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技巧で無双の異世界ライフ  作者: いくらどん
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8話・使い道

盗人(魔物)を倒して数日、俺たちはルルカさんの家に集まり、強力な魔物を倒したということでもらった追加報酬の使い道を考えていた。


「やっぱり、貯金がいいんじゃないですか?」


と、ルルカさん。


「せっかくの追加報酬よ?パーッと使っちゃいましょうよ!」


と、アリア。


「おかね!」


と、アナ。


かわいい。


しかし本当にどうしたものか。もらった額が100万ベラとかなら分けておしまいなのだが、もらった額はなんと750万ベラ。俺たちの働きの1ヶ月分ほどの金額だ。


「マサヤさんはどうしたいですか?」


とルルカさんが尋ねてきた。


俺か......うーーーん、


「アナちゃんは何がしたい?」


とりあえずアナに任せることにした。


「アナはね、えっとね、海行きたい!」


よし決めた。


「俺は海に行きたいですね」


「ちょっとマサヤ?こーんなちっちゃい子供に750万ベラなんて大金の使い道を決めさせるわけないじゃない!」


とアリアが言ってるが気にせずに、ルルカさんにそう答えると、


「海ですか...... たまにはゆっくり休むというのもいいですね」


と、俺の意見に賛成してくれた。


「ちょっと?わたしはまだ賛成してないからね?海なんていってもいいことないじゃない!」


こいつはどんだけ大人げないんだ。


俺は、どうしたものか、と少し考えてから


「海行ったら綺麗な石集められるかもよ?」


と言うと、アリアがピタッととまって、うーーんどうなった後、


「なら、海行ってもいいけど、キラキラ石見つけるまで寝させないからね!」


面倒な約束をしてしまったかもしれない。


「では、海に行くことに決定として、いつ頃いきましょう?」


この世界に季節があるのかは知らないが、とりあえず今はとても暑いのだ。


「早めがいいですよね」


と俺が言うと、


「じゃあ、明日には出発しましょうか」


とルルカさん決めてくれた。


そんなに早く行けるんだ。


そして次の日、


「ほらマサヤ!早くしないと馬車が出ちゃうわよ!」


と、案外ノリノリなアリアに急かされながら俺とアリアは、ルルカさんたちとの待ち合わせ場所である門の前へと行った。


門に着くとすでにルルカさんとアナが門の前で馬車を待っていた。


「あ、おはようございます。マサヤさん、アリアさん。まだ馬車は来てないようですよ」


「おはようございます。すみません待たせてしまって」


などと朝の挨拶を交わしていると、


「あ!馬車きたわよ!」


とアリア。


俺が馬車が来ている方向を見てみると、


巨大な体躯にたてがみを靡かせた黒馬が俺たちの方へ走って来ていた。


「すごい立派な馬選んだのねー!さすがルルカさん!」


「お金はたくさんありましたからね」


と2人が呑気なこと言ってるが、


あれ馬ちゃう。化け物や。


「何そんなびっくりしてるのよ」


とアリアが素で俺に尋ねて来た。


「いや、あれ馬じゃなくて化け物じゃん!」


「あれが化け物?何言ってるのよ。そりゃ、立派な馬だけど、化け物ではないでしょ。」


ここで俺は再確認した。


ここは異世界だ、と。


そんなこんなで俺たちは馬車に乗り込み、約3時間の馬車旅を楽しんだ。


途中で魔物が何匹かいたのだが、馬が跳ね飛ばして行くおかげで詰まることはなかった。


......俺たちより馬の方が有能説でてきたぞ。


「「「「おおー!」」」」


目的地に着き、馬車を降りた俺たちは目の前に広がる綺麗な海に感嘆の息を漏らした。


イラストを見たいと思い始めた俺。

本編ですが、今回は休憩回、前編!短い!申し訳ないです。

海、ということで、これがアニメなら次回はサービス回となるでしょう

ということで!9話もお楽しみに!

読んでくださりありがとうございました!

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