表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偉大なる神々(笑)  作者: しのぶ
CHAPTER1~天界の愉快な仲間たち~
2/3

第2話 天秤の天使


「やっぱり指導の点においては彼が一番かしらね。」


ヘラはそう言うと、ある一体の天使を召喚した。


「お呼びでしょうか。嫉妬神ヘr「あぁん?」いえ、神ヘラよ。」


(うん、やっぱりヘラさん怖いわ。)



そこに現れたのは、純銀の鎧を纏い天秤と剣を両手に持ち、美しい六対の翼を携えた天使だった。


「オホンッ、単刀直入なのだけど、あなたにはこの子にこの世界の知識と出来れば教養も教えてもらいたいのよ。」

「ふむ。」


「あの、あなたは・・・」

「ああ、これはこれは。申し遅れました。私の名はミカエル。この天界において熾天使を務めさせて頂いています。」


ミカエルはそう言うと流れるような動作で一礼した。


「この子は情報を司る神テクノよ。さっき現界したばかりなの。」

「ああ、なるほど。そういう事でしたか。情報ですか・・・・・そういうことでしたら、ぜひお任せ下さい。」

「ええ、よろしく頼むわ。とまあ、彼は一見慎み深い紳士で有能な天使に見えるけど、第一印象に騙されないことがうまく付き合っていくコツね。」

「フッ、さすがは神々の女王。ジョークのセンスも一流でなことで「あなたもゼウスみたいになりたいみたいね。」はははははは、メッソウモゴザイマセン」


テクノのヘラに対する恐怖心がウナギ登りである。


「さて、そうと決まれば早速参りましょう。神テクノ。ゼウスの妻だけに、いつ雷が落ちてくるかわかりませんからね。」

(ミカエルあんた命知らず過ぎるよ!!)

「こいつ一回マジで殺して輪廻転生させてやろうかしら・・・」

「(ヤバい、これはやり過ぎましたかね)ささっ早く参りましょ、おや神テクノよ、もうそんなところに。」

「日本のことわざに"触らぬ神に祟りなし"という諺がありましてね、ハハハ」


そんなこんなで、世にも珍しい情報神と熾天使の一行のちょっとした旅は始まった。


(そういえば、神ゼウスとはほとんど話せなかったな。)



























「あの、俺の存在めっちゃ空気じゃね?こんなに痛い思いをしてるのに……………グスッ」

「もういっそ空気神なんかに改名したらどうかしら?お似合いだと思うわよ。」



その後、かの王は丸一日不貞寝したとさ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ