裏側
手紙が来てから3日後のこと、ミリアは命令どおりにお城の后になるしかなかった。
まるで安いドラマのようだヒロインのようにきれいで、素直で、透き通るような目がないのになぜ、わたしなのか、全くわからない。
甘い言葉で口説いて、胸がときめくような日はもう来ないことはわかっていた。
たった一通の手紙で今までの常識が壊れていくような日々はあるのだろうか、
「馬鹿みたい、、、」と心の中で何回ふつふつと湧き出てきただろうか。
そう考えているうちに城の門があく、「国王はこんなにいい家に住んでいるのになぜ、こんな町娘なんかに興味を示すようになるのか」まるで分からなかった。
「ミリアは君か。」階段から、すき間風のように冷たい声が耳に入る。
「はい、国王様にお使えすることになりました。ミリアでございます。本日からよろしくお願いします」
この挨拶から始まる人間関係などしれたことではない、好きでもないのに切ないと感じるにはなぜ、、、
少し間が空いた後、「今日から君の家になる所だ、案内しよう」すっと後ろを振り向き、彼の足音が広い城に響き渡り、しばらく歩いた後に後ろを振り返えりミリアに伝えた。
「夕食が終わったら、私の部屋に来てくれ」 要件は何も言われなかった。
見たことのない数々の料理が彼女の手の動きを止めた、何がどんな味なのかなんて分かんなかった。
彼女のこれからの生活に食事までもが敵見えてきた、礼儀の作法もなく食べるのが恥ずかしかった。
約束通り彼の部屋に向かう、「失礼します。」彼からああと言われたような気がした。
部屋を囲うようなたくさんの本がずらりと並べられていた。ミリアはそれに夢中になった。
「好きなものを取れ」と言いながらこちらに来る。
彼の青い目と栗色の髪が彼女の心に響き渡る。思わず見とれてしまう。
「急に家族と話して済まなかった」彼からの本の目的がわかった気がして、とっさに言葉が出てしまった。
「こんなもので許されると思わないでください、父と兄に会いたいのに」涙ながらの声だった。
「しまった」と思い、すぐに謝罪しようとした。
だが、視線と目線上げた彼の目に怒りの心はないように見えた。
「そうだよな、済まない」
その言葉にミリアは動揺した、全くわけが分からない。
「なぜ、、、」精一杯の返事だった。




