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不死身ドロップ   作者: 愛原 桜
12/13

何事も慎重に進めよ

前回のお話しは、不死身ドロップの謎を見つけるため、施設のすぐそばにあった焼け残りの研究室。かつて人間だった頃のキューがそこで薬や、食べ物、数々の化学実験を行なってた場所へ。

そして、当内容で龍の両親と不死身ドロップの関係と言っていたが、語ってはないが当時は、家族を失ったためパニックと混乱からそう考えてしまっていたことに後々、龍が自分で気がつき、自分自身だけで完結して何もなかったことにしている。

(恥ずかしいことだと本人が思っている以上書き出さないで欲しい。とのお願いです)

そしてこれはフィクションです。



崎「なぁ…何も残ってないぞ…こっちは手がかり無しだぜ。」


龍「こっちもまだ無いよ。見つけたのは、不死身ドロップの説明の紙切れだけ。

(残す時間は…あと4時間…)」


龍がたびたび腕時計を気にしながら、黙々と作業を続ける。

というのも、この場所は気温が下がる時間帯が決まっており、夕方になれば霧も出てくる。黄色のパイプが現れれば龍たちに危機が訪れる。


キュ「‼️あれは…」


突然キューが走り出し、枯葉に覆われた地面から、少し見える赤い何かの場所を

穴掘りスタイルでかき分けていた。


崎「どうしたんだよ?急に…

ってなんだこれ?この赤い四角は…」


龍もそれに気づきかけよってきた。


龍「どうしたの?…この赤い四角…よく見たら取手がついてる…ってことは地下室?」


キュ「ああ、そうだ。ワタシの研究室だ。

燃えてしまったのは地上の建物だけ、地下までは無事だったようだ。さすがワタシが作った研究室だ笑笑

さっ、開けてくれ。大丈夫だ害はない」


崎「はっ?!何で俺が、大丈夫ってどこに安全性があるんだよ!赤い地下室のドアとか明らかに怪しいだろう!それに、爆発とかあったとかなんとか…やだよ…こえーよ」


キュ「誰が怪しい研究室だ(怒)

赤い扉にしたのは、枯葉に近い色にするためだ!この場所は気温が下がると植物が一気に枯れていくんだ。この地下室はワタシしか知らないのだから、バレないためだ!

それを、怪しいなど…」


二人の言い合いをよそに龍は、恐る恐る扉を開けた。


崎「おい!?大丈夫か?お前行動力ありすぎだろ…」


キュ「見ろ?お前より龍のほうが勇敢ではないか!ワタシが人間だったら研究室の仲間に勧誘してたかもしれんのに…」


龍「見ろ、階段だ。段数は推定したところ15段ほどだと思う…よし、行くぞ。」


キューの話など無視し、さっそく地下へと階段を一つ一つ降りて行った。

本当に15段ほどで階段が終わった。

するとまた扉のようなものがあった。


崎「ここか?研究室…」


キュ「間違いない」


龍「開けるよ…」


………………ガラガラガラガラ……………



研究室内は、少し汚れているがあの時のままそこに残っているとキューがつぶやいた。真っ白い空間の中に、何かの機械と、大量の紙、おそらく資料と思われるものがたくさんあった。



キュ「確か、記憶だと机のそばに隠し金庫があったはず…左の一番したに…」


龍「あった…。これ鍵は?」


キュ「それが、鍵を閉めたか…閉めてないか忘れたよ…何しろ当時は60代だったからな…歳よ歳…多めに見てくれ…」


崎と龍は、キューを睨んだ後何も言わず、ただ鍵を壊すハンマーか何かないか探した。


崎「なあ…これ蹴って壊したほう早くねえーか?鍵が空いてなくても、鍵穴がちょっと緩いぜ?」


頼む。と龍に言われ思いきり蹴って、見事に壊れた。

後ろで見ていたキューはポカーンと固まっていた。


キュ(ま、まぁ…あれから何十年経ったわけで…そりゃ壊れますよね…なんかワタシショック)


自分の独り言は、まるで陽気なおじいさんみたいだと、自覚しながらショックで放心状態に。

そんな一方で、開けて中を確認すると…


龍「箱?」


テープが少し剥がれかかってる謎の箱を見つけ、文字や貼り紙も何も無く、開ける許可をキューに聞いた。


中を開けるとそこには…


大量の不死身ドロップの飴が入っていた。

個別に小分けされた袋と、綺麗に包まれていたのだ。

これを大切に、いつか人の手に渡すためここに隠していたんだと、龍はすぐに理解した。

さっきまで固まっていたキューが、


キュ「研究の仲間の一人に子どもがいてな、病弱でどこにも出かけられず、ずっと病院で過ごす娘にいつか研究の成果で、普通に遊んだり、出かけたりさせてやりたいとワタシと手を組んだ。彼は頭もよく優秀だった。だが、これが完成する間際に彼の娘の容態が悪くなり亡くなってしまった。

そのショックで爆弾を自ら体につけた。

娘の元へ行くのだと。

ワタシは説得し、飴が完成すると伝えた。だが、そんなものがあっても娘は帰ってこないと、その瞬間に爆弾スイッチをいれ

ワタシも巻き込まれて死んだ。」



崎「もし、飴が完成して、娘さんが亡くなる前に渡っていれば助かってたかもしれなかった…」


龍「この不死身ドロップは、処分しよう。」


しんみりした空気の中龍は、はっきりと現実を突きつけた。





・・・・・・おまけ・・・・・・・



崎「なぁ〜龍助けてくれよ〜

キューが自慢話ばっかしてくんだよ」


キュ「ワタシはすごかったんだぞ、IQ200だ!頭が良すぎるくらいでな、研究の楽しさもそれはもう……」


龍「話させておけば?何かヒントになる記憶思い出すかもしれないし、

それより、今調べ物してわかったけど、

ここの場所、土砂崩ればっかしてるらしいんだけど…」


キュ「この場所は良く崩れるぞ〜

そのうち建物も一緒に沈むんじゃないか?」



崎「お、おい!!!縁起でもないこというなよ、猫のくせに、」


キュ「何だと…?このワタシにケンカを売るとはいい度胸だな小僧!お前はバカだから知らんのだろ、ワタシはそれはそれはすごかったのだから、お前より上だ笑笑」


この後ケンカは2時間続いた。


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