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わたし
毎晩を無のように過ごし、
睡眠導入剤を飲み寝る、
三十路を目前にし、自分には何も無い事に漠然とした不安を覚え、
いっそのこと全て吐き出してから死ぬのも悪かないと思い立つ。今。
中学はろくに行かず、
18の時に親の金でペーパードライバーの称号を得る。
うつ病とも診断されぬまま、
心療内科に通う青春時代を過ごし、
本音を話せないカウンセラーと毎週話す為のお金も親が出していた。
(今思うと、それも凄く辛い出来事だった。この話はまたその時が来たら書く。)
アルバイトを転々としては、
正社員なんか興味が無いと言い訳して、
ひっそりと受けた面接のお祈りメールを見る。
なりたい自分になれない、
本当の事を誰にも言えない。
ふとした時、
苦しくて苦しくて死にそうになる。
この変わらない事実を周囲に言えない。
そんな人間が嫌いだから、言えない。
自分を更に嫌いになるぐらいなら、
言うよりも、1人で苦しむ方が楽だからだ。
そうやって、
周りが私に対して、私に思う気持ちを勝手に決め付けながら、
捨てられない自分に負け続けてきた。