クリスマス
11∽プレゼント
クリスマスになる。裁縫クラブでキーホルダーを作る。
可愛いくまのキーホルダーを2個と蛇のキーホルダー2個。蛇の方が可愛い❗️
4つ作った理由は、3人の先輩達にいつもお世話になってるので、プレゼントしようと作った。
出来た❗️間に合った。
クリスマス。
包んで挙げようと思ってる。
朝から、落ち着かない。
神先輩を見かけ、声を掛けようとした時、向こうから2年の先輩がやって来た❗️
(2年〇〇先輩)「好きです。」
プレゼント渡してる。邪魔かなと思い身をひそめ遠ざかろとした時。
(神先輩)「ごめん❗️俺好きな子いるんだよね!」
断ってる。ヤバい❗️逃げる様にそっ~と歩き出す。そっかー!好きな人いるんだー!
気配を感じる⁉️
(神先輩)「見てた⁉️」
怖いよ!
(花)「はい。見てました。」
(神先輩)「ふ~ん❗️内緒な!」
肩を抱かれて固まった私は。
(花)「はい。あっこれ。いつも、豊先輩に付き合ってくれて、お世話になってるので、プレゼントです。
」
(神先輩)「豊のあるよね?」
(花)「あります。違うヤツですが、蛇じゃあありません。くまです。」
(神先輩)「なら、貰うよ❗️豊に渡した?」
(花)「まだ、渡してません。」
(神先輩)「ヤバいな❗️貰うけど、とりあえず【くま】見せて❗️」
(花)「はい!」
見せたら。
(神先輩)「豊がこの【くま】つけてから、付けるよ❗️豊に言って後から貰った事にして!」
と、言われた。
(花)「はい!」
神先輩、やさしい人だなぁ~と思ってしまう。
放課後、今日は、部活ない。
帰る支度をして下駄箱に行く。
今日は、豊先輩と中々会えない❗️
やっぱりモテてて、プレゼントの山なんだろう。と思いつつ外へ出る。
なんとなく、3年の先輩の方の玄関に目をやると。豊先輩いた。
近づこうとした時、豊先輩を呼ぶ声がした。振り返る先輩。近づいてくる。女の先輩達❗️ヤバい❗️
後ずさりして、自転車の方へ行く。豊先輩やっぱりモテててキツイな!そう思いながら、カバンを自転車につける。
側に誰かいる気がして、振り向くと真後ろに豊先輩が立ってる。
(豊先輩)「今日、部活は?」
カバンをおさえてて、自転車が動けない。
(花)「ないです。」
目をそらす。そうだ!くま❗️渡そう‼️
(花)「これ❗️作ったんです。いつも、守ってくれるので、お礼です。私のとお揃いなんです。」
豊先輩に渡した。
(豊先輩)「ありがとう↓」
テーション低く!
(花)「どうしたのですか?」
(豊先輩)「貰ってない!クリスマスプレゼント誰からも貰ってないから~。」
(花)「何で貰ってあげないんですか?せっかく、あげたいと思って用意してくれたんですよ!可哀想です。」
(豊先輩)「中途半端に貰うのは、良くないだろ?期待するだろ❗️」
(花)「そういえば、そうですね。」
つい下を向く❗️私も期待させてるのか?と思ってしまう!
でも、それって期待して良いのか?考えてしまう!