神子2≒21
〈緑の神地の屋敷に着いた一達〉
もも「主様ー!!」
一「やあ、もも、に、てーんちゃん」
もも「おかえりなさいませ……」
酒呑「おかえり」
すさび「といってもすぐ帰るらしいけどな」
もも「なんと…」
一「まあ、様子見だな」
もも「すさび交代してください!」
すさび「いいが、目くらましの術の効果あげとけよ?」
もも「はい、もちろん!、主様の側にいられるなら」
すさび「ほんと大好きだな…」
もも「……そうでした、きっと戦闘などで使うでしょうし、これを」
と銃と銀の弾を渡される一
一「おお、サンキュ」
と白いポーチに入れる
酒呑「それは銀の弾が入った銃だ、それを使えば吸血鬼を殺せる、もちろん人間も」
一「おー、こりゃいい」
すさび「それとこれもな銀の短刀だ」
と銀の短刀を渡し
一「おお、用意周到だな」
酒呑「悪いな、ほんとはこっちで対処しなきゃなら無い案件なんだが…」
一「ううん、いいよ、鬼心は元気?」
酒呑「ああ、父上は元気だぞ、凄く、だがやはり民に活気が無い」
一「それも吸血鬼のせいなのかな…」
酒呑「吸血鬼は吸血したものを配下にできるからな…もしかしたら…されてるかもしれない」
一「まじ?大軍じゃね?」
酒呑「だがそれを振り切るのが妖怪だ」
一「なら大丈夫か、問題は人間だな」
酒呑「そうだな…人間は吸血されたら吸血鬼にもなり得る」
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