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あらすじ
この物語は僕そのものです
星を凝視しようと空を眺めるが、分厚い雲に覆われ生暖かい風と湿気が僕にまとわりついている。
Icosを吸引しながら見えるはずないものを感情でとらえ物思いにふける。
心地よい温度だ、僕はベランダから部屋に戻り鼻をすする。
真夏に冷房をかけ布団にくるまるのがたまらなく好きだ。
外気との寒暖差で鼻水がとまらないのも「趣である」と、捉えてしまうのが僕の悪い癖である。
趣という言葉に責任をすべて擦り付け、感情という目に見えない物体を心にしまう。
僕は眩い光を求めていたのかもしれない。