バレた…
あの後ゎどこにも寄らずに帰った。
だって,あんな姿見たら…。
帰ってから,彼氏(翔矢)にメールした。
《今日,未沙と美幸とカフェでガルトーしたんだぁ!!》
~♪♪
翔矢からの返信。
《そぅなんだ。どこの?》
だめだよ…。それ言ったらバレちゃうぢゃない…。
でも,きっと翔矢ゎスルーしてくれる…。
《駅前のいつものカフェ》
ケータイを持つ手が震える…。
~♪♪♪
着信音が鳴る…。なんで…着信に変わるの…?
『はい…。翔矢?』
『今,平気?会わない?』
『いいよ。』
『じゃあ,今から迎えにいく』
『うん…待ってるね!』
わだかまりが大きくなっていく…。心が苦しい…。ピンポーン♪
翔矢だ…。どうしよう…。行きたくない。でも,行かなきゃ。
「翔矢。」
「詩織。外行かない?」
「いいよ。」
サンダルをはき,外に出る。
近くの草原まで行き,2人で座った。
「詩織。詩織ゎ知ってるから,メールしたんだよな?」
私ゎ泣き出した。
「ごめんなさい。私…どうしても翔矢だと信じたくなくて…。きっと翔矢ゎ違うって言ってくれるって思って…。」
「謝るな。悪いのゎ俺だ…。詩織を不安にさせた,俺が悪いんだ…。ごめん…。」
そういって,翔矢ゎ私を抱きしめた。そして,静かに唇をかさね,キスをした。