表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神子(かみこ)  作者: れいちr
91/149

神子2≒45

緑の神地の屋敷にて



一「犬、大丈夫かな〜?」


酒呑「支援は回ってるはずだ」


もも「よかったですね」


すさび「支援があるなら大丈夫じゃねえか?」


一「そうかなー…なんか寂しいなー…」


酒呑「ほら…おいで」

いちを手招きし膝に乗せる


一「…………角」


酒呑「仕方がないなあ…」

と角を出す


もも「もう、この光景も見慣れましたね…………あと9回ですからね!!!」


すさび「見慣れてねえじゃねえか…!」


一「角〜角〜」

と角をベタベタ触る


もも「いいですよねー、てんちゃんには角があってー」

とわかりやすく嫉妬


酒呑「角触られてる時の気持ち………お前に分かるか?」


一「痛いの?」


もも「分かりませんよ、そんなの」


酒呑「軽くだが、悶えてるんだぞ」


パッといちの手が止まる


一「ならやーめた……」


酒呑「………言わなきゃ良かったなあ」


もも「私には触られる所なんてありませんよ…」


一「あるぞー」

とももの膝に乗りももの髪の毛をいじる


もも「はっ!私にもありました!」


酒呑「良かったなあ、あと9回だぞ」


もも「はぁぁぁ……!!やってしまった!」


すさび「主様に1本取られたな」


一「にひー!髪ー髪ー、でも物足りないなー…」


「なら俺の耳はどうだ?」


一「犬ー!!」

とバッと犬の耳を触りに行くが届かない


シラヌイ「ほら、これで届くだろう」

と跪く


一「わーい!」

とシラヌイの耳をグシャ、グシャ触る


シラヌイ「わ…ちょ…うう…」


酒呑「シラヌイ、国はどうした」


シラヌイ「俺より向いている奴がいたんでな、そいつに譲った……う…」


もも「譲ったんですか?!王の座を?!」


シラヌイ「ああ、そうだ……く……」


一「優しいな!」

とまだ触る


シラヌイ「優しいとかそういうのじゃない…俺が向いてなかっただけだ………まだ触るか」


一「うん、……寂しかったー」


シラヌイ「そうか」


一「おかえり、犬!」


シラヌイ「犬と呼ぶな!」


酒呑「なーんか、嫁が取られた感じがするなあ?」


もも「そうですね…かなり」


すさび「旦那共の不満が…」


一「じゃあてーんちゃんも耐えてよ?角」


酒呑「頑張る…」


シラヌイ「その…たまに…遊びに来てもいいか?」


一「いいよー、どんどん来てー」


シラヌイ「ありがとう、ではそろそろ帰るかな」


一「そうかじゃあ、またな」


とシラヌイは帰っていった


すさび「元気そうでよかったじゃねえか」


一「うん……………犬飼おうかな………」


もも「主様?!」


酒呑「俺たちがいるだろう」


一「角〜髪〜、あともう1つ欲しい!」


すさび「主様………学校は?」


一「あ…忘れてた」


もも「お付きいたしましょう」

と学校へ向かう

お読み頂きありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ