神子2≒20
本部 神子課(クーデター派対策本部)
アイ「ついたわここが本部よ」
一「君みたいな可愛い子いる?」
アイ「いるわよー」
一「わーい、さて、人が多そうだ」
すさび「そうだなー、縁帰らせといて良かったな」
一「ああ、人が多いところは負担になりかねない」
アイ「かなりあの子の事心配してるのね」
一「ああ、なんせアイツは…さ…はあ」
「お、そいつ新人?」
アイ「そうよ、レイジ」
レイジ「へえーいたぶってやろー」
ユウト「おいおい、いたぶるなよ」
一「あ!ユウト!」
ユウト「よう、娘っ子アイツはいないのか?あの小僧」
一「すさびか?いるぞ」
ユウト「姿が見えないが?」
レイジ「あー、お前神気弱いんだな…初めて知ったよ…」
と呆れつつ
ユウト「な!弱くないぞ!」
すさび「ならなんで見えないんだよ…アイとレイジはみえてんのに…はあ」
一「すさびー、目くらまし解いてー」
へいへい、と解く
ユウト「あ、いた」
アイ「やっぱ弱いのね、修行不足よ…」
と呆れつつ
ユウト「な!お前まで!」
一「ハッハッハ、愉快愉快!」
アイ「あれ?トライ、リゼ、マコトは?」
ユウト「あいつらなら今出てる」
一「やっぱ人多いなー…」
すさび「嫌なら帰るか?」
アイ「それは困るわね、ユウト」
ユウト「はいよ」
と包帯で一とすさびを拘束する
一「ちょ…」
すさび「またこれかよー!!」
アイ「レイジ!」
レイジ「はいはい、吐け」
アイ「これは…やめていいわ、二人共」
と拘束が解かれる
一「なんだよー」
すさび「そうだぞ、急に何だ」
アイ「あなた達が敵かどうか確かめたのだけれど、如何せん一に関しては情報が出なかったわ」
レイジ「それ俺の能力効いてなくね?」
アイ「そうなのよ」
一「そりゃそうだ、俺の刀は何でも断ち切る刀だからな、まさか持ってるだけで効果が発揮されるとはなー」
アイ「いや刀のせいでは無いわ、何故か聞けないのよ」
ユウト「お、俺の拘束も意味ないじゃんか…あんまりしたくないのに…」
一「何が聞きたいの?」
アイ「先が見えないわ…」
すさび「おーい、何が聞きたいんだよ」
アイ「クーデターの事などよ」
一「あーどんな風にクーデターが起こったかは知らないよ」
アイ「そう…」
レイジ「じゃあクーデター派の者は知ってる?」
一「ああ、一人はアンリって言うんだ」
ユウト「一人だけか?」
一「一人しか知らない」
アイ「普通に聞き出せばよかったわね…」
すさび「そうだぞ、普通に聞いてくれ」
アイ「そういえば上のクラスにアンリって子がいるわ…まさか」
一「まさか、ねえ?」
すさび「そういえば、お前さん方はどんな能力なんだ?」
アイ「私が能力『予知』」
レイジ「俺が聞きたい事を吐かせる、能力『自供』」
ユウト「俺が能力『拘束』」
一「俺は噛んだら傷が治る能力『血噛』(ちがみ)」
すさび「主様は聞いてないが」
一「へへへ、ついつい♪」
アイ「あと…敵は何?」
一「吸血鬼と神子」
アイ「吸血鬼…それに神子まで…!?」
レイジ「吸血鬼ってまじ?!」
一「まじ」
ユウト「吸血鬼…人に化けられるな」
アイ「もしかしたら本当に上のクラスにいる、アンリって子…クーデター派かもしれない…」
一「監視しといてくれー」
アイ「わかったわ」
すさび「じゃあ俺達そろそろ帰る」
レイジ「もういくの?」
一「対策本部があるってわかっただけでも収穫、そうだね帰ろう」
と一旦緑の神地の屋敷に帰る
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