表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/13

フレデリカを鍛えよう 2

週末忙しくて書けなかった……。

 メンバー内で最も身体能力が優れているのはヒカゲだ。


 よって特訓には忍者の修行方法を取り入れることにした。


「まずは滝行をするニン」


「滝行?」


「裸で冷たい滝に打たれて心身を共に鍛えることから忍者の修行は始まるカゲ」


「裸で……」


「絶対嫌だ!」


 これはフレデリカに全力で拒否されてしまった。


「そうカゲか……。それじゃあ水遁の術を……」


「そういうのはいいから。なんかないのか? 手っ取り早く体力をつける方法」


「ライ殿はどうやって鍛えたカゲ?」


「うーん、地道に走り込みしてたけど……」


「じゃあ走るカゲ」


 忍者の修行方法を取り入れるやり方は早々に瓦解した。


 仕方がないので全員でフレデリカと一緒に走ることにしたのだが、


「人間の脚は……そんなに長い時間走れるようには……できていない……」


 30秒走ったあたりで彼女の体は悲鳴を上げた。


「せめてもう少し走ってくれ。そしたら休憩にするから」


「うん……がんばる……」


 幼児のように泣きべそをかきながらもなんとか走りぬいたが、これ以上走らせるのは無理だと判断して初日の特訓はこれで終わった。


 二日目。


 この日もフレデリカはべそをかきながら走った。


 ちょっとかわいそうだと心を痛めるライだったが、甘やかしてもろくなことにならないのでただただ励ますことに徹した。


 途中、見かねたレイブンが「お嬢、オレの背中に乗ってください!」と甘やかそうとするハプニングがあったものの無事に終了。


 ちなみにふとレイブンがフレデリカのことをお嬢と呼ぶ理由が気になって尋ねてみたのだが、


「なんとなくお嬢様っぽくないか?」


 と返ってくるだけだった。


 それからもクエストの難度を落としてこなしつつも地道に特訓する日々が続いた。


「私のスピード出世の計画が……」


「世の中そう上手くはいかないってことだ」


 最初のうちはすぐにへとへとになるフレデリカだったが、それでも日を重ねていくうち徐々に体力をつけていった。


 とはいってもライたちにはまだまだ及ばない。特にヒカゲとの差は大きかった。


「なんでヒカゲは胸にあんなものぶら下げて速く走れるんだ!」


「それは……俺も気になる」


 ヒカゲの胸はフレデリカと比べて随分と豊かであった。忍装束から谷間が覗き、飛んだり跳ねたりするたびに大きく揺れ弾んだ。


 なぜあれで誰よりも早く走れるのか。謎である。


 そんなこんなで月日も流れ、三か月ほど経った頃になると特訓の成果が顕著になった。


 ダンジョンに潜る前の休憩時間がかなり短くなり、帰りに誰かに背負ってもらうこともなくなった。


 当初のフレデリカから考えれば大きな成長である。


 これならクエストの難易度をもとに戻しても大丈夫だろう。


「じゃあもう特訓は……」


「これからも続けていくぞ」


「ぶー」


 せっかくここまで成長したのに特訓をやめて逆戻りなんかしたらすべてが水の泡だ。


 フレデリカは当分の間、汗と涙にまみれる日々を送り続けるのだった。






―――――






 特訓に明け暮れてからしばらく経ったある日。


 国中を揺るがす一大ニュースが舞い込んでくる。


 それは外を出歩いていれば嫌でも耳に入るくらい瞬く間に広がり、ライのところにも当然伝わってきていた。


「おい、みんな聞いたか?」


「もちろんだよ。今朝からどこもかしこもこの話題で持ちきりさ」



『魔王ザンダインの根城が見つかった』


すみません。こっから先の話を考えているので時間ください。次回の更新は2月5日の日曜日を予定しています。よろしければブクマ・評価を頂けると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ