♨️銭湯にあのトップアイドルが突然入ってくるという話
私、芸能ニュースの大半に興味がありませんし、ワイドショーもほぼほぼ見ない。「不倫も浮気も離婚も他人ん家の出来事だしなあ」というのが基本的な姿勢です。だから他所の家庭のことでネットに怒りのメッセージを投稿する情熱的なヒトには感心するくらいです。怒るってエネルギーほしいもんね。
てなわけでヒロ○エさんとフレンチだか何だかのシェフが不倫したという話題にもまったく反応できず、全然スルーしていたのでした。いくら彼女が私の青春時代のマドンナであっても。
ところが、そんな私が看過できないくらいに興味をかきたてられたサイドストーリーがあったのです。
それがその件のシェフに関するものでした。
いわく『鳥○シェフはゲイ界の橋本○奈』…おおっ、何それ♪何だか大好物。(ゲスだなあ、我ながら笑)
そのシェフの風貌が…えっとゲイの方々の用語である『GMPD』というらしいのですが、そういう専門の方逹のストライクゾーンど真ん中だというのですね。
すごく興味深い!…私、変ですかね?
*ちなみにGMPDはG:ガッチリ M:ムッチリ P:ポッチャリ D:デブ…なんだそうです。いやーん、面白い。またひとつ賢くなりました。
私は想像するわけです。もしも私自身がGMPD専のゲイだとして、ある日スーパー銭湯で入浴していたとします。そこへですね、そのシェフが入ってきたら、それはつまりトップアイドルが当然スッポンポンで入ってきたのと同じということですよね。ドキドキします。
この際、鳥○さんがゲイかどうかは関係なくて、また橋本○奈さんのファンの方は怒らないでほしいんですけど、多分これはすんごい可愛いとか美人だとか要するに例えの問題でしょうから。
…これは私が今まで生きてきて思ってもみなかった世界で、考えたこともない視点でした。
世の中にいろいろな人がいて、様々な視点がある。
髭のオッサンのたるんだ体がたまんないという人々の価値観が実際にあり、それは異世界なんかじゃなくて、僕たちの暮らす日常に溶け込んで存在しているものなんですね。
確かに頭ではわかっていたことだけれど、それを実感するという意味でこの話は私にとってとても新鮮なトピックだったのです。
ちなみに私の友人のゲイの方にこの話の感想をお聞きすると、これも私の思てたんと違うものでした。
「うーん、嬉しいかなあ?あんまり…そもそも僕はスーパー銭湯とか入れないし。あ、他のゲイのヒトはどうか知らないよ」だそうです。そうなんかい。
多様性を大事にする社会とか他者の価値観を尊重するとか、確かにそうなんだけれど本当の意味で他人が大事にしていることや触れてほしくないこと、感動の基準とか心の中身はやっぱりその人自身でないとわかんないことの方が多いですよね。
男女トイレの場所やスポーツのエントリーカテゴリーについて色々な議論があっていいと思うんだけど、私が読んだものの中で最も納得のいく意見は「チ○コついてたら男性側、ついてなかったら女性側」です。シンプルで力強くて?何より公平だと思います。これは『元々は』も含めてですね。
この際、銭湯でアイドルを目撃出来るラッキーな方は一人勝ちで良いのではと。
こういったジェンダーの話も含めて、様々な事件や問題は何でもかんでもどんどん糾弾の対象や批判の的や炎上の材料になっていくわけですが、そしてそういうチェック機能も必要だと理解した上で、もっと他者…特に自分に違和感のある存在に寛容な社会だといいなあということを感じる今日この頃。
そんでもって自分も自身が理解できない人間や価値観について、緩やかに受け入れられるというか楽しめるくらいの余裕を持ちたいもんです。
はっ、私としたことがいつの間にかエラそーで変に建設的常識的前向きなことを。お恥ずかしい。
スーパー銭湯で周囲からジロジロ見られているような心持ちです。
読んでいただきありがとうございました。あらためて自分の視点がゲスだなあと思い知ります。もっと真面目に生きたいと思いますので許してください笑。