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2 隣町に到着した時の姿はボロボロでした

「・・・あの、大丈夫ですか?」


隣町の門番に心配そうに問いかけられました




「大丈夫に見えます?」


「・・・いえ、全然みえません」


門番さんは目を逸らしながら答えてくれました




嫌味でもなく、嫌がらせでもなく、ただ単純に疑問に思ったので問いかけたんですけどね





いえね、隣の町でヒーラーをしていたんですよ


でも搾取されまくったので逃げ出しました


このままでは貧乏でどん底だ!って思いましたもの




もっとも所詮は後衛のヒーラーですからね


剣が立つわけでもないです


攻撃魔法を使えるわけでもありません


普通の旅人と同じようにテクテク歩いて野宿してきました





10日かけて次の町についた訳ですから当然薄汚れています


お風呂に入っていないし、身体も拭いた訳でもありません


さぞ臭うことでしょう


ごめんなさいね





謝罪するのと一緒にギルドへの不満を言っておきました


門番だけでなく、町に入るために並んでいる人もいますからね


ばっちり聞こえるように言いました




人の不幸は蜜の味と言います


今日の夜は酒場や食堂でさぞギルドの悪評が広まっていることでしょう





ざまあみろ、ですね

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