神子2≒4
イザナミ「……そうよね」
アリアケ「さて継承という名の儀式を行うぞ」
一「儀式…なんか怖そうだなー…」
イザナミ「怖い物じゃないわ祝福よ」
スサノオ「祝福…」
アリアケ「我は祖」
イザナミ「私は神、ここに、この者、神の目を授ける」
と一の左目が熱くなる
一「痛た…アウツ!熱い!」
と意識が遠のく
数分後
一「…………………」
寝たきり
アリアケ「死んだか?」
イザナミ「そうすぐ殺さないの!」
スサノオ「大丈夫か…?」
と一に近づこうとする
イザナミ「やめなさい、スサノオ、祝福の最中よ」
スサノオ「だが…」
一「……」
とゆっくり目を開けヌルリと起き上がり
アリアケ「大丈夫か?あれは」
イザナミ「祝福には成功してるわね、あの目……淡い赤と淡い青の目」
そう一の左目は白目部分が淡い赤に、黒目の部分全体が淡い青の目になっていた
スサノオ「あれが神の目?」
イザナミ「そうあれが神の目よ」
一「………つっっかれた!てかこれ消せないの?消せるべ?」
と神の目を消して元の目に戻す
一同「ええええー?!」
イザナミ「消せるの?!」
アリアケ「消せるのか?!」
スサノオ「消さないのか逆に!」
アリアケ「我は消せないぞ」
と眼帯を外し神の目を見せる
一「神の血が入ってるからじゃない?」
イザナミ「そ、そうなのかなー…」
一「そういうことにしよう、であれの需要は?」
アリアケ「生き物や物の寿命が見えたり」
イザナミ「その人の特性が見えたり」
アリアケ「まあ、いろいろ見える」
スサノオ「そこ省くか!」
一「そっかー…じゃあ普段は使わないようにしよっと」
アリアケ「何故?」
一「寿命見えんのはキツイ」
イザナミ「まあそれはね…」
一「さて、お父さん!修行つけてくれ!クーデター一派をなんとかしなきゃいけないからな」
アリアケ「ああ…そうだったな」
イザナミ「頑張ってよー」
スサノオ「でも何故母上は黄泉の国から出れたのだ?」
イザナミ「アリアケに憑いてたのよ」
アリアケ「ああ、それでこいつの詠唱のおかげで出れたんだな、で…あの詠唱は禁忌のはずだが?」
一「知らないよ?勝手に言葉が出てたんだよ…」
アリアケ「神と吸血鬼の子だ…なにをするか…わかったもんじゃないな」
一「自分の子供を…はあ…」
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