神子2≒11
すさび「間に合ってよかったな、てか主様あの子供の行為予測してただろ」
一「ああ、少し見えちまったんだよ…」
「な、何が見えたの?」
一「ん、さっきの光景が…ってお前誰?」
縁「ぼ、僕、縁って言います、その…あの…お願い!僕を弟子にして!」
と黒髪の少年
一「え、弟子ねえ…(縁か…エニシ………うん…大丈夫かな、アイツ)」
とすさびを見て
すさび「やめとけ、やめとけ」
一「俺の見張り役がやめとけってさ」
縁「え、でも誰もいないよね」
一「え、」
すさび「ああ、神気の弱いやつには見えないんだよ、目くらましの術は」
一「へえ、」
と神の目で縁を見る
特性・不運
寿命・6日
と見えた
一「え…」
縁「どうしたの?……その……左目綺麗だね」
一「お前神子か?」
縁「……うん」
一「なのにそんな…(寿命が…少ないなんて…)………いいぞ、弟子入り受けてやる…」
縁「え、ほんと?!」
すさび「おい!」
一「すさび目くらましの術を解け」
すさび「はあ…何考えてるんだ…」
すさびは言われた通り解く
縁「え、人が!?」
すさび「まあ、そう驚くな、俺も神子だ」
一「………6日…」
縁「え?」
一「6日だけ弟子入りを認めてやる」
縁「え、?!短い!」
すさび「そうだ、短いほうがいい」
縁「ええ!?」
すさび「主様に弟子入り出来るだけ凄い事だぞ」
縁「そうなの?!」
一「ああ、そうだぞ!」
と神の目をしまう
縁「あ、戻った、ねえ!さっき繋がりを切ってたけどどうやったの?!」
一「!、繋がりがみえるのか?」
縁「うん…僕の能力は繋がりを繋げたりできる能力だから見えるんだ」
すさび「へえ、凄い能力だな」
縁「そ、そう?」
と照れつつ
一「ふーん、さて6日間みっちり修行つけてやるからお前ん家泊めろよ、それと俺の刀は何でも断ち切る、気をつけたほうがいいぞ」
縁「ええ?!僕の家?!それに何でも?!」
すさび「主様?!」
一「いいだろ?」
と魔眼を使い
縁「は、はい…!(あれ…?前にも…こんな事が)」
一「ならよし」
魔眼をしまい
すさび「だがもも達が心配するだろー?」
一「我慢しといてって言っといてくれ」
すさび「はあ…」
縁「あの…」
一「なんだ?」
縁「僕…児童養護施設に住んでるんだけど…」
一「へえ!いいじゃん!楽しそう」
縁「え…ほんとに行くの?!」
すさび「少年、頑張れ!」
縁「君の方が少年だよね?!」
一「まあ、いいじゃないか!児童養護施設ヘゴー!で児童養護施設ってなんだ?」
すさび「孤児院の事だ」
一「ああ!縁お前孤児なのか?」
縁「え、うん親がいなくて…」
一「まあ、深くは聞かないさ!さあ、ゴーゴー!」
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