神子2≒14
縁「オレンジ色の髪してました」
ユウト「それだけか」
一「普通の青年に見えたけど、ちょーと狂ってたね」
ユウト「狂ってた?」
一「平和が嫌らしい、あと自分が中心で世界は回ってるらしいよ、凄いね、あの人が世界の中心なんだ…」
縁「師匠、多分違うと思うよ…」
ユウト「それだけでもかなり絞れる」
とスマホを取り出し
すさび「確かに絞れるな」
一「ん?何するの?」
すさび「AIを使うんだ」
縁「え!こんな時にAIを?」
一「えーあいってなんだ?あとおれんじも」
縁「AIっていうのは…高性能人工知能で…オレンジは果物の仲間…だよ…」
一「へえー人工知能…懐かしいな…」
縁「何かあったの?」
一「いや特に何も♪で、何か出たの?」
ユウト「ああ、忘れてた、AI!オレンジ髪の自分中心で反社会的な奴は誰だ」
とそれにあった人物がスマホに表示される
一「へえ、ああ言う青年を反社会的って言うのか」
すさび「で、どうだった?」
ユウト「いたわ、いたんだが…名前が出てこない」
すさび「不調か?」
縁「…(すごい!AIって人も検索できるんだ…)」
一「勝手に検索してるけど個人情報じゃね?」
ユウト「まあ…いいだろ…て言うか!警察には特許ってものがあってだなー、わかるんだよ個人情報が」
と濁しつつ教えつつ
一「へえー、これがね!」
とユウトのスマホを取り
ユウト「あ、おい!娘っ子!」
一「AI!瑠璃先生……………」
スマホには『その人物は登録されていない、その人物は私だ』
と表記されていた
とすぐにその画面が消え元の画面に戻る
ユウト「勝手に使うな!」
と一軽く頭を叩く
一「へへ、ごめんなさーい」
ユウト「たくっ…でその人物見つかったのか?」
一「ううん、いなかった」
ユウト「そうか…」
すさび「どっかで野垂れ死んだか?」
縁「…(勝手に使っちゃったよー…!)」
一「さあ?ね、さて、刑事」
ユウト「何だ、娘っ子」
一「お前はクーデターを知ってるか?」
すさび「おいおい、それを話すのか?」
ユウト「……それを話す義理は無い」
一「そうか…かなり上の方の管轄か」
すさび「主様、協力したいからっていきなり言っても伝わらないぞ」
一「うむ、人とは難しいものよのう…」
縁「クーデター?」
すさび「暴力で政変することだな」
縁「僕より下の子に教えられちゃったよ…」
ユウト「…協力?」
一「ああ、反社会的勢力を潰すついでだ」
ユウト「娘っ子、ずいぶんと言い張るな」
縁「…(やばい人に弟子入りしちゃったかも…)」
一「まあな!なんせ俺は神子だからな!」
ユウト「それを言うなら俺だって神子だ」
一「ハッハッハ!そうだった…まあ、いいや」
すさび「とにかく、また会うことになるだろう、さあ!児童養護施設に行くぞ!」
と縁と一を引っ張っていく
縁「わ、わ!わかったから自分で歩ける!」
一「そのままおんぶに抱っこでも良いぞ♪」
すさび「できるか!」
と拒否る
そして児童養護施設を目指す
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