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はじめての探索①

「君たちは今別の世界の地球にいるよ!おにーさんビックリだ〜!ちょうどいいからそこら辺の短冊とか任せたよwきっと君たちならwwどうにかなるさw元の世界に戻れるよう頑張ってねぇーww」

とまるでもう会うことがないと悟った上で煽っているような口調が聞こえてくる。

(クッソなんでこうなったこれからどうすればいいんだ・・・)

「おい!はじめお前そんな考えるな!とりあえずまわり見て水の確保からだ。きっとどうにかなるさ!椿もそう思うだろ!」

「うん。僕もそれがいいと思う。」

(キノコ、椿、こいつらほんとすぐ順応するなぁ〜やるしかないか・・・生き残るために)

「しゃあないやるか!」




それから俺達は歩き回った。そして限界を迎えた・・

「もうダメだ。水なんてねぇよ・・・」

「そう言うなきっと見つかるさ!」

「いやまじで今そんな短絡的なこといってる場合じゃねぇって」

「たしかにそうだな・・・」

「おい!はじめと椿いい案思いつかないか?」

「俺はなんも考えられねぇって。椿は?」

「僕はひとつ考えがあるけど・・・」

そういうと椿は口ごもった。

「考えってなんだよ!それで何とかなんのか?」

「多分だけど何とかなるよ。もしここに動物がいればだけど・・・」

「ん?!そっか動物いれば近くに水がある可能性が高いよな!」

「お、それならさっき動物っぽいの見かけたぞ!」

「でかしたキノコ、ナイス!じゃあ行ってみるか!」




30分ほど北(?)の方角に向かった。たしかにキノコのいう通り生き物はいた。いたが・・・

「おいキノコあれはな動物じゃなくてモンスターって言うんだよ!!!お前あれのどこ見たら動物になるんだよ!」

そこには異世界ものによくいるオークに似た生き物からビックワームとかジャイヤントワームとか呼びそうなものまでいた。

「えーほらあそこ見ろよ〜あそこ」

「は?どこだよ」

「あそこだよ左奥の茂みの方」

よく見るとたしかに狼のような生き物がいた。しかしどう考えてもサイズが・・・

「お前バカなのか!お願いだからバカだと言ってくれ・・・」

「おい!人をバカ呼ばわりは酷いな!」

「だってさすがに大きさがおかしいことくらいわかるだろ・・・あれは動物っぽいけどどう考えてもモンスターだろ」

「あ、たしかに・・・」

(なんだろうこの絶望感・・・俺、とんでもねぇやつと異世界来ちゃったのか?)

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