<登場人物紹介>
「蔵田靖雄」
主人公。主人公で語り手。両親の離婚でおじいちゃんの居る田舎に預けられる。斜に構えた感じの性格で穿ったモノの見方をする。恋愛に疎いのはおそらく両親の問題に起因。口は悪いが正義感が強い。
「小山菜波」
ヒロイン。稀に語り手。物語の中心に居る。父親の影響で鉄道大好き娘に。アクティブでその性格は見た目の可愛らしさと裏腹に破天荒、周囲を振り回す能力を持つ。地域文化部の部長。優しい性格。
「高橋大吾」
深い洞察力と観察眼を備える秀才。人を見下したようなところが全く無く、温和で朗らか。いろんな知識を幅広く習得している。問題解決役、仲裁役をやらせるといい感じの人。
「篠田映見」
スタイル良い黒髪ロングの少女。しかし短気にして凶暴。とはいえ、気の許す相手にのみ振舞う行為のようなもの。情に厚く、仲間想いな面がある。クラスの男子に実は一番人気がある。
「清川春名」
おとなしい委員長タイプ。メガネっ子。重度の(?)オタク少女。卓越した絵のセンスを持ち、宮郷線イメージキャラクターを手がける等している。絵のファンが内外に割と居る。
「水谷彩香」
地域文化部顧問。宮川高校教師。OLぽい外見だが性格はいたってワイルド。可能な限り生徒と一緒にいようとする。後述の追川という人物と旧知。
「納戸」
『宮郷線を守る会』代表。老齢のためアクティブな活動に従事できないことを憂慮している。ヒロインとは昨年来の知り合い。
「追川」
主人公らに何かと突っかかってくる謎の男。過去に起きた事件で鉄道関係者や存続派住民を恨んでいるようなのだが・・・。水谷教諭と旧知。
「店長」
中華料理屋「大飯元」のマスター。気さくでいい印象のおじさん。ラーメン専門店だと思われてることを少し気にしてる。
「木谷」
追川とはカメラ仲間。田園やそこを走る列車などの風光明媚なスポットを求めてやってくる。
「小山瑞穂」
小山菜波の母。母子家庭で一人娘を育てるために働いている。柔らかい印象の人。思いのほか行動は大胆。深く夫を愛している。
「小山昭二」
小山菜波の父。瑞穂の夫。大の鉄道ファン。とりわけ地元の宮郷線に深い愛着を持つ。菜波が鉄道好きになったのはこの人の影響。
「寺山」
昨年度まで「宮郷線を守る会」の代表をしていたが病没。周辺住民をまとめて数々のイベントを企画し、奇跡の復活の原動力となった。