神子(4)
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初心者の作品ですので誤字などお許しください。
「うわーーーーー!」
と白い服白い頭巾をかぶった子供が落ちてきます
ドスンと落ちました
立ち上がります
シャンシャン、鈴の音が鳴ります
「痛い痛いよ」
九十九「だ、大丈夫かお前って構ってらんねえ!黄泉!」
と糸で刀を奪われます
黄泉「だ、大丈夫?」
「大丈夫じゃないですよもう!え、あ!女の子の神子!それにあの刀!ってもしかしてあの府斬組ですか?!」
黄泉「え、ええ…(今はそんな場合じゃ)」
「うおおすげーーー本物だー!わー!」
黄泉「え、えっと…(子供よね…)」
「ねえねえ!力見せて力!」
黄泉「ええ…とその…」
九十九「困らせてんじゃねえぞガキ!」
「ガキじゃないもん!てかやられてんじゃんやーいやーい!」
九十九「くそ、このクソガキ!」
武器を取られていては言い返せません
影向「言われてんじゃねえか九十九」
他の皆も武器を糸で奪われました
見集「く、武器が…!」
福ノ地「これ…じゃあ…」
これでは攻撃のしようがありません
黄泉「皆…刀が…」
女郎蜘蛛「ふふ、もう終わり?」
「終わりじゃないよ!」
と鈴付きの白い刀で全ての糸を瞬間移動をするように切ります
女郎蜘蛛「な、なぜ糸が切れる!?貴様、何者だ!まさか」
先生「うわーん痛い!もう優しくしてよ!」
と先生が落ちた
一「俺は一お前ら禍々しい者を断ち切るものだ!
なんてな、ただのしたっぱの神子だよー」
九十九「ただの神子があの糸切れるわけ無いだろ!」
と刀を拾いつつ
一「ふん、ほんとにしたっぱだもん…」
と俯き
黄泉「でもすごいわ、あの糸が切れるなんて」
一「え、ほんと?!すごい!やったー!」
女郎蜘蛛「まさか貴様、土蜘蛛を倒したのか!」
一「え?あーなんか4組の人達が手伝ってくれたよ楽しかったなー」
黄泉「まさか化物達と共闘したの…?」
一「化物?普通の人たちだったよ?」
黄泉「その人達きっと化物よ」
一「人を化物呼ばわりするのは悪いことだよ、黄泉」
黄泉「なんで、私の名前を…」
一「んー?あー先生から聞いてたの、府斬組の主さんは黄泉って女の子だって」
黄泉「先生?!」
先生「え、あ、ごめん駄目だった?」
黄泉「いいんですけど!!」
とみんなが刀を取り終えた
一「4人の内の1人が言ってたんだけど“虫には炎”がいいんだってさ!」
とニコッと笑うと跪く、右手を地にペタリ、とつけ
九十九「へえ、そうかよ!さあ!武器は戻った再開だ皆!」
千年「再開といってもねえ…」
奉加「打つ手なしだぞ…」
一「ヒノカグツチ!」
とその瞬間女郎蜘蛛が燃え尽きる
一同「え…」
一「よーしおわり、さ!中に帰ろー、ね、みんな?ん?どうしたの?」
九十九「おい、クソガキ今何しやがった…」
一「え、なにってあの蜘蛛さんを燃やしただけだよ?」
黄泉「だって今一瞬で…」
一「何を驚いてるの?神地ではこれくらい当たり前だよ?急に雷が落ちたり…」
千年「ふ、服も汚してないし凄いわ」
四「千年、それ今言うかよ…」
見集「そうかこれが貴方の力なんですね一」
一「よくわかったね、見集!そうこれが俺の力だよ」
奉加「す、すげえ!かっけえ!俺様でもできないぞ!」
福ノ地「うん!かっこいい!」
玉水「綺麗だったね!」
影向「豪快だったな!」
一「ええー、そうかー、見応えあったみたいでよかったよかった!」
黄泉「これが貴方の力なのね私の力はー…」
一「言わないでいいよ、なんとなく察しがつくよ、ほらそんなことはいいからここの神様が怒らないうちに帰ろう」
九十九「お、おう…」
と中(人ノ国)に帰った
だがいつの間にか一という神子はいなくなっていた
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