神子2≒24
児童養護施設についた二人
一「……なんでついてきてんの!?」
もも「……いつもあなた様のお側に…」
一「月ちゃんにももの寝る場所も確保してもらわないと…」
もも「私、立ってても寝れますよ?」
一「ちゃんと寝なさい」
もも「…かしこまりました…」
月先生「そこで漫才しているお二人、もう縁は帰ってきてますよ…」
一「いやー、ごめん、明日と明後日、学校休みだろ?許して!修行つけるから!」
月先生「はあ…」
もも「お久しぶりですね、月先生」
月先生「そうですね、もも」
一「親子の再開みたいになってるよ、そうだけども」
もも「元気なら良いのです、元気なら」
月先生「元気でなければこの仕事はやっていけません」
一「うん、大丈夫そうだ、もも、目くらましの術発動しとけよー」
もも「はい、仰せのままに…」
と目くらましの術を発動する
一「さて入りますかー…」
と児童養護施設にももと共に入る
月先生「ももの寝る場所はどうするんでしょうかね…全く…ソファーにでも寝てもらいましょうかね」
と児童養護施設に入る
児童養護施設
一「たっだいまー」
「おかえりー」
「おかえり」
縁「……師匠、遅いよ…」
一「ただいまー、いやー、ごめんな、縁」
もも「ほう、彼が…主様に弟子入りした縁ですね」
縁「………修行は?つけてくれるの?」
一「あ、ああ、うん、明日ね、もう遅いし」
縁「……」
一「……怒ってる?」
縁「……いや…その…怒ってはい無いんだけども…」
一「……いじめられたから早く修行したいと?」
縁「!…うん、そう」
月先生「縁、いじめられたのですか?!」
縁「…はい…」
月先生「ふむ…そうですか…教師には?」
縁「…言っていません」
月先生「…なら私から言っておきましょう」
縁「…お願いします…」
月先生「盗られた物はありませんね?」
縁「はい…」
月先生「ならよし、次からは気をつけましょうね!」
と縁の頭を撫で
縁「はい」
一「まるで親子だな、まあそうか」
もも「月先生は凄いですね…」
縁「…先生、質問です」
月先生「なんですか」
縁「先生は何故そんなに繫がりが多いのですか?」
月先生「よく考えれば分かることです、ここから巣立った子達との繋がりでしょう」
縁「……そうですか…」
一「……」
もも「きっと…他の神達との繫がりのことを言いたかったんでしょうね…」
一「うん…うん…さあ寝よう、眠い」
縁「え、早くない?」
一「ふぉふぉ、朝起きてもわしがいなくて修行できない縁ちゃんの顔が浮かぶわい」
縁「わかったわかった、寝る寝る」
と眠りにつく皆
『縁の寿命まであと4日』
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里帰りしてきます
 




