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異世界転生術師  作者: 青山春彦
第16章 アルマー王国騎士団入団試験
150/176

150話 束の間の休息

 騎士団の入団試験が終了した翌日、信女が執務室に入って来るなり、次のようなことを言い出した。


「春人殿。騎士団の鎧などはどうするのですか?そろそろ配布したらどうですか?」

「そういえば、まだ作っていなかったな」


 騎士団の鎧のことをすっかり忘れてたな。


「この国の騎士団は、人型以外にもラミア族などの人型以外の者もいるから、少し作るのを後回しにしてたんだよなあ」

「種族を問わないと言っていたのは春人殿では?」

「それはそうなんだが……」


 信女に最もなことを言われ、何も言い返せなかった。


「そろそろ作っても良い頃合いだろうし、標準装備を作るとするか」


 というわけで、私は丁度執務室にいた、信女とリースを連れて、新人教育が行われている部屋へと向かった。今日のこの時間は確か、トワの数学の授業だったな。

 

「というわけで、5 −6.4 −9/2 3.3 0 -2 1/3の中で、整数は、5 0 -2となり、自然数は、5となります。そして───」


 部屋の中では、トワの授業が行われていた。問題の内容から、中1の範囲の正の数・負の数の問題だろう。

 私は、なるべく早く用事を終わらせるために、扉をノックし、部屋の中へと入る。


「授業中にすまない」

「いいえ。それよりも、どうかなさいましたか?」

「騎士団の鎧の件で、各員の寸法を測りたい」

「それは、今でなくては駄目なのですか?」


 トワが少しだけ怒気の混じった声でそう私に尋ねる。そりゃあ、自分の授業を途中で中断されたらキレるわな。だが、今じゃなければならないのは確かである。


「ああ。午後には、用事があって一旦この国を離れる。更にいうと、騎士団の装備を整えて欲しいと催促があったから、できれば今日中に終わらせたい。だから、授業中に来たというわけだ」

「なるほど。分かりました。ですが、なるべく早くお願いします」

「何かあったのか?」

「はい。授業の進みが少し予定よりも遅くなっているのです」

「そうか、分かった。こちらとしてもなるべく早く済ませる」


 確かに授業内容的に、本来ならばもう少し進んでいてもおかしくはない。

 

「では、君達は一旦部屋から退室し、通路に整列して欲しい」


 見習い騎士達は、通路に整列しに部屋を退室した。そして私はトワと2人で聞こえる範囲で会話をする。


「もし、教えるのが難しいようなら、別な者に変わることも出来るぞ?」

「いいえ。やらせて下さい!」

「見習い期間が終了するまでに、規定の範囲の内容を終わらせてくれ」

「分かっています」


 通路に整列した者達を順番に測定していく。また、女性は別室で、トワとリースにやってもらい、男性は、私が測定することにした。

 測定は、2分弱で終わった。


「トワ。授業を中断してすまなかったな」

「いえ」

「授業は、難しいものもあるだろうが、それは後に役に立つだろう。だから、授業を一時間一時間の授業を大切にしなさい。では、私はこれにて失礼する」


 そう言って私は退室する。最後に言ったのは、在り来たりすぎたか。まあ、授業が大切なのは事実だし、見習いのうちから頑張るのは、とても大切なことだから、アイツらには、頑張ってもらいたい。

 通路を歩きながら、信女が私にさっきの話をする。


「この後出かけるのですか?」

「ああ。本部の方に用事があってな。帰って来れるのが、早くて深夜、遅くても明日の午前中には戻って来る予定だ」

「仕事ですか?」

「うーん。どちらかと言うと、プライベートの方に近い案件だな。スターズの任務とは違うわけだし。昔から調べていたのが、やっと見つかったというから見に行こうと思ってるんだよ。もし量があれば持ち帰るつもりだ」


 まあ、アレは好みが分かれるからな。でも、見つかったのが、私の求めている物かは分からないけども……。 

 午前中に念のため、2日分の公務を終わらせて、スターズ本部へ向かった。

 【ワープ】で、本部にある家(寮の部屋)に入った。すると、予想外の人物が家にいた。


「久しぶり春奈」

「お、おお、お父さん!?なんで家にいるの!?」

「そんなに驚くことか?」


 春奈が私のことをお父さん呼びするということは……非番か。


「春奈は今日非番か?」

「そうだよ。ところでお父さんは、なんでここにいるの?」

「こっちに用があってな」

「仕事ですか?」

「いいや、完全なプライベートだな。久しぶりにここに来てから向かっても良いかなって思ってここに少し寄ったら、春奈がいたっていうわけだ。それはそうとして……」

「ん、何?」

「いくらなんでもその格好で陀羅けるのはどうなんだ?しかも、いい年した子がスカートの中を丸見えの状態でソファーに寝転ぶとは……」


 今の春奈の姿は、ソファーに寝転び、うつ伏せの状態で足を交互に上下に動かしながら本を読んでいる。さらに足を動かす度に膝上までしかないスカートの中が見えてしまっている。しかも、スパッツなどは履いておらず、シルクの下着が丸見えである。


「ひ、ひゃあ!?」


 顔を赤くしながら、春奈は慌ててスカートを押さえて、下着を見えないようにする。


「お父さんのエッチ……」

「なんでそうなるんだよ!仕方ないな。そんなだらしない子には、お説教が必要かな?」


 その瞬間、春奈の顔が青ざめる。


「ご、ごめんなさい!!だからお説教は勘弁して下さい!!」

「分かった。今回は、お説教はなしにしよう。休みの日に陀羅けるのは別に構わない。だが、あまり無防備の姿を晒しすぎるなよ。お前は、五星使徒(ペンタグラム)の一柱なんだぞ。それなのに、そんな無防備な姿を部下の前で晒したら、示しがつかない。分かったな?」

「はい!」

「ならば良い。白夜がいるから心配はないと思うが、あまり散らかし過ぎるなよ。今度、あの子達をここに連れて来ようと思っているからな」


 そう言いながら【モデルチェンジ】で制服に瞬時に着替えて玄関を出た。

 通路を歩いて少しすると、ある部屋の前に辿り着く。そして、私はその部屋の扉を開けて、部屋の中へと入った。


「お待ちしておりました。シリウス様」

「今は、プライベート案件だから春人で構わん」


 彼女は、プロキオンやベテルギウスと同じく、私の直属の部下の一人であり、コードネーム:ポラリスである。分かりやすく言えば、側近である。ちなみにこのポラリスだが、私と同じ日本出身の異世界人であり、警察庁の所属だったこともあり、私が望月家の当主であったことも知っていた。


「では、春人様。例の物を入手致しました」

「一応確認なのだが、それは本当なのだな?」

「春人様からお聞きした内容通りの物なので、ほぼ間違いないかと思われますが、私には判断が出来ませんので、お呼びした次第です」

「なるほど。なら、例の物を見せてくれ」

「こちらに」


 テーブルの上に置かれたケースの中に入っていたのは、ある木の実だった。


「確かに見た目は“コーヒーチェリー”そのままだな」


 この状態のコーヒーチェリーは、完熟させたところまでだな。残りの工程をここでするのは、幸いなことに、広さは、まあまああるので、ギリギリ大丈夫そうだな。

 念のために『鑑定』でも調べてみたが、特に変わったことはなかったので、早速作業に入るとするか。

 コーヒーチェリーの脱肉を行い、水洗を行う。その後、パーチメントコーヒーの含有水分が10%程度になるまで乾燥させ、殻を被ったパーチメントコーヒーを本来ならば、脱殻機にかけて脱穀を行う。だが、そんな機械は無いため、私の【創造】を使って2つの機械を生成し、更に生豆を選別機にかけて不良豆の除去をした後に、大きさや形、比重などでグレードを機械選別し、最後に手選別でさらに良い生豆だけを選ぶ。


「とりあえずは、この程度で良いだろ」

「大分それらしくなりましたね」


 そして、テーブルの上に用意したコーヒーミルによって、焙煎(ばいせん)されたコーヒー豆を粉砕する。最後に、コーヒーの粉をドリッパーに入れたペーパーフィルターの中に入れる。その後コーヒーケトルで、1回目にお湯を注ぐ場合、粉全体にお湯が浸み込む程度に中央から外側に向かって渦を描く要領でていねいに注ぎ、20秒程待つ。2回目は、コーヒーの風味が出るため、たっぷりと注ぐ。この際、中央に500円玉ほどの小さな円を描くように繰り返し注ぎ、ドリッパー内の湯量が上がって表面が平らになったら注ぐのを止める。この際に風味豊かな味わいが引き出される。3回目以降は、注ぐタイミングがとても大切で、中央がくぼみ、表面の泡の層が崩れないうちに2回目と同様に注ぐ。でき上がり量になりましたらドリッパーを取り外し、コーヒー濃度を整えるように攪拌(かくはん)して、あらかじめ温めておいたコーヒーカップに注ぐ。

 そうして、出来たコーヒーを試しに一口飲む。


「美味い!それにこの酸味、苦味、香り、甘みのバランスがとても良く取れいて、上品でフローラルな香りとなめらかな口当たり、のどごしが特徴的なのは、私が昔よく愛飲していたブルーマウンテンだな!」


 ブルーマウンテンのコーヒーを説明すると、産地はカリブ海に浮かぶジャマイカあり、標高2,256mのブルーマウンテンピークを中心に、島の東部を東西に走る山脈。 その中腹にブルーマウンテン地区があり、ジャマイカの法律で定められたこの地区で採れるコーヒーだけが“ブルーマウンテン”の称号を与えられる。そして、香りが非常に高く、繊細な味であることが挙げられる。香りが高いため、他の香りが弱いコーヒー豆とブレンドすることが多い。そして限られた地域でしか栽培されないため、収穫量が極めて少なく、高価なコーヒー豆としても知られている。また、コーヒー豆としての種類は、他のジャマイカ産のコーヒー豆と同じ物であるが、過酷な環境により栽培され、厳密な検査により選別された結果、繊細な味を実現しているのが特徴である。また、ハワイ産コナ 、タンザニア産キリマンジャロに並ぶ、世界三大コーヒーにも数えられている。


「わ、私も頂いても?」

「もちろんだ」

「失礼して……お、美味しい!」

「このコーヒーの量産は可能か?」

「まだ難しいですね。なんせ、原産地が原産地ですので……」

「いったいどこで見つけたんだ?」

「第二級区画です」

「……なるほど。ならば量産態勢を整えるのは難しそうだな」


※第二級区画とは、スターズで定められている危険区域のことを指し、危険区域のランクは、四級、三級、二級、一級の順に高くなっており、この二級には、BランクやAランクの魔物が蔓延っていて、上位スターズ職員でも、何もなければ近寄りたくもない区画である。また、Cランク以下の魔物は、Bランク以上の魔物の餌になってしまうので、生きてはいけないため、生息していない。


「ですが、コーヒーの木は【ストレージ】にて、持って来ていますので、いつでも移植することが可能です」

「でかしたポラリス!!」

「恐縮です」


 ポラリスからコーヒーの木を受け取った後【ストレージ】に収納する。後で城の余っている部屋でも使って栽培してみるか。


「そうだ。今回の戦闘の被害を聞かせてくれるか?」


 これは、正式な任務や緊急任務などではなく、ただのプライベートであるため、スターズからの1ヶ月に支給される弾丸数にも限りがある。私のように【創造】で弾丸をほぼ無限に生み出せるわけではないから。支給頼りになってしまうのだ。ちなみに一人当たりに支給されるのは、個人にもよるが、ポラリスの場合だと、拳銃(装填方式18発)で大体1800発で、マガジン換算だと100個分である。


「短剣2本中、1本は完全に大破。もう一本は、刃こぼれが酷く、大破とはいかずとも、ほぼ使い物にならないほどの損壊です。また、拳銃はGSh-18を使用し、使用弾数は900発使用しました」

「分かった。少し待っていてくれ」


 【創造】で、18発装填されたマガジンを50個の900発分とおまけで、マガジンを30個の540発分も渡した。


「よろしいのですか?」

「ああ。これは完全に私のプライベート案件だったからな。今回の件で消費した分とプラスで報酬のひとつとして渡す。そして、これがもうひとつというか、こちらが本来の報酬だな。受け取ってくれ」


 そう言ってポラリスに白金貨40枚を渡した。


「こんなによろしいのですか?」

「ああ、もちろんだ。それに、君の階級的な危険手当などのその他諸々の手当を含んでるからな」


 ポラリスの階級は、あの今は引退したあの2人よりも下の階級の少佐である。また、あの2人の階級は中佐だった。


「さて、私はそろそろ城の方に戻るとするよ」


 この時、既に時刻は、深夜1時になっていた。


「お疲れ様でした。春人様」

「ご苦労だったな、ポラリス。ゆっくりと休むと良い」


 来た時と同じように【ワープ】で城まで戻った。

 城に戻ると、時間帯だけに案の定、警備兵以外のみんなは寝てしまっていたが、1人だけ起きていた人物がいた。


「お帰りなさいませ。春人様」

「起きていたのだな」

「私が精神生命体であり、寝ることがないことをお忘れで?」

「そういえばそうだったな。それで、わざわざ出迎えてくれたのか?」

「出迎えるのは、配下としての務めですので」

「そ、そうか。他の者達は寝ているか?」

「はい。皆様ご就寝なされております」

「なら、アレは明日渡すとするか」

「アレとは何ですか?」

「お前も明日一緒に飲むか?」

「お酒ですか?」

「続きは私の部屋に戻ってからでも良いか?流石にここだと警備兵に見つかったら面倒だ」

「承知致しました」


 私の寝室へと移動して、話の続きをする。


「先程の続きだが、飲み物と言っても酒ではなく、コーヒーという飲み物だ」

「こーひーですか?」

「そうだ。コーヒーは、簡単に言ってしまえば、苦い飲み物だな」

「なぜ、苦い飲み物をわざわざ飲むのですか?」

「コーヒーの中に入っているカフェインには、覚醒作用などがあり、ポリフェノールの中には、抗酸化作用などがある。そして、仕事や勉強に集中したいときの眠気覚ましや、健康維持のサポートなどにコーヒーが良いんだよ。それに、今上げた理由以外にも、シンプルに美味しいというのも理由だな」

「苦いのが美味しいのですか?」

「ああ。そのコーヒーの苦味が癖になるんだよ」

「な、なるほど?」


 ディアボロスは、疑問系でそのように答えた。まあ、コーヒーを知らなかったり、苦いのが苦手な人にとっては、分からないだろうけど。

 その後、一眠りした後、朝食を済ませてみんなを読んだ。


「どうかしましたか。春人さん」

「君達に試飲してほしい飲み物があってね。これから君達に飲んでもらうものの味などを素直に話してほしい。もし、苦いくて無理ならば、目の前にある角砂糖やミルクを少し足すのも構わん」


 それぞれの目の前に、既に淹れてあるコーヒーカップを出す。

 私がみんなの目の前で飲む。我ながら良い出来だ。それを見ていたみんながやっとコーヒーカップを手に取り飲んだ。ちょっと待て!自分の婚約者を毒味役扱いにするなよまったく……。


「「「「「「「にがっ……!」」」」」」」


 一斉に苦々しい声がみんなから漏れた。飲み慣れていないと、そうなるわな。


「こ、これは炭でも入っているのですか……?」

「春人様。この飲み物を今すぐにでも浄化致します」


 信女とエイルがそのように言い出す。随分とひどいな……。


「苦い、です……」

「これ、本当に飲んでも良いものなの」


 こっちの姉妹は、さっきの2人に比べたらまだ普通の反応?だった。


「苦いですが、悪くない味ですわ」

「これはこれでありですね」

「好みは、別れると思いますが、苦味や甘みそしてこの上品でフローラルな香りは、貴族などに販売すれば、売れますね……」


 エリアとテレスは、それほど不味いとは感じていなかったが、トワに関しては、完全に商人目線での感想を呟いていた。


「苦かったらさっきも言った通り、目の前にある角砂糖やミルクを入れれば味が変わるぞ」


 そう言った瞬間、苦いと言っていた全員が、角砂糖とミルクを入れていった。やはり、慣れていないと無理なのか。


「これならば飲めますね」

「この飲み物が浄化されました」


 エイルは大袈裟すぎないか?というか、君達そんなにいるたら体に悪いぞ。

 私は小さい時からブラック派だったな。正直私の持論としては、コーヒーが一番美味しく飲めるのはブラックであるため、コーヒーに砂糖やミルクを入れるのを邪道と思っている節がある。


「よくこんな苦いのを平然と飲めるわね」

「このコーヒーは、昔よく愛飲していたのと同じだったというのもあるが、コーヒーを一番美味しく飲めるのは、何も入れない状態だと思っている。それに、コーヒーをブラック……角砂糖やミルクを入れないで飲めるのは、大人の仲間入りを意味する家庭もあるぐらいだからな」

「もう一杯いただけますか?」

「わ、(わたくし)もお願いしますわ」

「分かった」


 エリアとテレスにもう一杯コーヒーを淹れると今度は、ブラックのまま飲んだ。急にどうしたんだ二人とも。


「「こ、これで大人です(わ)」」


 ああ、なるほど。さっき私が言ったことを気にしていたのか。


「拙者にもお願いします!」

「私もが、頑張ります!」

「あたしにも頂戴!」

「私にも、お願い出来ますか?」

「私ももう一杯お願いします」


 信女、エイル、アイリス、トリス、トワの5人がコーヒーをせがんで来た。


「わ、悪いんだが、もうコーヒー無いんだよ」


 すると、5人はガーンといった表情をしながら落ち込んだ。


「そのコーヒーは、入手出来ないんですか?」

「栽培できる場所にも限りがあって、現在栽培できる場所が、かなり危険な場所だから、最低でもBランク冒険者以上の実力がないと厳しい場所にあったんだけど、幸いなことに、私が今、そのコーヒーの木を【ストレージ】に保管してあるから、城の空き部屋にコーヒーの木を移植して、コーヒーの木の適正温度や湿度に調整して栽培するつもりだ。そうして数を増やせば、増産態勢も整うはずだ」

「ならばその管理をアセドライン商会で行いませんか?お父様だったら、絶対にコーヒーに興味を持つはずです!」

「確かにそうだな。アセドラインなら、興味を示すだろうから、今度持って行くとするよ」


 そう言って私は、手元にあったコーヒーカップを傾け、コーヒーを飲む。やはりコーヒーはブラックが一番だな。

 このコーヒーを飲んでいる時、この数日後にある事件に巻き込まれたり予想外の再会を果たすことになることを、この時の私は知る由もなかった。

今回、コーヒーが出てきましたが、皆さんはコーヒーはブラック派ですか?それともカフェラテ派ですか?もしよろしければ、是非教えて下さい。

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