみたいな……」
かんなぎ「……てコトは違うんですか?」
ハナヲ 「だって、【セーラームーン】のほたるちゃんも好きやし、古くは【メルモちゃん】だって。それのどこに問題があると?」
かんなぎ「……てコトは違うんですか?」
ハナヲ 「ちっがいまっせんっ!」
かんなぎ「うっうーん。リンちゃん今日もまーたまたひとつ、お利口になっちゃったものなー」
ハナヲ 「次回もまた、会うっちゃ!」