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不死身ドロップ   作者: 愛原 桜
10/13

山あり谷ありの人生

龍、神崎、キューは、「迷い道」という宿泊施設がある場所へ、早朝バスに乗って向かった。


キューは、最初悪臭しかしなかったのに、今や、違和感なく家族みたいな存在になっている…


その光景を改めて思うと、龍は不思議にしか感じなかった。

1時間くらいして、別のバスと乗り換えだ。

朝早くから来たため、二人は眠っていた。

申し訳ない気持ちもあるが、起こす。


龍「崎!起きて!ここから乗り換えするから、降りるよ!」


崎「…ん…ぉ…おう!」


寝ぼけながらも返事をして、バスを降りた。キューは、カバンの中に入れてバレないように隠していた。


30分くらいでバスが来る。それまで休憩し、徹夜までして計画を練ったノートと

地図を広げ、確認する。


崎「なぁ、あとどのくらいで着く?」


龍「このバス乗り換えて、44分で着くよ。あともう少し。」


崎は了解といいつつ、内心は(44ってゴロ悪くねーか?)と不気味に思っていた。

カバンの中では、キューがすやすやと寝ている…猫の姿は気楽でいいな…と二人は汗だくで思う。


二人は、バスを乗り換え目的地を目指す。



・・・・・44分後・・・・・


宿泊施設「迷い道」に到着した。

事前に予約して、5日間泊まらさせてもらう。流石に一週間は、金銭的に難しかった。


崎「ついたなー!!いや〜バスでも、座ってると腰がいたくなるな…俺、じじくさいか?」


龍「ここまで、おつかれさま^_^

早速部屋に荷物を置いて休もうか…」


着いて早々に森へ行きたかったのだか、龍もバスを乗り継いで、歩き、疲れたようだ。崎はというと…


崎「すげー!ここ以外に安かったのにベッドめっちゃふかふかじゃん!ホテル見てぇだな!龍!ふぅ〜!俺、こんなベッドで寝んの初めてだぜ!」


龍「崎、はしゃぎすぎだよ?^_^気持ちはわかるけど、ドロップの件調べなきゃ…」


崎「そうだけどよ…せっかく旅がてらここにきたんだから、少しは気楽にいこーぜ!」


龍「うん。ありがとう崎^_^

少しはリラックスするよ」


今日は、部屋でパソコンをカチカチと調べものだけをした龍。

夜になり、夕食の時間になった。

この宿泊施設では、部屋で食べることができる。プライベートを楽しむにはちょうどいい施設だ。

カバンの中からキューが起きてくる。


キュ「あぁ〜ぅ…よく寝たな〜」


崎「そう言えばいたな…

キュー、おまえ、今の今までずっと寝てたのか?俺のカバンの中で…」


キュ「そうだが?おかげで魚をたらふく食べる夢を見れたわ〜」


崎「猫っぽい…っていうか猫か…

あぁ、もうすぐ夕食だぞ?ここでは、部屋で食べれるらしい。」


キュ「それはいいな!いや〜猫も中々快適だな〜(*´꒳`*)」


崎はメニューを取り、何がいいか龍と相談した。キューのは、さしみとか、いいのか?悩んでいた。

迷い道宿泊施設は、すべて、宿泊代金に含まれているため、食事も、選び放題というわけだ。


こんなにもうまい話があるだろうか?

なぜ、ここの宿泊施設は人気なのに誰も訪れなくなったのか…。

龍はパソコンを閉じるとボーッと考えていた。


食事を終えて、風呂もすませると、明日森へ行く準備をする。


龍「明日に備えて早く寝なきゃ。

ねぇ…?聞いてもいいかな?」


崎「ん?」


龍「どうして、僕についてきてくれたの?

うざいとか、めんどくさいとか、一人でやればとか思ってないかなって…

いや!…疑うわけじゃないけど、迷惑ばっかかけてきたから、そう思ってもおかしくないのかなって…」


崎「バカだな龍は^_^俺たち友達だろう?

昔からおまえのこと知ってて、見てきて、今ここに入る。そもそも、嫌だったら、なんでおまえを家に来いなんて言うんだ?

なんで、おまえと今日こんなにワクワクして、一緒にきてんだ?俺はな、おまえが何か悩んでれば力になりてーって思うし、おまえが楽しそうなら一緒に笑って楽しみてーんだよ^_^」


龍「崎…」


崎「おまえの気持ち、全部わかるわけじゃねーけど、今こう思ってるとか、それこそ楽しいとか、バカだなぁ、とかそういう顔は昔から変わんねーから、龍は龍だから、

だから、今だけは気を張らねーでリラックスしよーうぜ!」


龍「崎(・ω・`)ありがとう^_^」


崎「もう寝よーぜ^_^明日、森に行くんだろ?」


龍「うん^_^」


龍の固くなって、気を張っていたなにかは崎の言葉でほどけて、ゆったりと

楽しい空間になっていた。

二人は寝る準備をしていたが、

黙って見ていたキューが腕組みをして語り出した。


キュ「おまえら!確かに、災難だったこともあり、山あり谷ありだがな、まだ若く人生も時間ももったいないほど余りすぎている。考え、学び、成長することは感心した。だか、森へいく覚悟だが、これは忠告しておくぞ。あの森には、夜遅くまでいると霧がでる。方向がわからなくなる上に、晴れるまで時間もかかる。それ事態はおまえらでもわかるだろうが、その後が問題だ。霧が晴れると、黄色いパイプが現れる。あれには触れるなよ。」


龍「黄色いパイプ?そう言えば…さっきパソコンで、衛生写真を確認した時、黄色い何かがあったな…あれパイプなんだ…。

で、なんで触れちゃいけないか、理由を教えてよ。」


崎「そうだぜ!理由を教えてくれねーとわかんねーよ!」


キュ「説明は長くなるぞ?明日に備えるなら、明日話してやる。

ガキはさっさと寝ろ」


崎「んだよ!!もう少しで何かわかりそーだったのによー。触るなって言われると余計に気になるじゃねーか!」


龍「明日、行って確認しよう。キューにもちゃんと説明してもらう。」


キュ「かまわんぞ」


しまらない、なんともモヤモヤした気持ちを残したまま二人とキューは眠りにつく。


不死身ドロップの謎と

新たな謎の黄色いパイプとは何か?

今後の龍たちの人生を左右する、危険な行動。なぜ、キューは、危険だと分かっていながら、止めないのか。

明日、再び森へ足を踏み入れた龍が目にするとんでもないものは?…



      お・ま・け



キュ「なぁ?モンプチってなんだ?」


崎「あぁ…猫が食べる缶詰?だけど…」


キュ「うまいのか?(@ ̄ρ ̄@)」

(pジュル)


龍「もしかして、キュー食べたいの?」


崎「第一、元人間だろ?猫の体とは言え

合うのか?」


龍「カリカリ食べてたんだから大丈夫じゃないの?ただ、人間とは違って、胃の大きさ、満腹中枢があまりないこと。

吐かないでよ…?」


キュ「大丈夫だ!ワタシは猫だ!記憶と中身は人間だが、体は猫だ!問題ない!」


崎「じゃあ、食べてみるか?ほら。」


キュ「高級な味がするぞ!うんまい!

猫もやはり悪くないのぉ〜」


龍「崎とキューのこの光景…完全に飼い主とペットだな…。言葉がなかったらもっとホーム感増しそう…」

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