神子2≒41
高天原
とそこは空に浮かぶ国のような所
ヨク「さあ、着いたー!」
ハセ「着いた着いた!」
トオル「着きましたよ、少し僕らは休んでますねー」
あず「はーい、ありがとねー、へえー、ここがー!」
一「高天原!!」
と嬉しそうに
もも「嬉しそうですね、主様」
一「そりゃあ空滑ってきたし!」
あず「嬉しそうならよかった、さて早速挨拶に…」
「何者!」
あず「ええっとー…夜の国から来ました」
「夜の国…ツクヨミの…そうだ!服!気に入ったぞあの服!」
あず「おお!ありがとうございまーす!」
「そなたか!作ったのわ!」
とあずの方へ近寄る黒髪の女性
あず「ええ…僕ですよ」
「そなたの服もなかなか、よな!」
とあずの服を見て
あず「そりゃあ僕が自分で作ってますから!」
と胸を張り
アマテラス「おお!私はアマテラスよろしく頼もうぞ」
一「あれが…アマテラス」
アマテラス「なんだ!呼び捨てにする奴わ」
一「いやー…凄い服が好きなんだなーと」
アマテラス「好きだぞ!」
もも「断言しましたね」
あず「まあ、女の子のたしなみだからね…服は」
一「そうなのかー…」
アマテラス「そうだぞ!して…今日は服はないのか…?」
あず「今日は挨拶にと僕は」
アマテラス「そうか、服はないのか…」
一「俺達は…その…えっと…」
と言いにくそうに
もも「神契をして欲しく参りました」
一「もも!!?」
アマテラス「神契かー…したいのか?」
一「したい…よ?」
アマテラス「そうか!ならやろう!」
一「ええ?!いいの!?」
アマテラス「ああ!良い!友達の友達は友達だ!」
あず「僕も友達?」
アマテラス「ああ!」
あず「わーい」
もも「凄く友好的ですね」
一「ほんとだなー」
アマテラス「さあ、やるぞ」
と一の腕を噛んだ
一「ありがとうこれでお前さんも家族だ」
と新たな神が生まれた
アマテラス「家族とな?」
一「うん、で新たな神様ー」
アミヤ「何?僕はアミヤ」
と黒髪の少女
アマテラス「ほうほう、アミヤかー」
とアミヤを抱きしめる
アミヤ「わわ…苦しいよー」
一「家族だねー…」
あず「ほんとだねー」
もも「そうですねー」
「い、イザナミ?イザナミ…いるの?」
アマテラス「おお、父上、新しい神ができたぞ、って何でここ(高天原)で母上を探している?!」
一「ナ、ナンデデショウネー」
もも「主様…」
あず「主様のしわざ?」
一「え、違うけど」
イザナギ「ねえ、君、イザナミどこにいるか知らない?ってあれ?イザナミ?」
と一を見て
一「違う、人違い!いや神違い!」
イザナギ「でも確かにイザナミの血の匂い(血縁的な意味)がするよ」
一「それは俺のお母さん!」
イザナギ「ええ?!イザナミが別の男と結婚したの?!あのイザナミが!?」
一「そう!あのイザナミが!」
アマテラス「なんと…」
もも「主様…イザナミのお子さんだったんですね…」
あず「まじで?!」
一「まじでー」
イザナギ「そんなぁ…イザナミ…」
一「まあでも、神契で産まれたから大丈夫だって!イザナギ!」
イザナギ「うう…そんなあ…」
アマテラス「逃げ出したものなあ…父上」
イザナギ「うう…」
一「ま、まあとにかく許して」
イザナギ「許すも何も…悪いのは俺だし…、でも君をそばに置いておけばイザナミの代わりになるよね?」
と怖い目をしつつ
一「い、いやあ、ならないんじゃないかなー!ハッハッハ…………」
もも「主様を奪おうとするなら容赦はしません!」
あず「これは…立場的にどう振る舞えば…」
アマテラス「ならないと思うぞ!父上!母上は母上だ!」
イザナギ「うう…ならないよね…」
一「ちょっと…怖いんで帰らせて頂きまーす!」
と帰る準備をし
イザナギ「待ってくれ俺とも神契をー!」
一「しませんー!怖いですー!さようならー」
とヨク達の所に引き返す
イザナギ「ああ!そんなところもイザナミそっくりー!」
もも「変態ですかね」
あず「そんなこと言っちゃあ駄目だよ…」
とこちらもヨク達の所に引き返し夜の国に帰り一晩を越す
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