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11.暖房の一部か全てを灯油ストーブと灯油ポンプで行い、あえて灯油と単二と単一を備蓄する。+その他の自宅用備蓄。

 備蓄量は基本的には1名分です。☆はサブタイトル、※は補足や考察です。

 〇はお勧め、△は次候補か追加かアップグレード、□は最小限か過剰装備だが場合によっては有効、×はお勧めできない、準備や備蓄です。

 2025/9/30誤解し易い点をパターン別に分割・修正・加筆・再編成しました。内容はほぼ同じですが、重複した説明文が多いので御注意ください。

 岩手県内陸部の一軒家で、少人数が被災時にLDKだけ暖房して暮らす場合。


 〇灯油ポリタンク18L4個は、10月になったら早めに満タンにして、平常時は冬期間に約1週間で36L消費したら36L購入して下さい。

 △灯油ホームタンクは、防油漕不要なホームタンクが最大で約490Lです(自治体で異なります)。平常時の灯油消費量は様々なので半分減ったら灯油を配達してもらうとホームタンクには最低でも245L以上の灯油備蓄になります。

 ※冬期間に被災した時に合計で36+245=281L以上の灯油備蓄になります。

 小型の灯油ストーブで約14時間暖房すると1日3.6Lが必要なので約78日分です。

 3食分の簡易調理に灯油0.2Lの追加で1日3.8Lを消費すると約74日分です。

 ソーラー発電とポタ電で井戸水ポンプと灯油給湯機を動かしてシャワーを浴びると灯油0.5Lの追加で1日4.3Lを消費すると約65日分です。(極端な結果ですが、暖房は煮炊きや給湯の数倍の燃料を消費するのでこうなります)。

 □これ以上の長期対策をする場合は薪ストーブを設置し、暖房一冬分の薪約5㎥3tで10~15万円(地域やストーブサイズによっては10㎥6tで20~30万円)を永久備蓄して、平常時に灯油が半タンクの245Lまで減った直後に被災しても、それ以降の一冬分の暖房は薪ストーブで行いつつ灯油245Lは灯油コンロと給湯のみに使用すると1人1日0.7L消費で約350日間分の灯油備蓄になります。3人なら約4か月分でしょうか。

 〇単一2本灯油ポンプは、手動の灯油ポンプで毎日給油するのはきついので単一の消費入れ替えも兼ねて使用して下さい。

 〇単一2本灯油コンロは、チャッカマ・での点火が容易なので防災専用なら電池は不要です。

 〇単一3本USB出力付きLEDランタン約500ルーメン30時間は、単一からスマホに充電できます。40wの白熱球と同じ明るさでしょうか。

 〇単一電池は、灯油ポンプに2本使用した直後に被災した場合もランタン用の3本を確保したいため未使用品5本以上の備蓄が必要なので、使用して未使用新品が残り5本未満になったらランタンで使用し易い6本パックを購入し、古い順に消費して下さい。単一2本ガスコンロなどでも消費する可能性が有るのなら7本未満になったら購入して下さい。

 ※被災時はどの電池が入手できるか不明なので、普段単一を使用しない世帯でも単一2本ライトが1つあると安心です。単二単一スペーサーが有ればなお良いでしょう。

 〇単二4本二次燃焼式反射型ストーブは、臭いが少なく20wの白熱球と同じ明るさで輻射熱が温かいです。チャッカマ・でも点火可能ですが電池で常用して単二の消費入れ替えに利用して下さい。

 △単二2本LEDサーチライト約600ルーメン6時間は、手がふさがるので階段などでは危険ですが、完全な暗闇の路上で進む先が瓦礫で塞がっていないかなど危険を確認する時に有効です。天井を照らすと食事程度は可能でしょう。

 〇単二電池は、ストーブに4本使用した直後に被災した場合もライト用の2本を確保したいため未使用品6本以上の備蓄が必要なので、使用して未使用新品が残り6本未満になったらストーブで使用し易い4本パックを購入し、古い順に消費して下さい。

 ※被災時はどの電池が入手できるか不明なので、普段単二を使用しない世帯でも単二2本ライトが1つあると安心です。単二単一スペーサーが有れば単一2本ライトでも良いかも。

 △子供が小さい間は、反射型ストーブではなく石油ファンヒーターに単一2本灯油ポンプで給油して使用し火傷を防止しつつ単一と灯油備蓄を入れ替えて、被災したら反射型ストーブで暖房して下さい。

 〇備蓄棚の電池ケースは、未開封の単一と単二と、開封済みの単一二三四を入れて下さい。未開封単三や単四は緊急避難リュックなどで備蓄して下さい。

 〇単一二三四どれでも1本のライトを、常夜灯として使用し、期限切れした電池を消費して下さい。

 〇七輪で炭を使用すると、最も熱効率が良く少量の炭で調理可能です。

 〇炭12kg2箱は、永久備蓄可能な燃料で、湿っても小割薪で乾かしつつそのまま着火可能です。乾いていれば新聞紙数枚でも着火可能ですが、慣れが必要でしょう。

 △バーベキューコンロは、薪や炭で煮炊きが可能で、七輪と併用すると便利です。

 △小割薪12kg2箱は、煙は出ますが永久備蓄可能な着火剤としても使えます。

 □豆炭アンカは豆炭で夜間の部分暖房が可能ですが、ペットや小さな子供が居る場合は一酸化炭素中毒の危険があるので使用しないで下さい。

 □豆炭12kg2袋はペットや小さな子供が居ない場合に永久備蓄して下さい。

 〇オイルライターは乾燥しやすいですが、缶入りの補充オイルは半永久備蓄可能なので、両方備蓄しておくと被災時に利用可能です。

 △マッチは乾燥していれば永久備蓄可能です。

 □ガスライターは便利ですが10年でパッキンが心配になり、補充ボンベは特に要注意でしょう。

 〇天ぷら火災用の消火シートは安価で、初期消火に向いています。

 〇天ぷら火災用の消火棒も安価で、粉末消火器より周囲の汚損が少ないです。

 〇粉末消火器は白やパステルカラーなど部屋の雰囲気を壊さない物を購入して、台所の入り口など手に取りやすい場所に設置して下さい。火元の隣だと近づけない場合があります。

 〇鉈かフルタングナイフは、販売されている薪を着火直前に割るのに使い易いです。

 □斧は乾燥させただけの薪を割る用で、非常時にドアを破るのにも使用します。

 □鋸は倒木を薪にする時に必要で、要救助者の上に乗った梁の切断にも使用します。

 △バールは救出用で、一軒家なら隣人の救助活動で必要になるかも知れません。

 △パンタグラフ型ジャッキは救出用で、廃車になる車から1つ譲り受けておくと良いでしょう。

 〇ファミリーテントは、夏に複数人で使用するとどうやっても暑いので、いっそのこと前室付きフルフライテントにして冬の寒さ対策を優先して下さい。

 〇折り畳みテーブルは調理する時に必要で、庭に固定したテーブルでも大丈夫です。

 〇レジャーチェアはw510d510h810mm程度の背もたれ付きが必要です。

 〇使い捨てカイロは、毎年10月に一冬分を定期購入し、14か月間備蓄して、2年目の12月から定期消費すると、冬の初めに被災した場合にその冬は平常時の2倍の使い捨てカイロを使用可能です。前年とは違う商品を購入すると古い順に消費し易いでしょう。

 〇室内用虫よけビーズ180日は、毎年4月に1夏分を定期購入し1年間備蓄して2年目の4月から定期消費しつつ次を定期購入すると、いつ被災しても半年間は防虫可能です。

 〇新聞紙は着火剤や割れたガラスの片づけに必要なので、リサイクル用の袋で2つ分を、水害で全滅しない様に2か所に分けて永久備蓄して下さい。

 〇防臭袋は半永久備蓄できますが常用しますし、被災時は空き缶やレトルトパウチを洗えずゴミ回収もしばらく来ないので、100×2枚を備蓄し、1つ目を使い切ったら3つ目を開封前購入しつつ2つ目を開封して下さい。

 〇ゴミ袋は半永久備蓄できますが常用するので、100×2枚を備蓄し、1つ目を使い切ったら3つ目を開封前購入しつつ2つ目を開封して下さい。

 △防災専用にゴミ袋を半永久備蓄するなら、70Lの100枚だと、やや大きめの箱型折り畳みトイレや自宅のトイレにもかぶせ易いので消費期限切れで固まった凝固剤と組み合わせればなんとか予備のトイレセットとして使用できるでしょう。

 また、45Lのポリバケツに70Lのごみ袋をかぶせると折り返しが外れにくく、捨てる時に余白?があるのでしっかり結び易いでしょう。

 古い予備役凝固剤のストック数に合わせつつ、100枚多めに購入して下さい。

 □90Lのごみ袋は、中身が使用済みのトイレセットなどで水分を含んでいると、かなりの重量になるので注意して下さい。

 ※備蓄品の保存期間と補充タイミングと消費方法別に色々列挙しましたが、あまり細分化しても管理しきれないのである程度統一して管理すると楽です。

 たとえば備蓄後に常用もする使い捨てカイロは、貼るカイロ約12時間に統一し、毎年10月に30個を定期購入して、緊急避難リュックに10個入り大袋と避難生活バッグに10個入り大袋と車載クーラーボックスに10個入り大袋のまま備蓄しつつ、1年後の10月に定期購入後に入れ替えた古い物を直後の冬に消費すると楽です。常時携帯は入替え後の古い物を開封し、10月にポーチに入れつつ、翌年3月に使い切いると楽でしょう。

 あるいは常用しない15年保存非常用トイレセットでも、15年毎に50回分を購入し、サイズ確認と練習を兼ねて1回分を使用しつつ、2回分をプラボトルに取り分けトイレに備蓄し被災直後の断水に備え、緊急避難リュックに15回分と避難生活バッグに15回分と車載に15回分と常時携帯に2回分を備蓄して、15年後に定期購入したら入れ替えた49回分を期限切れ予備凝固剤もしくは予備トイレセットとして備蓄すると楽でしょう。

 感想などに対応しきれる自信が無く、受け付け出来なくて申し訳ありません。それでも良ければ評価していただけると幸いです。

 使用条件次第ですが単三の電池容量を1とすると、単四は約0.4本分、単二は約2.8本分、単一は約6.5本分の電池容量で、1本の値段が単三の2倍程度なら単一がベストでしょう。

 電池は一度に流す電流が多くなるほど効率が落ちるので、サイズ別に最も明るいLEDライトは避け、半分の明るさで3倍点灯する物が実用限界で、1/4の明るさで10倍点灯する物が使い易いでしょう。

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