ツイッター
この物語流行り全て創作であり、モデルはありません。
この世の中にはSNSと言う恐ろしいものがある。
織子も例外無くこの手のものに攻撃されていた。
ツイッターだと....
●勘違い女が我が社のスターと、またまた密会。
●デブがイケメンといるのって希望もらえた(´༎ຶོρ༎ຶོ`)。
●昨日2人の買い物姿発見。すき焼きだなありゃ。うざ!
●あいつを助手席に乗せたんじゃ、外車も廃車だわ。
●いつも仲良しなのはいいけど、いい加減籍入れたら?
●キープ男と二番目女。ゲス同士でお似合いじゃん!
●デブが別な男と居たってよ。
●なんであの女に男が付く?床上手とか?
●Aって、デブ専なの知られたく無くて他のと付き合ってんじゃん?
●しかし男のマンションから出勤って、同じ社内で目触りだし。
●付き合うなら誰にも知られ無いようにするのが大人のオヤクソクだろ?
●バレてんだから、さっさと結婚して消えろ!
●あの2人が結婚したら、Aも社内中の笑いものじゃん、ほっときなって。
●ね、もしかしてデブの実家が大金持ちで、A、独立のためにそれ狙ってるとか?
●無い無い。金持ちだったらもっと身なりに気を使うって。
●ね、ね、あれどう見ても旅行でしょ?
●Aってさ、あの顔で性格悪く無い?ツンツンしてんじゃん?
●思った思った。女はみんな自分に夢中だと思ってるね。
●は。あのデブを触った手に誰が触られたい?
まるで芸能人の噂話のように、社内の人間が面白がって噂した。
織子よりも自分の方が少しはいい女だと思って明に勇敢に近づいた女達も沢山居たのだが、そのうち誰も2人の間に入り込まなくなった。
織子も、もう世間と戦うのが次第に面倒くさくなり、明が平気なら構わ無いかと開き直り、ほとんど明のマンションで寝泊まりした。
織子は律儀に明に食費を渡した。
すると明は
『じゃ、もう織子、この部屋に正式に住んじゃえよ。今流行りのシェアってさやつ?でも家事はお願いね?』
もう完全に家政婦扱い。
明は織子の引越しを大はしゃぎで手伝った。
そっか、明はお手伝いさん、つまり婆やが欲しかったのか。でももうそれでいいや!
連日のバッシングの嵐で疲れきった織子は取り敢えず明のマンションに住む事にした。
数々のバッシングで疲れてきた織子。明の部屋に引っ越します。大丈夫?