表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/23

ドラゴン様の宮殿に着く

リュカのお母様はドラゴンの姿が苦手というか怖いらしい

しばらく空を飛んでいるとお山が見えた。あの山がドラゴンが住むとされる山なので、多分あの山の頂上にある大きな宮殿がリュカ様のお家なのだろう。


「見えるかな?あそこが僕達の宮殿だよ」


「大きな宮殿ですねー」


「もうサラの部屋は用意させてあるけど、もし気に入らないようならすぐ言ってね?模様替えさせるから」


「ありがとうございます、リュカ様」


「さ、そろそろ着くよ。降りる時には気をつけてね」


「はい」


しばらくすると宮殿に着いた。リュカ様の背から降りる。するとリュカ様は人間の姿に変化してしまった。


「あれ?人間の姿になってしまわれるのですか?」


「うん。サラのようにドラゴンの姿を受け入れてくれる人間は稀だからね。みんなのお嫁さんに気を遣って、みんな普段から人間の姿になっているんだよ。僕の母上も僕の本来の姿はあまり好きじゃないみたいだしね」


…何それ?リュカ様のドラゴンのお姿はこんなに美しいのに、なんで実の母であるお義母様が嫌がるの?


「…ああ、サラは優しい子だね。そんな顔をしなくても、僕は気にしていないから大丈夫だよ。それに僕の花嫁は僕の本来の姿を受け入れてくれたようだしね。それだけで十分さ」


そう言ってリュカ様は私の頭を撫でてくださる。でも正直、リュカ様が納得していても私は納得いかない。でもだからといってお義母様とことを構えたくはないしなぁ…難しいなぁ。


「さあ、そんなことより宮殿に戻ろう。サラの部屋まで案内してあげる」


そうしてリュカ様は私をエスコートしてくださる。宮殿は外から見ても煌びやかだったし、お庭もすごく綺麗。でも中はもっとキラキラしていた。貧乏男爵家出身の私にとっては内心ドッキドキだった。使用人さん達はみんな私達に頭を下げてお帰りなさいませ、と声をかけてくれる。わー、これが王子妃かぁ。なんだかむず痒い。


「さあ、ここがサラの部屋だよ」


案内された部屋は物凄く広く、そして、煌びやかだった。ベッド広い!ベッドとソファーとクッションふかふか!何これ、お姫様の部屋みたい!


「そりゃあ王子妃の部屋だからね」


「え?」


「口に出ていたよ?」


私の顔がボッと赤くなる。恥ずかしい…。


「そうだ、君の侍女を紹介しないとね」


「え?」


「君は王子妃なんだから、侍女がつくのは当然だろう?五人くらいつけるからね」


「そ、そんなにですか!?」


「まあ、そういうものだと諦めて。あとドラゴンは男しか生まれないから、君につく侍女は全員他のドラゴンと婚姻した人間だよ。下界の話で盛り上がれるかも知れないね」


そうなんだ。それなら色々安心かもしれない。ドラゴン様にお世話してもらうのは気が引けるもの。


「さあ、入ってきて」


リュカ様がりんりん、とテーブルの上にあった鈴を鳴らして侍女を呼ぶ。


「失礼致します」


侍女さん五人が入ってくる。


「僕の花嫁に自己紹介してくれるかい?」


「アリス・ウゥと申します、よろしくお願い致します」


「クロエ・ヴンサンと申します。よろしくお願い致します」


「イネス・ジュブワと申します、よろしくお願い致します」


「アンナ・ジハァーゥと申します、よろしくお願い致します」


「リナ・ミィシェーレと申します、よろしくお願い致します」


「はい、サラ・ルナールと言います。よろしくお願いしますね」


「僕の花嫁をよろしくね」


「お任せくださいませ」


…みんなと仲良くできるといいなぁ。

侍女多過ぎ問題

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ