神子(2)裏
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妖怪退治も終わった夜……
一「お、“お前ら”も来てたのかー?」
「!」
一「何だよ、そう怖い顔してー」
「…主様のことが心配でして」
と跪く桃色の髪の青年
「そ、そうだ!心配しすぎで【もも】が飛び出しちまってよ!」
と慌てて言う黒髪に白髪の少年
「すまないな、俺らまで来てしまった」
と金に青髪の青年
「ごめんねー、主様ー」
と緑髪に橙色の服を着た青年
一「いやいいんだよー、ただね、少し気がかりなことがあるんだー」
もも「…何でしょう…」
一「もも、お前さん髪そんなに桃色だったか?」
もも「…ええ、私の髪は桃色で」
一「俺の知ってる大事な奴は桃色は桃色でも桃銀なんだよなー?!」
もも「!……」
苦い顔をする
一「そいつといたお前らも何者だお前ら」
ももと呼ばれた者は跪くのをやめ立ち上がる
「バレちゃしかたねえな…どうするよ、【きりく】」
きりく「帰るしかないだろう、なあ、【あず】」
あず「主様の前で?!いいの?!【すさび】も考えてよねー!」
すさび「俺はそれでいいと思う主様なら理解してくれるはずだ」
一「まて、お前らは未来の…」
きりく「…少し違う…主様…」
一「そうか、わかった、見逃そう、俺は何も見ていない、いいな…」
もも「申し訳ありません主様…」
と機械を取り出し他の皆と消え去る
一「……少し違う…かならそういうことだよな、そうか、あいつめやりやがったか」
と帰る
家に帰ると、糸巻き巻きされた4人が
一「何やってるの?」
もも「お助けください主様」
一「ああ、うん」
と全員の糸を切る
すさび「助かったぜ、主様」
あず「ありがとー」
きりく「ありがとな…」
一「いいんだけどさ、何でああなってたの?」
もも「それが我々にもわからんのです」
すさび「なんかああなってたんだよ」
きりく「そうなんだ…」
あず「わからないんだ、ごめんね…」
一「なんでか分からないのか、そうか、うーん、まあいっか!」
もも「主様…その…息子はどうでした?」
一「息子かー?可愛かったぞー?」
すさび「そうかそうか、よかったな!!」
と怒りつつ壁を叩く
きりく「息子か…いいな…」
あず「可愛かったんだ、いいなー」
一「なんだお前らヤキモチか?」
もも「っ…いえそういうわけでは…」
すさび「…ふん…そんなのではない…」
きりく「い、いやそんなことは…」
あず「そ、そんなことないもん!」
あー…と確信した一
一「悪かったってお前らも大好きだよ!」
もも「な、そんな直接…」
すさび「おう、俺も好きだぜ」
きりく「俺もだ一」
あず「僕もだよ!一!」
と1日が終わった
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