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さぁ、みんなで考えよう

ノートをキッチンに取りに行き、ダイニングにあるホワイトボードも持ってきた。

説明する時には、これが一番。

我が家には、母が勉強を教えてくれる為の90cm×60cmのホワイトボードがある。

母は、大学を出たわけではないのに、高校の数学も教えられる。

塾にも行ったことがないらしく、自己流の説明らしいのだが、わかりやすいのが謎だ。


自分のノートを見ながら

過去?の自分についてと魔法について書き出した。


フムフムと頷きながら、

父と母は最後まで書き終わるのを待ってくれている。


大樹は………魂抜けているね(笑)


「質問して良いかな?」


書き終わったのを見て、父が口を開いた。


「うん。おまたせ。

とりあえず、私が把握してるのは、こんな感じ。

記憶がタンスに仕舞われている洋服みたいに、探そうとして引き出すと、それと同じような項目が出て来るかんじだから、全部を思い出しているわけじゃないけど」


ホワイトボードを立てて3人が見れるようにする。


「いつ思い出したの?」


「今日の放課後。

問題を自分で解決しようとして失敗するのは以前にしたから、まずはお母さん達に相談しようと思って……」


母の問いに答える。

『ほう・れん・そう』は、大事!!

それを怠って酷い目に去年はあった。

もう間違えない。


「うん。正解だよ!!千代はエライ。

でも、この白魔法の検証が気になる!!これは、ダメだろう!」


父に怒られた。

白魔法・治癒。

いや、わざとじゃないだけど。

色々と考えながら挽き肉を炒めていたら、油が跳ねて腕に小さな火傷が出来たから『ヒール』って唱えてみたんだよ。

治るのをイメージしながら。

そうしたら、治ったのよ!!

なら、もっと試したくなるじゃん!?

で、ちょうど横には洗った包丁があったのよ……

で、ちょいと切ってみたのよ腕を。

はい。もちろん治りましたよ!!


「違うのよ。お父さん。挽き肉を炒めてて、油がとんだだけなのよ。ちゃんと治ったし」 


思いっきり、言い訳をしてみる。


「うん。火傷は、そうかもしれないが、その下に書いてある切り傷は、わざとケガしただろう!?」


はい。その通りです。

見破られてます。


「ごめんなさい。でもね。試してみたくなるじゃん。お父さんでも、やるよね?絶対!」


「いや。うん。やるとは思うが……


モゴモゴと何か言おうとして、止めてる。


「はい。そこまで!

千代、興味があったのは、理解した。当然の事だと思う。

でもね、あなたがケガをしたら、治ると解ってても心配なの。だから危ない真似は絶対やっちゃだめよ」


お母さん。ごめんなさい。

心配かけて……


「そうだぞ!お父さんだって、お前たちが痛い思いするのは、考えただけでイヤだ!」


イヤだ!って、お父さん(笑)


「それと、気になるのは、その下。肩こり治るの??」


お母さん、やっぱり、そこ気になるよね?


「自分の試してみて、なくなったよ。スゴい身体が軽くなったみたい。

あとで、お母さんにもやってみるよ!!」


父と母と3人で盛り上がっていると、我に帰った大樹に突っ込まれた。


「いや。いや。おかしいでしょ?前世だけでも電波?って思うのに、魔法??ナニそれ?なんですぐ信じられるの?それとも話を合わせてるだけ?」


はい。大樹くん。

私の事を『電波』系だと思ってたのかい??


「う~ん。まぁ、荒唐無稽な話だが、千代だしなー

滋野の本家には、不思議な話が沢山伝わってるし。千代って名前も……」


今まで話してなかった、父の実家の話を大樹にする気になったみたい。

私は、名前の事もあり、少しは聞いたいたのだけど初耳の事もあった。


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