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1 小説を執筆する目的を決める

 あなたはいま、白紙に向かっている状態です。

 まずは小説を書く目的を決めましょう。目的によって、あなたの好みで書くか、大衆の流行を鑑みるか、どちらかが決まります。ここでいう大衆とは、近代化作用の中で構築された社会において、先進国では最も支配的な層である中間階層のことです。

 一般に、これら2つの両立はできません。両立できるとしたら、あなたの好みと大衆の好みが偶然にも一致しているか、あるいは、ただ小説や文章を書くことが好きだからという理由でしょう。

 自分の主張を広く伝えたい、趣味で書きたいというなら、前者です。反対に、とにかく多くの人々に読んでもらいたい、出版でお金儲けしたいというのであれば後者です。

 ビジネスの場合は企画書を作成することになりますが、その場合はコンテンツの社会的意義と経営的意義を設定したり、予算を設定したり、グッズ展開を考案したり、損益分岐点を予測したりと、いろいろと手順が増えます。企業により方法は異なりますから、ここでは詳しく触れません。

 自分の書きたい作品を書いても、誰にも読んでもらえないことは多々あると思います。残念ながら、大衆社会では大衆が面白いと思う作品が良作のレッテルを貼られてしまうようです。どうしても多くの読者を獲得したくて、プライドを捨てて執筆する価値があるというなら、ある程度、読み手を意識して書きましょう(読みやすさとは別の次元の話です)。比率としては、七割から九割は読み手のことを意識しなければなりません。

 例外として、ゆくゆくは受賞を狙いたいなら、応募先をよく考えましょう。例えば、応募先が求める小説が、あなたの小説のテーマとかけ離れているとします。筆者が審査員なら速攻で落とします。なぜなら、そうした作品は受賞の基準を満たしていないからです。

 小説を執筆する目的が決まったら、小説作品が伝えるメッセージをひとつ考えます。

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