ダンジョンの主と私の現状確認
この作品は不定期更新です ストックのようなものはありません
あと説明回です
なんとかなだめることに成功した私は逃げることもできないので話の続きを聞くことにした
「カラットさんもう大丈夫そう?」
「はい、わたしは しょうきに もどりました」
なんだろうどことなく正気ではなさそうだが本人が正気と言ってる以上深追いはやめておこう
「あなたの錯乱で話が大きく逸れちゃったから一つずつ確認していくけどいい?」
「振った女のとんちんかんな話も真面目に聞くなんてロサちゃんもモノずきですね。」
「あんな勢いのある告白は初めてされたから現実味がないだけだよ。」
「じゃあ確認していくけど①あなたはこのダンジョンの主である。」
「そうですね。証明する手段はありませんけど。」
「②あなたが私を助けたのは私が好きだから。」
「はい……」
「③助けたお礼にあなたを殺してほしい」
「そうですね殺されたいです!」
「④私に頼むのはあなたを傷つけ殺せることができるのはあなたが好きな人、今回の意味としては友情とかではなく番になりたい相手という意味でのでいいんだよね」
「つ……番って色気のない表現を使いますねロサちゃん。」
「うるさいなあ…こんな感じで大丈夫?」
「⑤ロサちゃん側から私に対しての感情も必要になってくるらしいのも付け足してください。」
「ああそうなの?というかなんなのその条件」
「申し訳ないですけどわからないんです。」
「条件はあるのだから理由もあるもんじゃないの?」
「長く生きてると忘れるものなんですよ。楽しいことも、つらいことも、大事なことも。」
「長くってあなた私とそう年の変わらない見た目だけど。」
「傷つかない体に付随してか私老いがないんですよ。不変の呪いとでも言いましょうか。」
「ふーん。」
「あ、そんなに軽い感じに受け止めるんですね。探索者からしたら不老不死に近い私の体は羨ましくなりそうなものですが」
「そりゃ、多少はほしいとは思うけどその体の当事者が死にたがってる時点でロクなものではないことはわかるしね。」
「そんなものですか。」
「そんなものよ。」
「確認はすんだことだしこれからについて話そうか。」




