第2回 「燃えアニメ」
◆第2回
ハナヲ 「どーも。うち、やみきハナヲだっちゃ」
かんなぎ「はーい。いつも、ヤル気まんまん、かんなぎリンでーす!」
ハナヲ 「今回、第2回目やんな?」
かんなぎ「念押しの必要も無く2回目、ですね」
ハナヲ 「まだそっちも1回目のギャラ、振り込まれてへんやんな?」
かんなぎ「……」
ハナヲ 「なんで黙ってんのー? わたしだけ振り込まれてへんのー?」
かんなぎ「第1回目のPV、サイテーでしたからねぇ。……あーしみじみ」
ハナヲ 「そんなん、わたしらにはカンケーないやんか!」
かんなぎ「ホントにセンパイは銭ゲバさんですねぇ。ちゃんと振り込まれてましたよ、さっきスマホのネットバンキングで確認しました」
ハナヲ 「銭ゲバとかゆわんといて。これは【びじねす】やねんから!」
かんなぎ「そろそろ今回のお題、いきますよー?」
ハナヲ 「何かモヤるけど、いーよー」
かんなぎ「ズバリ、【昔見た燃えアニメ】を語ってクダサイ」
ハナヲ 「ゲーム?」
かんなぎ「【アニメ】ってんでしょう! このダラシナイ性格の、【人の話聞かない娘】はぁ!」
ハナヲ 「ごめんごめん、お茶飲んでたから。……えーと、やっぱし野球アニメかな?」
かんなぎ「おーっと。【メジャー】とか?」
ハナヲ 「んなワケ無いでしょ、この昭和なわたしが。【バンバ・バン】ですよ、バンバ、バン」
かんなぎ「バン・ババ・ババン?」
ハナヲ 「ちがーう! タンバリン叩きながらゆーな。だから、番場蛮! 人の名前! 【侍ジャイアンツ】ってアニメ。主人公が番場蛮ってゆー名前なの!」
かんなぎ「アレ? ハナヲセンパイって阪神ファンじゃなかったでしたっけ? それが侍ジャイアンツなんですかぁ?」
ハナヲ 「【侍ジャイアンツ】は別にいーの! けどな? マンガやったら【男どアホウ甲子園】ってのが好きやねんで」
かんなぎ「どあほう? 関西弁ですね。なんだか力強いタイトルです。……で、ババンバ・バン・バンバンですが」
ハナヲ 「ハ~、アビバドンドン。……ちがーう! そこまで来たらわざとやって分かるし、ツッコミ甲斐もあるってモンや。番場ね。番場。でさぁ、【エビぞりハイジャンプ】とか【大回転魔球】とか【分身魔球】とか、彼が編み出す魔球がさぁ、メッチャくっちゃスゲーねん!」
かんなぎ「エビぞってポーイって投げるんですか? 何やらサーカスショーめいてますよねぇ。それと、大回転って、クルクル回っちゃうんですかぁ。笑っちゃいますー」
ハナヲ 「こっんの、バカにしてぇ! ボール貸せっての」
かんなぎ「はい。ご自由にどーぞ」
ハナヲ 「……えーか、【エビぞりハイジャンプ】はなぁ、こーやって、マウンド上でハイジャンプして……」
かんなぎ「ピョンピョン? ハイジャンプ、してませんよ? へぇ片足で? 10メートルくらいうさぎ跳びするんですね?」
ハナヲ 「違うねん、違うねん!」
かんなぎ「あ、その姿勢、【イナバウアー】ですかっ?」
ハナヲ 「違うねん、違うねん!」
かんなぎ「じゃあ【大回転魔球】して下さいよ!」
ハナヲ 「それはムリ!」
かんなぎ「はぁ……」
ハナヲ 「じ、じゃさぁ、【分身魔球】! まず、ボールをつぶして?」
かんなぎ「はい。じゃあ、センパイつぶしてください」
ハナヲ 「へ? ……わたしにできるわけ無い」
かんなぎ「工具使うんですか? それって反則と違いますか?」
ハナヲ 「ちゃうねん、ちゃうねん。ちゃんと片手で【ぐにっ】と」
かんなぎ「手品ですか?」
ハナヲ 「えーっと。空手? 握力鍛えてさ、ボールをグニッってつぶしてから『エイッ』って投げんねんやんか。そしたらボールがヘンな【振れ】を起こしてさ、まるで分身してるみたいになるってゆー」
かんなぎ「おおう。……100パーセント不可能ですね。まさにマンガの世界です」
ハナヲ 「う、うん。そだね。オーマイガッ。ミラクルボール」
かんなぎ「うっうーん。リンちゃん今日もまーたまたひとつ、お利口になっちゃったものなー」
ハナヲ 「ふあーい。次回もまた、会うっちゃ!」
再会記念、明日も掲載します。(多分21時ごろです)