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逆張れ。  作者: あゆしゃ
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1.お金を儲けよう 1.1.お金を儲ける4つの方法

 投資を始めるには元手となる資金が必要になります。

 最低でも100万円、できれば1000万円ほど用意してください。

 何かしらの方法ですでに十分な資金がある人は、この章を読み飛ばしてもよいでしょう。


 簡単に資金を用意するには、誰かから貰うのが一番手っ取り早い方法です。

 やや不謹慎な話になりますが、親族からの相続によって現金を得られるのであればそれで構いません。


 貰う場合は100万円が限度になります。

 110万円までのお金の贈与、つまりあなたが貰う分には、税金がかかりません。確定申告も必要ないのでお手軽です。

 お小遣いやプレゼントも贈与に当たります。複数人からの贈与も合計して考えます。合計したらうっかり110万円を超えてしまっていた場合は脱税になりますので、110万円ギリギリではなく少し余裕を持たせて100万円としたほうがよいでしょう。

 それ以上貰って税金を払っても構いませんが、贈与税はべらぼうに高いので、払わないに越したことはありません。

 なお、生活費などは贈与に当たりませんので、親と一緒に生活していたり家賃を送金してもらっている場合でも、合計する必要はありません。生活費なんて簡単に100万円を超えますからね。

 裏ワザですが、年末年始を挟んで合計200万円を受け取る、なんてこともできます。贈与税は12月31日で締められるので。

 このとき、日付はずらしてください。同じ日付で100万円を贈与すると「200万円分を定期贈与した」とみなされる為、贈与税の対象となってしまうからです。


 誰かから貰えない場合、残念ながら自分で稼ぐ必要があります。

 お金を儲ける方法は、主に4つあります。


 1.労働

 時間をお金に変える方法です。

 アルバイトや一般的な会社員がこれに当たります。

 準備期間をあまり必要としない方法です。

 まずは働きましょう。


 あゆしゃの本職は「IT技術者」ですが、結局はタイムカードを打刻して仕事をしているサラリーマンなので、ここに当たります。


 2.技術

 技術力をお金に変える方法です。

 医者や弁護士やパイロットなど、手に職を持った人たちです。

 「職人は宵越しの銭を持たない」と言われたように、お金に困らないほど高収入であることが多いです。例外はありますが。

 ですが長大な準備期間を必要とする方法なので、時間がないけどこれから始めようという人は選択できません。


 類似で、技術の対義語である技能を売りにしてお金を得る「アイドル」や「スポーツ選手」などもここに当たります。

 技術と違って技能は生まれ持った才能なので、磨けば上達はしますが、そうそう一般人が職業とできるものではありません。


 3.起業

 企業を起業する方法です。

 アイディア次第でゼロから何かを生み出して莫大な利益を得られる方法です。

 大げさなものでなく「内職」であっても立派な起業です。個人事業主というやつですね。YouTuberもこれに当たります。


 こんな笑い話を聞いたことがないでしょうか。

 「毎朝、会社の前を掃除しているおじさんを清掃員だと思っていたんだけど、実は社長だったんだよ」

 起業とはまさに掃除と同じで、言い換えると「会社の魅力を高める」ことが、社長や起業家の仕事になります。

 魅力を高めると付加価値により10+10が100になったりして莫大な利益を得られるのです。


 残念ながら、アイディアが当たらないやら莫大な時間がかかるやら出費が多いやら法律が面倒やら軌道に乗るまで収入が得られないやら人がまとまらないやらで、なかなか難しい選択肢です。


 4.投資

 お金などを出して人に仕事を任せる方法です。

 投資家のほか、教育者や上司ががこれに当たります。

 教育者は、お金ではなく知識ですが、生徒に分け与えて時間単価を得ます。あまり高収入とは言えないうえ、生徒が大成しようとも恩恵を受けられないので、ちょっとかわいそうですね。ゆえに国家公務員であり、報酬は国家の繁栄です。大成したら母校に寄付してあげましょうね。

 変わって上司は、知識とお金と責任を部下に与えて、部下が成功することで事業部や会社が繁栄し、教育者と違って上司は近くにいるので恩恵も受けられるでしょう。


 ところが投資家は、お金を出しているだけなのに、任せた仕事が成功したら確実に利益を回収できます。楽ちんです。

 デメリットとして任せた仕事が失敗したら出したお金を失います。

 中学三年生で東インド会社を習う/習ったと思います。

 事業で儲けたらみんなに還元する、事業が失敗したらみんなで損を分け合う、という株式会社の仕組みが史上初めて作られたものです。

 利益をストレートに受けられる分、損益もストレートに受ける責任を負う、これが投資です。


 では事業が成功する確率と失敗する確率はどちらが高いかというと、細かくは後述しますが、成功する確率のほうが圧倒的に高いのです。

 ですから、出せるお金があるのなら、投資家になるべきなのです。


 お金を儲ける方法をまとめると、基本的には1.で働いて稼いで4.で投資する、この流れになります。

 あるいは、得手不得手がありますが、副業として3.で稼いで4.で投資する、という流れを追加すると、早くお金が増えるでしょう。

 楽に稼ぎたいと思うかもしれませんが、それは4.の話なので、1.と3.を行う上では真面目に働きましょう。


 最後になりますが、借金をして投資に充てるのは論外です。

 精神論などではなく、現実的な理由が2つあります。

 1つは、単純に借金を返済する際の利息が投資によって得られる利息を上回るからです。お金を貸してくれる金融機関も会社(じゃないけど投資によって成り立っている組織)であり、金融機関は借金の利息を利益として、その利益の一部を投資家に還元するわけですから、「借金の利息>投資の利益」になるのは当たり前です。

 もう1つの理由は、借金して投資する「空売り」や「レバレッジ」という取引があるにはあるのですが、これは信用取引になりますので、あなたがまっとうな投資家であることが証券会社によって審査されます。その審査基準に「取引の実績が6か月以上あること」が条件とされているため、投資を始めたばかりの初心者には実施できないのです。



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