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5分で読める恋愛小説

幼馴染と僕と牛乳の話。

作者: ありま氷炎

 牛の乳と書いて、牛乳。

 牛の乳だから当然だ。


「かっちゃん、牛乳飲まないと大きくならないよ!」


 給食時間、いつも幼馴染のシノブから言われた言葉だ。


「別に大きくならなくてもいいもん」

「だったら、頂戴」


 そういって、シノブはいつも僕の牛乳を飲んでくれた。

 けれども、残念なことにシノブの身長はなかなか伸びなくて、牛乳を飲まない僕のほうが高くなってしまった。


「牛乳たくさん飲んだのに、なんで身長が伸びないの!」


 高校生になって、シノブはとうとう牛乳を飲むのをやめてしまった。

 でも僕は思う。


 十分大きいのではないかと。


 ……牛の乳。

 シノブの……はデカい。

 でもそんなこと、とんでもないけど言えない。

 だけど、僕の視線はいつもシノブの……を彷徨ってしまう。


 ごめんなさい。

 でも、シノブ。

 牛乳の影響はあったと思うよ。それだけは思う。




くだらなくて、ごめんなさい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 青春ですね! くっ、羨ましい! たくさんミ◯と一緒に牛乳を飲んだのに、胸にも身長に反映されなかった私とは大違いですね。カルシウムはどこへ消えたのかしら(骨密度?) おそらくクラス公認のカッ…
[良い点] いやくだらなくないですよ。 かっちゃんの歳ならばそういう感情が心にあって全然正常じゃないですか! 青春の一ページですよね~。 いいです。
[一言] みんな栄養がそっちいっちゃったんですね。
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