真夏の囀り(ホラーゲームプロット)
私:記憶喪失。《トラウマリンク》という能力が使える。仲間の恐れる物を見て、敵にも見せ、恐怖心を伝染させることができる。攻撃手段としても使える。死ぬ度に龍奈の心を覗ける。
☪︎龍奈:村の神様とされる何百年もの前から生きている見た目は幼女。大人達は迷信だと思っていたが、実在した。〝龍の眼〟で永遠の命を手に入れようとする。
♤六:私のカウンセラーで精神科医。家が火事で燃えたことがあり、火を恐れる。龍奈を迷信だと思っているが、私の《トラウマリンク》の力は本物だと信じる。
♣︎紅葉:私のボーイフレンドだったらしき人物。幼い頃、倉庫に閉じ込められ、闇を恐れるようになった。龍奈を毛嫌いしているが気になる様子。
♡心:人の心を読めると言われ、虐められる自虐的で陰気な女。髪を切られるのがトラウマで、《トラウマリンク》すると龍奈に一番ダメージが出る。
☀︎黒川:村で唯一トラウマがない常にポーカーフェイスの男。龍奈に恋心を抱く。《トラウマリンク》できないため、単独行動が多い。
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病院内白いベッドにて
私「ここ、どこ」
「見覚えあるような」
「頭いたっ」
六「気付きましたか」
私「あなた誰ですか」
「私は…あれ、名前が思い出せない」
六「私はあなたの担当医の六です」
「あなたの名は勇騎」
「何があったか覚えていませんか」
私「私、記憶喪失なのでしょうか」
六「断定はできませんが…記憶喪失だと思われます」
「はっきりと言えるのは、今の勇騎さんの状況はPTSD(心的外傷後ストレス障害)によるものかと」
私「私はどうなるのでしょう」
六「大丈夫です、ゆっくり治していきましょう」
私「少し外の空気を吸って来ていいですか」
六「構いませんよ、ただここから逃げないで下さいね」
操作
病院の庭の花の影で龍奈の髪飾り箱を見つける
その中から《龍の眼・紅》を手に入れる
六「ここにいましたか」
私「これは何でしょうか」
六「それよりすみません、あなたは何歳ですか」
私「記憶喪失の人に聞く質問ではないはずです」
「確か10歳ぐらいだと」
六「あなたの年齢は16~18歳と断定していいでしょう」
「あなたは1日で10歳以上歳を取ったのですよ」
私「そんなはずありません」
六「院内に帰って鏡を見て下さい」
鏡:自分の好きなアバターに変更
私「誰」
「私いつの間にこんなに成長したの」
「お父さん、お母さん、☆△%、早く会いたい」
「私、今何て」
紅葉「勇騎!!意識が戻ったのか」
「俺がどれだけ心配したか」
私「誰」
紅葉「紅葉だよ」
「お前のボーイフレンドだ、今も昔も」
心「勇騎ちゃん…ッ!」
花束がドサリと落ちる
心が私に飛び付く
心「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
私「え?」
心「覚えていないの?私達、あの夜…」
紅葉「やめろ」
「勇騎の精神が持たない」
「今は何も言うな」
私「君達は私の何」
紅葉・心「友達」
私「(この人達、何か隠してる)」
「(信用できない)」
操作→紅葉と心をステッキで攻撃3発目
紅葉「……」
操作→紅葉と心をステッキで攻撃6発目
紅葉「何だよ」
操作→紅葉と心をステッキで攻撃10発目
紅葉 「俺達は殺人鬼なんだ」
操作→紅葉と心をステッキで攻撃11発目
紅葉「痛えよ、もうこれ以上やっても無駄だからな」
心「勇騎、思い出してはいけないこともあるの」