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幼少期-迷子
私は迷子にならない子で、
いつも迷子になるのは兄だった。
兄が迷子になるのを見つけては、
気分良く両親の元へ連れていき、
褒められるのが好きだった。
母も「よく見つけたね。」と言って、
褒めてくれていた。(気がする)
父には何か言われた記憶は無い。
いつも、勝手に何処かへ行ってしまう兄を見て、どうして迷子になって泣く癖に、ひとりになるんだろう?と思っていたけれど、
今になって、
「迷子になってもいいから気になる好きな所へ行く。」という行為、そこから得る「迷子になっても戻ってこれる。」という成功体験をしておけば良かった。と後悔しているのです。
私は通勤通学にいつも同じ道しか通らないから。