神子(3)
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初心者のものですので誤字などお許しください。
九十九「なんだなんだ…うるせえな!」
とそこにいたのはみんなの先生こと瑠璃先生
先生「ねえ!みてよ!これ!すっげーのびるー!!!」
と右手の小指の第二関節に糸が巻き付いています
九十九「先生!うるせえ!てかなんだそれ!」
先生「知らなーい、なんか巻き付いてたーてか助けてー!これ外してー!」
千年「先生それ、あれじゃないかしら運命のあ・か・い・い・と!」
奉加「赤くないけどなー!」
四「ナイスツッコミだ奉加」
玉水「先生も遂に相手を見つけたんだね…」
影向「先生外してやろうこの力でな!」
と無理やり外そうとする
先生「痛い痛い痛いー!!やめてーできれば切ってー!!」
と無理やり外そうとしても外せないようだ
黄泉「影向の力でも外せないなんて…」
九十九「仕方ねえな貸せ」
とぐいっと先生を引き寄せ糸を切ろうとすると透けて切れない
見集「どうやら刀でも切れないようですね」
そうこの糸切れないのだ
黄泉「やっぱり運命の赤い糸…」
先生「いーやーだー!僕には心に決めた子がいるんだー!」
玉水「へえ、先生好きな子居るんだー」
先生「いるー!!だからなんとかしてー府斬組ー!!」
九十九「たくっ…しっかたねえな…」
と言い立ち上がる
黄泉「どうする気よ九十九」
九十九「ああ…糸つったらもとを辿ればいいだろ?」
先生「ああ、そっか!」
四「何故頭の良い先生が思いつかなかったのか不思議だ…」
と糸を辿ると外(神地)に繋がっていました
黄泉「これ…外(神地)に…」
福ノ地「外って出ていいんだっけ…」
奉加「たしか良かった気がするぞー!」
玉水「いや出てはいいんだけど、戻ってこれないって聞いたことが…」
影向「うーんどうしたものか」
四「ここまでで終わりにするか?」
千年「せっかくここまで来たのに?!」
見集「せっかくここまで来ましたが戻れないのでは…」
九十九「ここまで…でいいのか先生?」
先生「神地に入ったら戻れないっていうのは、そこの神様の怒りに触れたらの話だよ君達」
九十九「らしいぜ?」
黄泉「行く?行っちゃうよ?」
福ノ地「うわーん、もう!行くしかないー!」
とみんなの外こと神地に足を踏み入れました
そこは緑が生い茂り薄暗い場所でした
奉加「…案外暗いな…」
と糸を辿りながら
玉水「気を付けて歩くんだよ」
影向「歩けなくなったら、運んでやるからな!」
四「怖くないか?福ノ地」
福ノ地「怖くないよ、にい」
千年「中(人ノ国)と対して変わらないじゃない!」
といいつつ木が生い茂っている
見集「そうとも言えませんよ、千年この神気の強さ…異常です…」
※神気とはその地に流れている脈みたいなものと神子の力の力量の事
神子等は感じ取れる
九十九「確かに神気が強いな」
先生「そう?そんなに強くないと思うよ?て、うわ!」
とビュンッと糸に引っ張られる先生
黄泉「あ、先生!」
と追いかける
千年「ああ、遂に運命の人に会ってしまうのね!」
と追いかける
他の皆も先生を追いかけると
そこには下半身は蜘蛛上半身は女性の女郎蜘蛛という妖怪が居た
先生「うわー、ちょ、すげー、何これアトラクションー?」
と右足を糸で引っ張られ宙吊りに
九十九「くそ、妖怪か…!」
女郎蜘蛛「ふふふ、私の旦那様…!渡さない!」
見集「黄泉、貴方は下がっていなさい」
黄泉「ごめん、戦闘は任せたわよ」
福ノ地「任せて!」
奉加「こいつは俺様の嫁だ、渡さないぞー!」
玉水「ここからは連携だよ」
影向「1人で突っ走るんじゃねえぞ!」
四「もちろんだ!」
千年「できるだけ服を汚さないようにっと…」
九十九「くそやっぱり切れねえ!」
と糸を切ろうとするがやはり切れない
女郎蜘蛛「ふふふ、この糸は絶対に貴方達には切れないわ、4人のあの者たちでないと…」
黄泉「4人…まさか…“例の化物”…の事…?」
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