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技巧で無双の異世界ライフ  作者: いくらどん
24/28

23話・誘拐

周りにいたパーティの人たちが魅了された男を縛っていく。


「ルルカさん? もしかして、俺とアリアのこと今まで邪魔と思いながら魔物狩りしてました?」


俺は最上級技巧使いのはずの男を上級技巧使いであるルルカさんがワンパンしたことで、俺のプライドはフルボッコだ。


「あ、いえ!ちがいますよ!今回は対人で私のスキルがあの人に不意打ちで決めれただけです!私のスキル寒いところでは効果落ちるし、防ごうと思えば簡単に防がれちゃうんですよ!」


「マサヤもルルカもまだ活躍できてるからいいじゃない!私なんてねえ、アナのせいでみんなが怪我すること少なくて戦闘中に出番ぜんぜんないんだからね?!」


気持ちが惨めになってきた。


「あの!本当にありがとうございました!面白半分で仕入れた悪魔の絵がまさか本物だったなんて......」


この美術館のスタッフであろう人がお礼を言いに来た。


「今回は大事にならずに済んだからよかったけど、遊び半分で悪魔関連に手を出したら痛い目見ますよ?」


うわ、ルルカさんが本気でキレてる。


珍しいと思ったが悪魔が関係してる時のルルカさんはどことなく怖いので納得できた。


「ところで、あの絵はどうしたんですか?」


「あそこにかかって......あれ? なくなってる、誰かが片付けたのかな?」


どうやら絵は無くなっていたようだ。


「なら、処分する際は決して絵を見ないようにして燃やして置いてくださいね」


「わかりました、本当にありがとうございました!」


感謝されるっていいな。俺に向けられてない気がしなくもないけど。


「それにしても、今回の悪魔はなにが目的だったのかしらね? べつに騒ぎに便乗して出てくるわけでもなかったし」


「確かに納得できませんね、街を混乱に陥れたいなら一度は姿を現わすはずですし......」


2人はなぜ悪魔が出なかったのかに疑問を持っていた。


......でも、確かに変だ。


強いやつを暴走させるのは多少は被害が出るかもしれないが、あんなにわかりやすく暴れられたらすぐに他の人に止められてしまう。


それに、町の破壊が目的ならこんなところで騒ぎを起こすよりもう少し賑わってるところもあるはずだ。


俺はそんなことを考えていたが、何も起こらない。


......単なる力の見せつけとかなのかな。


「あれ?そういえばアナは?」


アリアがそう言ったので俺は辺りを見回してみたが、アナの姿が見当たらない。


「え?迷子なっちゃったの?!」


「ええ!嘘ですよね?アナはもともとこの町の子供じゃないから、迷子管理局で身元確認とかされたら結構やばいですよ!」


俺たちは美術館からここまでの道を探しまくったが、アナの姿は見つからなかった。


「アナ......嘘ですよね? まさか、悪魔にさらわれたとか.....?」


「悪魔にさらわれたなら本気で急いだ方がいいですよね、アナのスキルは厄介ですから、始末するに越したことはないとか考えそうですし」


「じゃ、じゃあ今からとりあえず悪魔のいそうなところ片っ端から潰して回りましょう!」


俺たち最悪のパターンのことを想定して行動を始めた。


「ルルカ!マサヤ!アリア!みてみて!!」


え?


奥の方から手を振ってくるのは何かを持った小さな女の子。


というかアナだ。


「え? え? なん、え、アナ?!どこに行ってたんですか!!!」


ルルカさんは安心で泣きそうになりながらアナに聞くと、


「アナね! なんか羽が生えたひとに掴まれてね! 変なところ連れていかれてね! それでね!......」


アナの話だとこうだ。


まず、俺たちがスタッフにお礼を言われてる時にアナは悪魔にさらわれていたらしい。


それで悪魔はアナも魅了して手駒にしようとしていたらしいがアナが抵抗するため、技巧を使ってアナを黙らせようとしたらしい。


しかし、相手の技巧は体に煙を纏ってどうにかする技巧だったらしく、アナが無機物硬化したら自分の煙に押しつぶされてしまったようだ。


アナが連れられたところから出たら、そこは少し美術館から離れているが、町中だったらしく、歩いて帰ってきたらしい。


「......つまり、今アナちゃんが手に持ってるのって.....?」


「悪魔だよ!」


まじですかぁぁー


俺はアナがにこやかに悪魔を引きずって持ってきたことに軽い恐怖を覚えながら4人で家まで帰って行った。

更新がなかなかできない......エタることはないので、そこは大丈夫です、はい。

本編ですが、アナの強さがみれましたね。マサヤパーティ強い(小並感)

更新は遅くなるかもしれませんが、次回もよろしくお願いします!

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