神子(14)
一「………アリアケ?俺は、一だ」
酒呑童子「これが…姫…美しい」
一「なら触れてみるか?」
酒呑童子「おお、いいのか」
一「だがお前の血を貰おう」
酒呑童子「いいぞ」
鬼心「やめろ!酒呑!戻ってこれなくなるぞ!!」
もも「主様?」
一「もも、大丈夫か?」
もも「大丈夫ですよ、主様…お美しい…」
一「そんなにこの髪色が気に入ったのか?俺は黒い方がいいんだけどな」
鬼心「その姿で平然と意識を保っていられるのか…」
一「当たり前だ、俺は吸血鬼なんだろ?」
姫「美しい…」
ここにいる全員が一に魅了されている
もも「主様…お戻りくださいこのままでは大変な事になってしまいます、怒りをお鎮めください」
一「わかった」
と元に戻る
鬼心「流石はアリアケの娘」
酒呑童子「美しかった…」
鬼心「酒呑よ魅了されているぞ」
酒呑童子「初めてあったときからだ」
茨木童子「本当に美しかった…」
姫「ええ、綺麗だった…」
一「そうか綺麗だったのか俺、さてそろそろ試練やるか」
鬼心「やるか」
姫「ええ、」
流水の試練の場所に着く…
鬼心「流水の試練を執り行う」
サラサラと川が流れてる
姫「流水…痛そう…」
一「そうか?痛くないぞ?」
と川に入る
姫「何故…吸血鬼なのに…?痛い…」
と川に入る…
一「やめだやめ、もう勝負はついた」
鬼心「そうだな」
姫と一は川から出る
一「ほら見せて姫」
姫「え…?ぁ…」
と姫の手を取り噛む
一「我慢してくれてありがとう、傷治ったぞ」
姫「!、本当だありがとう!」
鬼心「一お前を酒呑童子の嫁とする」
一「まあ、いいか、」
酒呑童子「よし!」
茨木童子「よかったですね王子」
酒呑童子「ああ!」
一「でも俺神契で子供できただけで…それに神契で寿命縮まったし…その…18歳までしか生きられないよ?それでもいいの?」
酒呑童子「ああ、お前が死ぬその瞬間までそばにいよう」
もも「もちろん私も」
バチバチと火花が散る
一「まあまあ…てんちゃんも、ももちゃんも仲良くねー」
酒呑童子「てんちゃん…」
恥ずかしがりつつ
一「さあ帰るぞ」
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