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死ぬ前に書く自伝  作者: 連休
2/3

わたし

毎晩を無のように過ごし、

睡眠導入剤を飲み寝る、

三十路を目前にし、自分には何も無い事に漠然とした不安を覚え、


いっそのこと全て吐き出してから死ぬのも悪かないと思い立つ。今。


中学はろくに行かず、

18の時に親の金でペーパードライバーの称号を得る。

うつ病とも診断されぬまま、

心療内科に通う青春時代を過ごし、

本音を話せないカウンセラーと毎週話す為のお金も親が出していた。

(今思うと、それも凄く辛い出来事だった。この話はまたその時が来たら書く。)

アルバイトを転々としては、

正社員なんか興味が無いと言い訳して、

ひっそりと受けた面接のお祈りメールを見る。


なりたい自分になれない、

本当の事を誰にも言えない。


ふとした時、

苦しくて苦しくて死にそうになる。


この変わらない事実を周囲に言えない。

そんな人間が嫌いだから、言えない。


自分を更に嫌いになるぐらいなら、

言うよりも、1人で苦しむ方が楽だからだ。


そうやって、

周りが私に対して、私に思う気持ちを勝手に決め付けながら、

捨てられない自分に負け続けてきた。

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