神子2≒37
アリアケ「で、誰ださきからそこにいるのは」
もも「!流石、神に反逆する者の王、1柱の神だけじゃ隠しきれませんか」
と目くらましの術を解く
アリアケ「1柱の神か、ほお、綺麗な長髪をしているな、お前は娘のなんだ」
とももの髪を触りながら
一「え…」
もも「もちろん、夫ですよ!」
と胸を張り
アリアケ「娘の妾か」
一「ん?!その表現はおかしい夫だよ夫!正式な」
アリアケ「ハッハッハ!少しからかっただけだ、我が娘よもう夫もっているとは驚いたぞ」
一「あと…二人いるよ……」
アリアケ「ハッハッハ!冗談はよせ……」
一「いやまじです」
もも「信じがたいとは思いますがお義父様、本当です…」
アリアケ「…………1人は良しとする、その1人は鬼の王子だろう、だがもう1人!!それは許さん!」
一「ひぃぃぃ怖いぃぃでもなんで知ってるの?!」
と涙目
アリアケ「鬼の王、鬼心と約束したのだ、倅ができたら友に、娘ができたら嫁にとな」
一「お前かぁぁぁ根源はぁぁぁ!!」
ともっと泣く
もも「主様…お泣きにならないでください…あれはあなた様の…お父上ですよ…」
アリアケ「怖いか?父が?」
一「怖いよ!!ワイルドだよ!もう!!!」
アリアケ「むう…怖がれるのは好かん…」
エニシ「許してやったらどうだ」
アンリ「そうよ…ここの人口は女の子が2割しかいないのよ…」
アリアケ「なんだと…2割…少なすぎる…」
一「そう!少ないの!だから怒らないでー!!怖いからあ…」
と怯えつつ
もも「主様……いったい根の国でどんな修行をされたのか…よしよし…」
と一の背中を撫でそして包み込む
アリアケ「ぐ…むう…許せ、アカツキ」
一「許す!許すから怒らないで!!」
とまだ涙目
エニシ「こりゃあ…相当派手にやられたんだろう、な?」
アンリ「そうね…かなり強めにやらかしたのね…まあ…あのアケボノ前王があのスパルタ教育だからねぇ…」
一「お祖父ちゃんのせいかよおおぉ!!!」
アリアケ「むう、もうスパルタはやらん…」
エニシ「ああ、そうしろ」
アンリ「そうしてあげて…」
一「そして約束してくれ、ここの国の人間は吸血鬼にしないと平和条約を…」
もも「主様なんてナチュラルに…」
アリアケ「いいだろう、もともとここに侵攻する気は無い、お主がいるからなアカツキ」
一「ありがとう、そして協力感謝する」
と一段落がついた
そしてアリアケ、エニシ、アンリも緑の神地の屋敷に行く事となる
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