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リチャード・ケイジの場合 41


第八十一節


「つっても他に使い道があるとも思えんしなあ…」

「メタモルファイトジャンキーか、それともフェチとかならあるかもな」


 といいつつも、実際問題一般人(?)であるリチャードたちに対して優越感を感じなくもない。

 といっても、こんなことが出来るのもメタモルファイターと協力的な関係を築くことが出来た場合に限られるだろう。


「じゃあ、1/4カップとかにしてみろよ」

「分かった」


 すると、またすすす…と乳房を覆うバニーコートの面積が小さくなり、とがった様に見える胸当ての部分が(かろ)うじて乳首に引っ掛かるかのごとくだ。


「…な?」

「…これは…」

 ちょっと普通の「バニーガール」という範疇とは違う感じではあるんだが、アレンジは可能である様だ。

「う~ん、こいつぁちょっと身体を動かしただけで見えちまいそうだな」


 といってくびれたウェストで挑発するかの様にブロンドを振り回して見せる。

 肩ひもで固定されていないバニーコートは身体のひねりによってずれ込み、危うく乳首が見えそうになる。


「どうだ?試合になるだろ」


 ドヤ顔で見えそうな胸を張るダニー(バニーガール)。ことメタモルファイトとなると別人の様に堂々としている。

「う~ん、つーかオレばっかおっぱい見えそうになるのムカつくからお前もとりあえずな」


 次の瞬間には脚が涼しくなっていた。


「う、うわああっ!」


 シンはすっかり性転換して白人の発育のいいスクールガールとなり、チアリーダーのユニフォーム姿となっていた。



第八十二節


 次の瞬間には短いスカートが宙を舞っていた。それもお尻の側がである。


「わきゃあああっ!」


 哀れ女に…チアリーダーに…成り果てていたシンは、反射的に背中側に手を回して跳ね上がるスカートを空中で叩き落とすように抑え込もうとする。

 その瞬間だった。


 不意に上半身…胸の部分が涼しくなる。


 激しい音が知覚されたのは一瞬後だった。


 ビリリリリリッ!という音と共にユニフォームの残骸が宙を舞った。

 同時に「ぷちっ!」と言う音がして、汗ばんだ乳房が一瞬空気にさらされる“感覚”がした。


「うわああああああ~っ!!」


 お尻側のスカートめくれなんぞ放置して、慌てて胸の真ん中から左右方向に分離し、乳首を隠す役割を放棄したブラジャーごと空中で一緒に抱きしめるシン(美少女)。

 思わずあられもない姿でその場にしゃがみ込んでしまう。ポニーテールの重い髪の束が背中に当たった。


「…決まった。行けるな」


 ふと一瞬の出来事ながら息が上がり、汗ばんで乱れた髪を何筋も顔に張り付けた何とも色っぽくなってしまった顔でダニーを振り仰ぐ。

 そこには背中…ハイレグと網タイツ、バックシームにしっぽ飾りのついたお尻…をこちらに向けてキメたバニーガールの姿がある。


 背中をのけぞっただけで乳首が見えそうなバニーコートを身に付けさせられた上に、激しい運動をするには(はなは)だ向かないハイヒールに網タイツという足回りでありながら、電光石火の早業でシンの胸部分を引き裂き、乳房を露出させた。


「咄嗟にスポーツブラをフロント・ホックにしたが…上手く行ったみたいだな」


 言われてシンが視線を落とすと…確かにそこには外されたフロントホックブラジャーがあった。





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