表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

第2話 ア・フェリシダージ(幸せ)

そんなバートは、ある日、有名パーティから破格の待遇で誘いを受けた。

ボッサに相談すると、彼はあっさりと、そこに行けといった。

「おまえの実力なら、きっと上手くいくよ」

「でも…」

「おまえは良い魔法士だから、遅かれ早かれこうなると思ってたよ」

「またギルドの差し金じゃないですか」

「嫌われてるから? そうかもしれないが、それでも行くべきだな」

「……」

「妙な情けはいらないさ。オレなんて金と女と冒険が好きなだけのバカ男だけど、おまえらみたいな若いヤツのおかげでここまで来れた。だからこういうときは笑って送り出してやりたいんだ」

「オレ、頑張ります」

「今生の別れってワケでもないんだから、また酒でも飲もうや」

そうして、バートはボッサから去り、ボッサは別の新人と組むようになった。

ところが、その新人とのクエストで、ボッサは死んでしまったのである。

バートは、激しく後悔した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ