ダンジョンの主と状況説明それと飲み会
更新すごい遅れました次回は一週間以内を目指す
出来なかったら激辛ペヤングたべます
帰還した私たちは落ち着いて事情を話すためギルドの隣の酒場に来ていた
「えーと。つまりカラットはこのダンジョンの主で不変の呪い?を受けてて、それが嫌でカラットは死にたくて、殺される唯一の方法がカラットの好きな人……ロサに特定の感情をもって殺してもらうことだけってことで大丈夫?」
「大体そんな感じですねー」
「いや。口にしてみたけど理解が追い付いてないわよ!」
「でもロサちゃんはこのことについてすぐに理解してくれましたよ。ね?」
「ええ、確かにそのはずなんだけどなんで理解できてたんだろう……」
「あれぇ?」
「まぁそんなことより、レードさん真面目な話をしましょうか」
「え。は、はい」
「カラットさんの事情を知ったことであなたはどうしますか?」
「どうって……」
「事情を知った上で私たちとパーティーを続けるかどうかを聞いてます。」
「続けるに決まってるじゃない!」
「やはり……え?」
「確かに驚いたわよ。彼女がバケモノだとしても私の友だちなのだから、そんなことでパーティーを抜ける理由にはならないわ!」
「そうですか、では脱退はなしということで。こっちとしては事情を知っている人間の方が変な隠し事とかしないので気が楽になるのでありがたいです」
カラットから聞いた話だと今日の戦闘でレードは危うい場面があったそうなので彼女の安全のためにも脱退をして危険がない仕事を進めたかったのだが仕方あるまい
「じゃあこのまま飲みかいしましょう!ね、レードちゃん、ロサちゃん」
「私は今日ここで済ませるつもりだったし問題ないよ。レードさんは?」
「二人とも切り替え早くないかしら!?」
「変にどんよりした空気よりパーッと明るい雰囲気の方がいいじゃないですか」
「話は終わりましたしお腹もすきましたし……店員さんとりあえずじゃがバター人数分」
「なんか頭痛くなってきた……私もこうなりゃ飲むわよ!」
「ではではお酒も手元に運ばれてきたでしょうか?今日も無事だったこととレードちゃんにも秘密を打ち明けた記念ということでかんぱ~い!」
「「乾杯」」
「ここのお酒ほんとおいしいわよね。ここでしか飲んだことないけど」
「あ、レード、カラット次はクエストに行くからそのつもりで」
「え?何、どういうこと?」
「ロサちゃん寝ちゃってますね……」
「前回の時もそうだけどすぐに酔いつぶれ過ぎじゃない?一杯って」
「わたしとしてはかわいい寝顔が見れて満足なんですけどね」
「ねえ。ふと思ったんだけどカラット今日は私はそのまま家に帰るけどあなたとロサを一緒に帰らせていいと思う?」
「まさかわたしが肉欲におぼれてあんなことやこんなことをすると?」
「ええ。二人で暮らし始めて一週間とかなんでしょ?あなたならもう襲い掛かっても驚きはしないわ」
「わたしの信用が低くないですか!?その点については安心してください!ロサちゃん寝てる途中でもわたしが触れようとすると飛び起きて反撃してこようとするので」
「ねえ。今のロサは私がこうしてほっぺたツンツンしてても起きる気配ないんだけど……」
「エエ、アンシンシテクダサイ」
「カラット。こっち向きなさい。まさかあなた……」
「レードちゃんわたしたち友達ですよね?」
「ええ。友達として止めるわ」
「「………………」」
「止めないでください!わたしとしては千載一遇のチャンスなんです!」
「止めるに決まってるでしょ!ロサはただでさえ私と一緒に歩いてて『妹さんですか?』て言われるレベル体型なのよ!そんな相手の昏睡時を狙うなんてどうかしてるわ!」
「いつの間にロサちゃんとデートしてたんですか!?」
「あの~すいません。お話を聞くかぎりそちらでお眠りになってる方をどこで泊まらせるかの話をされてるそうですが私の家に泊めましょうか」
「えっとどちら様でしょうか?」
「あ。私の探索者登録をしたときに受付してたお姉さんですよね?」
「ええ、レードさんもご活躍されているようで」
「カラット。この人になら預けてもいいんじゃないかな?」
「いいえ。わたしとロサちゃんの愛の巣までちゃんと連れてきます」
「そちらの長身の探索者様名前は存じ上げないのですが、あなたがロサさんと同じ家に泊まってると証明できる方法はありますか?」
「レードちゃん助けて」
「ごめん。あなたが犯罪者にならないためにここは私は受付嬢さんの側に立つよ」
「そんなー」
「では私の家に泊まらせるということで」
「ああ、ロサちゃんをおんぶなんて……」
「カラット。ヤケ酒付き合うよ」
「そうですね飲まないとやってられません!」