神子(12)
一方、一は………
ベットに寝てる
一「………!」
起き上がる
「おはよう」
一「………頭痛い」
「そりゃ、妖術使ったからな」
一「誰だよお前」
酒呑童子「だから妖怪の国の王子様、酒呑童子だよ」
一「お前の名前なんか知るか!(ちっ捕まったか)」
酒呑童子「お前姫だろ?」
一「は?姫?たしかに女なのは認めるが姫なんて大層なもんじゃねえぞ」
酒呑童子「隠しても無駄だ、鬼には分かる」
一「鬼だがなんだか知らねえが、ここぶっ壊していいか?」
酒呑童子「駄目だ」
一「……そうかい、そうかい」
酒呑童子「まあいい、父上に会ってもらうぞ、そこで決まる」
一「父上?鬼にはお父さんもいるのか」
酒呑童子「いるぞー大きい父上だ」
一「大きいのか!見てみたいな!」
と酒呑童子の父親に会わせてもらう
そこにはほんとに大きい鬼が
「ほう、お前が」
一「わー!ほんとに大きい!」
酒呑童子「だろう、父上、姫を連れて来ました」
と跪く
一「わあー、見えない力で包まれてんだな、ここ」
「ほう、ほう、良くわかっておるな」
一「あ、姫とか言われてるけど俺の名前一なー!よろしく!」
酒呑童子「ふむ、いい名だな」
一「先生…第二の夫…?かながつけてくれたんだ!」
「ほう夫がいるのか」
一「子供もいるぞー!」
「なんと…子持ちか」
一「うん!可愛いんだ!」
鬼心「そうか、そうか、俺は鬼の王、鬼心」
一「鬼心かよろしくな!といってもここから出る方法教えてくれ」
酒呑童子「出させはしないぞ」
鬼心「酒呑童子、まさか姫を連れ去ってきたのか」
酒呑童子「気に入ってしまったのでな」
鬼心「そうか、だが無理矢理はあまり良くないぞ」
酒呑童子「……ええ、わかってはいるが…つい…」
一「だから姫じゃないって!」
鬼心「いや、お前は姫だ鬼はわかる」
一「お前ら親子だな!!」
酒呑童子「鬼には予知能力と言うものがあるからな」
一「へえ、便利だな!!そろそろ開放してくんない?!」
怒りつつ
鬼心「いや、お前には酒呑童子と婚約してもらわねばならぬ」
一「は?!」
「失礼します」
酒呑童子「どうした、茨木」
と立ち上がる
茨木童子「それが吸血鬼の国から姫がやってきたそうです」
酒呑童子「何?!」
一「ほらー!別に姫いんじゃんー!」
鬼心「………その姫を連れてこい」
茨木童子「はっ!」
と姫とそのお付きを連れてくる
姫「吸血鬼の国から参りました姫です」
酒呑童子「お前が姫だと?!」
鬼心「真か?」
姫「真でございます、私は姫として育てられました」
一「姫可愛いじゃんかー!」
姫「この者は?」
一「あっと俺、一っていうのよろしくね!」
元気になる
姫「はあ…」
鬼心「ならなぜお付きは居て、吸血鬼の王、アリアケがいない?」
姫「父上は…」
鬼心「父上と言うな貴様は姫ではない!」
お付き「なっ…」
姫「私は姫で!」
一「アリアケ?」
酒呑童子「吸血鬼の最強王、アリアケだなその子供が姫、お前だ一」
一「名前で呼ぶな、へえー、最強ねー、戦ってみたいもんだな」
茨木童子「アリアケ様と戦うなど、あなた死にますよ」
一「俺死んでも生き返るよ?」
一同「え…」
鬼心「さすがは姫だな」
一「だからさー…?!」
鬼心「お前からアリアケの力が視えた、やる意味もないと思うが流水の試練を課す」
ドゴーン何かが来た
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