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神子(かみこ)  作者: れいちr
146/149

薬師

僕は薬師だ



誰これ構わず助けるそのために薬師になったのだ



だけどこれは…この量は…



悪鬼羅刹×1000



薬師の僕でも手が回らない!!



剣術は多少習ってたけども!!



無理ー…ここで終わりか



ザシュッスー



「男らしく無いわね、男なら戦いなさい」



「へ…羅刹が半分に?!貴方は!」



「私のことはどうでもいいの…今は悪鬼羅刹を…ってなにしてるのー?!」



僕は羅刹を治していた



「よしよしかわいいね、もう治ったから大丈夫ほら、お家にお帰り」



羅刹達はぴょんぴょんして…



家に帰った



「えええー?!」



「さてさて…あとは悪鬼!どこが悪いのかなー?あー風邪?はい飲み薬、あーん」



悪鬼達も帰っていった



「…………」



「良かった良かった!それじゃあまた!」



ガシッ



「アンタ…悪鬼羅刹を助けてどうするつもりよ!?悪鬼羅刹は敵よ!」



「え…僕には悪鬼羅刹は敵とか味方の前に生き物ですし…助けるのは生き物の性っていうか…」



「………否定はしないわでもこれはお屋敷に報告ね、じゃ」



と言って女性は消えていく



「何だったんだろ、て言うかあの悪鬼羅刹何しに来たんだろ、僕に助け求めに来たのかな?ん…雨の匂い宿屋か寺にでも行かないと」



僕の名前はヤクモ



誰これ構わず助ける薬師



寺に泊まることにした

















「ご報告が…」



「何だ」



「悪鬼羅刹を治したものがいると…」



「!、そのものを監視し死守せよ傷1つ、つけるでないぞ」



「はっ…!」











ヤクモ「すいませんね、泊めて頂いて」



「いいんですよ」



かなり古い寺だ



ヤクモ「どこかに怪我してる人とかいませんか?」



「なら住職が…足に呪が…」



ヤクモ「わかりました、見せてください、これでも薬師ですから」



住職「うう…」



ヤクモ「これは…人につけられた呪いですね人の恨みを買うようなことは?」



住職「それは…」



ヤクモ「なーんて生きてれば色々ありますよね、見せてください治します」



住職「治せるのですか?!」



ヤクモ「ええまあ、じっとしてて「魂礼」…」



ヒュー


と風が吹く



するとたちまち足は治った

   

   

住職「?!、ありがとうございました…」



ヤクモ「いえいえお互い様ですよ」



一夜を越した



さてどこへ行こうか



同類のところでも行くかな




森の住処



ヤクモ「やあキツネ困ってることはない?」



キツネ「ヤクモさん…それが…丹薬の作り方がわからなくて…」



ヤクモ「丹薬?!そんなもの作ろうとしてたのか君は…はあ…手伝えそうもないな、そうだこの本なんかいいんじゃない?それとこれから行先決めてくれないかい?」



キツネ「この本!!ありがとうございます!(彼ながらに応援してくれたのがこの結果なんだろう…丹薬の作り方が載ってる、そうですね…江戸の街でも行ってみたらどうです?流行り病があるそうですよ」



ヤクモ「よいしょっと、それはいいことを聞いた行ってみるよじゃあね」



キツネ「はいではまた」



江戸の街



「ゴホゴホ」



ヤクモ「おや、風邪ですか?」



「いや多分これは流行り病…だと…」



ヤクモ「流行り病ですか…」



「このはやり病で何人の人が死んだか…」



ヤクモ「これでも薬師でね、見せてくれます?」



「おお…ありがたい」



数分後



行列が出来ていた



ヤクモ「あなたは風邪あなたはー…病の方ね」



「薬師が来てくれるのはありがたいけどお医者様じゃないのがねえ…」



「コラそんなこと言ったら見てくれないよ!」



ヤクモ「大丈夫ですよー、医学も踏んでおりますので、はい風邪ーはい病ー!で終わりかな」



宿屋に行こうとした時



「待て」



ヤクモ「なんですかい?」



「誰の許可を得てここで活動をしている」



ヤクモ「活動ってほどじゃないですよー、少し病の判別をね」



「………出ていけ!」



カチャ…



どこかで音がする



ヤクモ「そういうあなたもみてほしいんでしょ?ほらほら座って」



「ぬう…」



ヤクモ「見せて……………うん大丈夫風邪」



「よ、よかったあ…」



ヤクモ「さて…宿屋に行って薬作らなきゃ」




スー



どこかで音がした



ヤクモ「(誰かつけてきてる…?、あなたも見てほしいの?」



「………」



ヤクモ「いないか、さ、あの原因は菌による抗体繁殖なんとかするにはここの風を治さなきゃいけないなあ…ここ、菌すごいし、儀式でもやんなきゃでも許可いるよな、よーし許可取りに行こー」



お屋敷に行く



「何奴」



ヤクモ「儀式やらせてください」



「変な宗教勧誘か…出ていけ出ていかないなら力づくでも」



シュタッ 



誰かが前に出る



ヤクモ「(誰だ…ありゃ、えっと…」



「あなたは?!精鋭部隊長…なぜ」



「こやつを殺るなら俺を倒してから行け」



「し、しかし…」



ヤクモ「いいよ、儀式は諦める、だけどここの人達かなり死ぬよ、それでもいいならご勝手に」



お屋敷から去る



「あ…」



ヤクモ「少しでもいいから犠牲者を…少なくしなきゃ「魂礼」…」



ビュー!!!


強い風が江戸中を吹く



これでたちまち病が治るはず



「風向きを変えた…」



ヤクモ「なんすか?病の正体は風っすよって…さっきの守ってくれた人…さっきはどうも」



「いやなんの…(風向きまでも変えてしまうとは…、」



ヤクモ「?さて次はどこに行こうかなー」



「お屋敷に来てはどうだ流行り病を治したのだ来てもいいはずだ」



ヤクモ「さっき断られたし」



「話をつけよう、待っててくれ」



ヤクモ「薬作ってよーっと、痛、葉っぱで手切っちゃった…」



数分後



「話をつけてきた…ぞ、どうした?!」



ヤクモ「まだ流行り病が完全に治ってなかったのか」



切った指に風が当たると倒れる



バタン  



「おい!運ばなければお屋敷に…!」



お屋敷



「できればこんな形であわせたくなかったです、タマモ様」



タマモ「なぜ倒れている、なぜ血を流している」



ヤクモ「っー…くらくらするー…流行り病ってやべーな自分でやった事には自分で片付けなきゃ「治療」…と…「魂礼」これで少しは良くなるはず」



弱い風が


ヒュー…


と通る



まるで今のヤクモの状態を表してるかのよう



「どうします…」



タマモ「我の子だ、そう簡単に野垂れ死んだりしないそうだな、この猫をやろう」



猫?「なーご」



タマモ「お前はまた見張り兼死守をしろ、これからはここに泊める」



「はっ…」



猫?「なーご…(ペロペロ」



ヤクモの手を舐める



ヤクモ「…………わお猫だー…………(スヤスヤ(寝」



「………」



部屋を移す



「…………」



ヤクモ「スー(寝」



猫?「なー(寝」



「なぜ俺なのだ任されたのが…まさか気付いて…(こいつは妖怪の子供…ここで殺すのもありだ………………できない…、」





ヤクモ「あー目が覚めちゃった、もっと夢見たかったなー」



猫「にゃあー」



「起きたか」



ヤクモ「誰?」



イズモ「イズモ、お前の見張り役兼おもり役だ」



猫「にゃーご!」



ヤクモ「僕ヤクモ名前似てるね!おもり役って…子供じゃないんだから…」



イズモ「仕方ないだろう、主がそう言ったのだ」



猫「にゃー!!」



ヤクモ「よしよしかわいいね、お名前は?」



猫?!「アワー」



イズモ「!?」



ヤクモ「アワちゃんかー」



イズモ「何普通に受け入れている喋ったぞこの猫!」



アワジ「アワジ!」



ヤクモ「猫又は普通しゃべるよね?」



アワジ「なーご!」



イズモ「こいつ猫又!?」



ヤクモ「僕のとこにいるってことはどこか怪我してるのかな?」



アワジは首を横に振る



イズモ「妖怪が…妖怪を…」



ヤクモ「誰が妖怪だって?さて、ここどこ?お屋敷みたいだけど…、!お屋敷なら儀式しなきゃ!えっと…「無冠」「魂礼」「治療」されたし」



病はたちまちに消えていったはず



イズモ「何した」



アワジ「通力だにゃ」



ヤクモ「さすがアワジ!長生きなだけあるなあ」



イズモ「何だ通力って…」



アワジ「死線を超えたものと天津一族だけが使える力だにゃぁ」



ヤクモ「アワジ、君、シンヤの飼ってた猫に似てるーそん時の名前がシマだったのー?」



アワジ「シンヤ?お前を教えていたのはアサノだにゃぁ…」



ヤクモ「ええ!?誰?」



アワジ「シンヤとアサノは兄弟だからにやぁ…!」



ヤクモ「へえー」



イズモ「ついていけん…」



「起きましたか…?」



イズモ「スイレン様…」



跪く



ヤクモ「あ?!お屋敷の主さん?ありがとうございました、おかげで流行り病も治せそうです!」



スイレン「元気になって良かった……本当に…」



抱く



ヤクモ「(くんくん妖怪の匂い、スイレン様妖怪?」



イズモ「なっ!」



「流石は我が子」



変身を解く



と青年に



タマモ「我はタマモ、お前の親だ」



ヤクモ「え?僕捨てられた子だよ?でもその言葉信じてもいいかもね」



イズモ「やはり…妖怪め斬ってやる」



タマモ「イズモ…主も妖怪だ、人間として育ててきたが…まさかそこまで妖怪を恨むとは」



イズモ「信じぬ!そりゃあ恨む仲間を殺された」



ヤクモ「殺された?悪鬼羅刹は悪いことするけど根はいい子達ばかりだよ?妖怪に扮した人間じゃない?」



アワジ「なーご!なーご!」



イズモ「………(そうなのか…?、」



タマモ「よくわかっているではないかヤクモ」



ヤクモ「そりゃあ薬師ですから!ま、いいや、じゃあね、次の旅に出なきゃ」



タマモ「もうここに住んで良い」



ヤクモ「え…でも…困ってる人達や妖怪が…」



タマモ「ここに居ろ」

 


ヤクモ「くっ〜…言霊響いたー、よしよしアワジどうする?」



アワジ「アサノの言うとおり助けに行ったほうが得だにゃ」



ヤクモ「だよねーてことでさいなら」



お屋敷を出ていく



タマモ「ヤクモ!手に残ったのはイズモお前だけだ、お前も行け」



イズモ「ですが…………はい…」



お屋敷を出ていく



タマモ「さて…キツネに会いに行くか」








昔話



ヤクモ「師匠ー」



シンヤ「どうしました?」



ヤクモ「薬師になりたい!」



シンヤ「薬師ですか…変わりますね」



アサノ「おう!薬師だな」



ヤクモ「え!?師匠口調変わった…」



アサノ「あ…いや気にすんな」



と薬師について色々教わった



シンヤ「良いですか悪鬼羅刹と言えど生き物なことには変わりありません」



ヤクモ「うん!」



アサノ「すっかり成長したな」



シンヤ「ええ、拾い子なのですが…旅立ちの時ですね」



すると師匠はシマ(猫)とともに消えていた



居た場所には薬箱がおいてあった…



ヤクモ「頑張ります」







現在


ヤクモ「アワジーどこいく〜?」



アワジ「オイラに聞くのか…うーん妖怪の国」



ヤクモ「わかったー!」



妖怪の国につく



イズモ「どこ……いった……」










ヤクモ「なんとかまけたね」



アワジ「しつこいやつだにゃ」



「抱いてこの子を抱いて」



ヤクモ「わあかわいい赤ちゃん、君、産女だねいいよ抱いてあげるー」



産女の赤ちゃんを抱く



「ありがとう…」



ヤクモ「はいどうぞお返しします」



「あなた優しいのね」



ヤクモ「そんなことないよ、そうだ、どこかで困ってる妖怪いない?」



「鬼の国に女の子を探してる鬼はいるけど…あなたはー…男の子よね」



ヤクモ「残念だけど…」



アワジ「何言ってるにゃヤクモ」



ヤクモ「え?」



アワジ「化けるのは狐の得意分野にゃ(それに本当は、」



ヤクモ「狐って…君ねえ…」



アワジ「行ってみたらどうにゃ?男の娘はだめですかーって!」



ヤクモ「ちょっとー…」



「私も行くことをオススメするわ」



ヤクモ「わかったよ行くよ…」



鬼の国



ヤクモ「あのー…男の娘はだめですかー…」



「だめに決まって…」



「いやこのモノなら…」



ヤクモ「?(嫌な予感が…、」



数分後



ドレスを着せられた



ヤクモ「え?」



「さあー!いってこい!」



ドンッと押され大きな鬼の前まで行かせられる



ヤクモ「えっと…(アワジとも離れちゃったし…、こ、こんにちは…」



「うむ、こんにちはして…嫁になる準備はできておるな」



ヤクモ「よ、嫁?!」



「何だ父上呼び出して、…!」



ヤクモ「父上…つまり息子さん」



キシン「我はキシン鬼の王だ」



「………誰だ父上コイツは…!」



キシン「コヤツは我の息子シュテンドウジ」



ヤクモ「はあ…シュテンさん…てか女の子必要ならそのへんの鬼の女の子でも連れてくればよかったに…?」



シュテン「女が必要?何故だ」



ヤクモ「知りゃあせんよ王の方針でしょう」



シュテン「父上…まさかまた結婚しろというのですか、しかもこんなへちゃむくれと!」



ヤクモ「へちゃむくれ…」



キシン「まあそういうでないその者は…」



シュテン「いたしません」



ヤクモ「こちらもいたしません」



キシン「うう…」



ヤクモ「私の予言〈晴天の霹靂〉ではもうすぐキツネが来るかと思われます」



キシン「キツネ?」



シュテン「………」



ヤクモ「まあ、本人から聞いてくださいなでは帰りますまた来ますねー困ったことがあったら薬師まで〜アワビいくよ〜」



アワジ「アワビじゃねえ、アワジだ!!!」



キシン「吸血鬼の国に行くと良い」



ヤクモ「はーい」



とドレス着たまま



吸血鬼の国



ヤクモ「こりゃまた暗い」



アワジ「吸血鬼は光が駄目だからにゃ」



ヤクモ「それくらい知ってるよー」



「あらあなた…」



ヤクモ「はい?」



「ドレスにあっているわ、よかったらうちに来ない?」



ヤクモ「え…いやでも…」



「来てほしい!」



アワジ「行けばいいにゃ」



「あら猫も一緒なのね」



ヤクモ「まあ…」



「さあ、来て」



と紹介されたのは吸血鬼の城



ヤクモ「え…さっきから何なの…」



「さあ入って!」



無理矢理入れられた

アラジも



「どう?広いでしょ!」



ヤクモ「ひ、広い…」



「あら?お客様?ですか?姫」



ヤクモ「姫?!」



アケボノ「あら、言ってませんでした?私吸血鬼の代理の姫アケボノですわ」



ヤクモ「アケボノって…前王では?あ…そういうことか「カクメイ」」



何かを察した様子



「誰だ貴様」



ヤクモ「これはこれは吸血鬼最強の王アリアケ」



アリアケ「呼び捨てか、貴様何者だ」



ヤクモ「妖狐の国の薬師でございます」



アリアケ「なぜ…ドレスを着ている」



ヤクモ「鬼の国にて着させられました、このまま逃げてきたもので、脱ぐ時間がありませんでした」



アリアケ「貴様も大変だな、娘ではない娘に見惚れられ連れて来られたと」



ヤクモ「み、見惚れられた?!」



アケボノ「………」



アリアケ「娘ではない娘は女が好きでな」



ヤクモ「それは残念です」



アリアケ「?」



アケボノ「……」



アンリ「あら振られました?メイドのアンリです」



ヤクモ「僕は男ですので」



アリアケ「!?」



アケボノ「え?!」



アンリ「あらー…」



アワジ「そこは女でいいんにゃ」



ヤクモ「やだよ、男だもん」



アケボノ「………そう…」



アリアケ「諦めるんだな…、!」



アリアケはなにかに気づく



ヤクモ「?」



アリアケ「貴様女だな」



ヤクモ「え?!いやいや男として育てられましたよ?」



アリアケ「吸血鬼には男女の違いがわかる」



ヤクモ「無駄な能力!?」



アリアケ「そいつがやったかやってないかもな」



ヤクモ「えっちいな!!!!」



アリアケ「ハッハッハ(威圧」



ヤクモ「くっ…」



アワジ「流石は最強の王だにゃ……」



アケボノ「ならあなたは女の子なのね!」



ヤクモ「いや男です」



アケボノ「こんなドレスが似合う男の子はいないわ!」



ヤクモ「ええー…酷いなあ」



「何仕事ほったらかしてる、アリアケ」



アリアケ「ぐ…仕事辛いぞ、エニシ」



エニシ「いつもの威勢はどうしたよ…」



アンリ「じゃいっその事エニシを王様にしちゃいます?」



エニシ「おいアンリ!」



アリアケ「有りだな…」



ヤクモ「いい大人が仕事放棄しないでくださーい」



エニシ「そうだぞ…吸血鬼最強の王の名が廃るぞ」



アリアケ「む…それはいかん」



仕事をしに行こうとするアリアケ



ヤクモ「あ、アリアケ困ってる人とか病で悩んでる人いない?」



アリアケ「お人好しだな城に集める待ってろ」



ヤクモ「ありがとう」



エニシ「そういうお前もお人好しだ」



アンリ「実はあそこの二人出来てたりして…」



アリアケ「バカを言うでないぞ、アンリ、幼馴染といえどないは」



エニシ「だなアリアケにはもう娘が居るしな師匠…どこ行っちまったんだよ…………」



ヤクモ「君たちもお困りの様子予言〈晴天の霹靂〉おやまあ、遠い世界に居るらしいよ」



アリアケ「っ…そうか…」



エニシ「師匠が選んだ道なら口出しは出来ないな…」



アケボノ「お父様…イチ…」



アワジ「かなりのワケアリみたいだにゃぁ…」



ヤクモ「おや、アリアケ君天津一族の様だね」



アリアケ「天津?」



ヤクモ「と言うことはルーツはミコトと言う者か」



アリアケ「ミコトばあさんか、人間ゆえに短い一生を終えたと聞いた」



ヤクモ「その天津一族ってのは通力などが使えるんだけど…その代わり寿命短く、病弱なのささっきの「カクメイ」や予言〈晴天の霹靂〉も通力の1つだよ」



アワジ「まさかここで同類に会うとはにゃ」



アリアケ「そうかお前も、なら短い命なのだろうな」



ヤクモ「いやどうやら僕は妖怪と人間の子らしいからそんな短命ではないかな」



「ちょーっと…!なんでいるのさ!アワジ!」



アワジ「めんどくさいのが来たにゃ」



ヤクモ「なになに…ヒジリ?」



ヒジリ「そう!僕はイチの神格化ifもしもってなんで名前知ってるの!」



ヤクモ「へぇーシュテンともあってるしキツネの親代わりか〜あ、「カクメイ」だよ」



ヒジリ「勝手に記憶読みとらないでくれる?」



アリアケ「アカツキ?!」



エニシ「師匠!?」



アケボノ「イチ!」



ヒジリ「君たち動揺しすぎもしもがいたっていいだろう、あー…イチは…」



ヤクモ「もう言った、遠い世界にいるとね」



ヒジリ「サンキュー」



ヤクモ「ところでイチってどんな人?」



アリアケ「強い」



アケボノ「可愛い」



アンリ「迷惑をかけてしまいました〜」



エニシ「師匠」



ヤクモ「いや、君たちの感想聞いてないから」



ヒジリ「あれ君…」



ヤクモ「なに?」



ヒジリ「イチと似た魂だね」



ヤクモ「え…」



ヒジリ「遠い世界にご招待するよ」



ヤクモ「え?!」



ヒジリ「ただしイチを傷つけないならね」



声のトーンを低くして言う



ヤクモ「そりゃもちろん配慮するけどさ…僕はまずここの病気の人治さなきゃ…待ってて」



数分後



アリアケ「集めたぞ」



ヤクモ「めっちゃいない?」



ヒジリ「めっちゃいる…」



ヤクモ「………「魂礼」!!」



ブォォォー



と勢い強く風が吹く



たちまち怪我や病は治った



ヒジリ「君…さっきの「カクメイ」、「魂礼」といい…天津一族…」



ヤクモ「そうだよ、だけど妖怪との子供らしいけどね」



ヒジリ「天津一族が七人…」



ヤクモ「へえーそっちの世界に六人もいるんだ…多いね大体、一世界に一人が限度なのに…」



ヒジリ「そうだね、と言うことは…ここのセカイも随分と保ってたわけ」



ヤクモ「そうだねー、よしできたはーいみなさん薬配りますねー」



と薬を配る



ヒジリ「お人好し…(間違いなくifもしもイチの未来」



ヤクモ「何言ってんのさ終わったし」



アワジ「遠い世界に…行くのかにゃ…?」



「見つけたぞ!!!!」



ヤクモ「ゲッ…」



アワジ「にゃぁ…」



ヒジリ「何…?追われる身?」



ヤクモ「イズモォ…」



イズモ「帰るぞ!」



アワジ「にゃぁ…!」



ヤクモ「ヤダ!これから遠い世界に行くもんね、ねーアワジ?」



アワジ「シャーー!」



ヒジリ「蛇?!」



イズモ「なら俺も連れてけ、お前のおもり任されてんだから」



ヒジリ「えー君いかにも柄悪そうだしーやだー」



ヤクモ「僕もヤダー」



アワジ「アワジも反対」



イズモ「お前らなぁ!」



ヒジリ「てかこの子妖怪じゃん」



イズモ「!!」



ヒジリ「種類はえっと…龍?!」



イズモ「龍なのか…」



ヒジリ「君自分の出生についてしらないの?」



イズモ「気づいたらタマモ様のところにいた、龍…」



ヒジリ「タマモ!?あいつー…」



イズモ「………」



ヒジリ「「カクメイ」ふーん、ほんとの子供は置き去りか…父親の資格無いねタマモ、ミコトの時は見逃してたけどまさかヤクモ、君ミコトの子?」



ヤクモ「え?!いやいや気づいたときにはもうシンヤとアサノの所に…」



ヒジリ「シンヤとアサノ?ターイナの所の奴らじゃん!?なんで?!」



アワジ「……………」



ヤクモ「知らないけどいい師匠だったよ」



ヒジリ「まさか…AIじゃない…!?」



ヤクモ「シンヤはねー二重人格だったんだよー」



ヒジリ「こっちは…兄弟」



アワジ「二重人格じゃない、兄弟だその上にサクヤと言う兄がいる」



ヒジリ「アワジ…君がサクヤか…」



ヤクモ「え?!」



イズモ「猫が兄?!」



アワジ「猫又のフリするの疲れるんだけどな」



ヒジリ「君も…来なきゃ駄目だね」



イズモ「お、俺は?」



ヒジリ「君は別にいらないかな」



イズモ「いやこいつのおもり役だ!行く権利はある!」



ヒジリ「君が行きたいだけじゃないみたいだね、いいよ」



イズモ「!」



ヒジリ「ただ…遠い世界に行ってもらう1つは…欠けた世界、さ、行くよ」



ドンッ


と押されるヤクモ達



アリアケ「行ってこい」



アンリ「行ってらっしゃいませ〜」



エニシ「病人の件助かった」



アケボノ「またどこかで」



目の前が暗くなる



目を覚ます



寮 


部屋



ヤクモ「う…」



「起きたかな」



ヤクモ「誰…」



サクヤ「サクヤ…まあ、アワジだね」



そこには人型の灰色髪の少年



ヤクモ「はあ…アワジ大きくなったね…よしよし」



サクヤの頭を撫でる



サクヤ「猫扱いすんな!」



ヤクモ「ごめんごめん猫だったから…イズモはいずこへ?」



サクヤ「うまいこと言ってんじゃねえよ…」



ヤクモ「まあいいやいない方がいいしさて探検するかな」



サクヤ「付き合う愚弟達にも会えるかもな」



ヤクモ「口悪!」



部屋を出る



「あ…」



「あ…!」



サクヤ「あ…」



ヤクモ「え?」



ガシッ



二人に抱きつかれるヤクモ



シンヤ「会いたかった…」



アサノ「俺も…会いたかったぜヤクモ」



ヤクモ「師匠が二人ー?!」



サクヤ「愚弟…元気にしてたか?猫役押し付けやがって」



シンヤ「すいません、サクヤ元気ですよ」



アサノ「愚兄も元気だったようだな」



サクヤ「フン…」



ヤクモ「良かった再開できたんだ、てかそろそろ離れて」  



アサノ「わりぃわりぃ」



シンヤ「興奮してまして」



離れる



ヒジリ「やっぱりAIじゃなかったのねアサノ、シンヤ」



サクヤ「………」



アサノ「AIになったつもりはねえ」



シンヤ「神が許さないというのならこちらも手段があります」



ヒジリ「手段とは…?」



サクヤ「この世界壊させてもらう」  



ヒジリ「ふーん別にいいけど」



シンヤ「!」



アサノ「そりゃねえだろ神」



ヒジリ「ここは出来損ないの世界だし?」



サクヤ「悪いな、神、愚弟が世話になった」



ヒジリ「いいえ〜」



ヤクモ「ほんとに壊すの?シンヤ達だって本意じゃないでしょ?」



シンヤ「残念ながら本意ですよ、ここの世界はレーツェル…イチが来てから狂ってしまった」



ヒジリ「!、あの子のせいにするな……………僕のせいだ…」



アサノ「お前イチの神格化ifもしもなんだろ?なんとかしろよ」



ヒジリ「僕にはそんな力…」



ヤクモ「………病気なら治してみせる…」



ヒジリ「そうか…!君がいた」



シンヤ「この子には手を出させませんよ?」



アサノ「同意だ」



サクヤ「僕も」



ヒジリ「なーに、少し命を削ってもらうだけさ」



ヤクモ「それで世界が治るなら」



シンヤ「ヤクモ…ほんとにイチに似ている」



アサノ「イチみたいに万能じゃねえけどな」



サクヤ「うるさいな愚弟」



ヤクモ「保健室に行くそこに人を集めて」



ヒジリ「了解」



保健室



「リオ…リオ…」



ヒジリ「あれがターイナ」



ヤクモ「「カクメイ」…………そう…、おいターイナ…何してる」



ターイナ「リオ?!」



ヤクモ「俺じゃあ駄目か?」



ターイナ「リオー!!」



抱きつかれる



ヤクモ「ふっ…寂しかったかターイナ悪いな」



ヒジリ「ターイナ…、リオになりきってる、ヤクモ流石はイチの…」



ヤクモ「部屋に戻るか?」



ターイナ「うん!」



数分後



部屋に送ってきた



ヒジリ「君どんだけ男前なの…」



ヤクモ「………いやーさターイナのリオのイメージがそんな感じだったもんで…」



アサノ「流石は薬師だな」



ヒジリ「ターイナの部屋には鍵かけて永眠させといた」



ヤクモ「今のあの子にはそれがいいね、師匠達これからどうする?」



シンヤ「できればこの世界から出たいですね」



アサノ「つまんねえ!」



サクヤ「神を前にして全く」



ヒジリ「その通り全く面白くない、イズモもつれて次行くよ」



ヤクモ「え、ここの人の病気は…」



ヒジリ「無いねターイナ…だけ」



ドンッ 



また押される



そこは和風だ

 


ヤクモ「神社だー…………、!」



シンヤ「(そういえば手の紋章……、ヤクモどうしました?」



「!、誰だ?お前らヒジリと一緒にいるって事はー」



ヒジリ「イチ!」



ヤクモ「君がイチ…その手の紋章…」



ヤクモは普段手袋をしている

 


イチ「あーこれか?これなタマモに付けられた」



しゅよどうした……、!」



イチ「あ、タマモーなんかさーこいつと俺にてね?」



ヤクモに肩を組む



タマモ「主よ…それは我の子だ」



イチ「え…お前子供いたの…」



ヤクモ「…………ホントだよ…もう」



タマモ「すまんな…」



ヤクモ「嘘つき!」



タマモ「!?」



ヤクモ「僕の親はタマモだけどタマモじゃない…」



タマモ「……」



ヒジリ「そうだね、あいつチャラいからこんなキリッとして無い」



イズモ「どういう意味だ…!てかここどこだ!」



ヒジリ「あー悪い君にとっては主だったね、ねーソワカー」



ソワカ「なに…」



ヤクモ「わ…!?びっくりした…」



ヒジリ「この子の出生調べてくれる?」



ソワカ「いいよ」



ヤクモ「え…」



ソワカ「へえーリカと似た魂だね、、、うん、玉藻の前とミコトって子の子供だね」



ヒジリ「やっぱり…あいつめー…」



ソワカ「でも作られたみたいだね血と血で」



ヒジリ「それじゃあ…あいつらとおんなじってこと…?」



ソワカ「あいつらは知らないけどそうじゃない?」



イチ「もも…」



タマモ「主は我だけを見てればいい」



イズモ「確かにキリッとしてる…」



イチ「ヒジリ…ももに会いたい!てんちゃんにも!先生にも!」



ヒジリ「無茶言ってくれちゃって…ここからはヤクモとイチの領域だよ全く」



イチ「ヒジリ!でも何でそいつも?」



ヒジリ「この子はイチの君の未来の姿だから…」



イチ「俺の…」



ヤクモ「僕が?!この子の…」



イチ「「カクメイ」」



ヤクモ「か、「カクメイ」」



イチ「ふーんまあ確かに条件はいいな背も高いし」



ヤクモ「妖怪退治って…あなた…敵ですか…」



イチ「悪い悪い、つい売られた喧嘩買っちまうんだよ」



ヤクモ「はあ…」



イチ「ハッハッハ(威圧」



ヤクモ「………親子似てるね」



ヒジリ「で?行くの?」



イチ「行けるのか!?」



イズモ「お、俺も…」



ヒジリ「言ったでしょここからはイチとヤクモの領域だって」



イズモ「だが俺はおもり役…」



ヤクモ「イズモ待ってて」



イズモ「………いやだ」



ヤクモ「物分りが良くないね」



サクヤ「ほんとに…」



ヒジリ「しつこいねえ」



イズモ「これいじょう失いたくない」



ヤクモ「何を…」



イズモ「仲間を家族を…失いたくない!!」



ヤクモ「じゃあ契約だ(「カクメイ」、」



イズモ「!」






昔話



「う…」



タマモ「起きたか」



「ここは…」



タマモ「これからはお前の家だ」



「………」



タマモ「じゃあ契約だ」



「!」



タマモ「お前はイズモ、我の子供に仕える者だ」



イズモ「はい…」



手に紋章が出来た



イズモ「あの…父や母は…」



タマモ「戦にあい死んだ、そなたの片目もな」



イズモ「!」


イズモは片目を失っている…






ヤクモ「じゃあ契約だ」



イズモ「……はい」



ヤクモ「お前は俺に仕える、召使い兼家族だ」



イズモ「分かりました…主」



イチ「なんかよくわかんねえけど、丸め込んだな」



ヒジリ「あー…イズモ君ホントの名前知りたい?」



イズモ「………」



ヤクモ「イチモクレンそれがお前の神名だ」



イチモクレン「………」



イチ「ええ…あのイチモクレン…?レンちゃん?」



ヤクモ「いいねーレンちゃん」



イズモ「レンちゃん…主がそれでいいならば…仰せのままに」



跪く



イチ「なんか…ももに似てる…」



ヤクモ「イチの第一の夫の?似てるかー?」



イチ「似てる…これは…確実に…服従タイプだ…!」



ヤクモ「服従…タイプ…?」



イチ「間違いねえ…」



トン



と肩を叩かれる



ヤクモ「?」



イチ「頑張れよ☆」



イズモ「?」



ヤクモ「あ…ああ…うん…」



ヒジリ「て事でイチモクレン…レンちゃんも行くのね」



イズモ「主についていくと決めました」



ヒジリ「はいはい…」



ドンッ



背中を押される



世界が変わった



そこは和風だ



「あ?」



「え?」



イチ「あー…ガイア妾にリリスパパン!」



ガイア「妾ってなんだよ、おい…」



リリス「………アウ?」



ヤクモ「へえーこの人達が転生先の」



イチ「とりあえずただいま、そしてさよなら、ももに会ってきまーす」



走り去っていった



ヤクモ「あんなに慌てる必要ないと思うけどね」



ガシッ



ガイア「待てよ、どういう状況だ…」



リリス「ほんとに…生き返ったの?」



ヤクモ「あの子はアウであるがアウでは無い?かな」



ガイア「は?」



リリス「まあ…一旦帰ってきたんだね…」



ガイア「ありえねえだろ!あいつは死んだんだぞ!」



ヒジリ「冷静さを取り戻しなよロナアース」



ヤクモ「それでも神?」



ガイア「うるせー!取り乱す時は取り乱す!それが妻とあらば…特にだ…」



リリス「冷静さは僕が持ってるよ」



ヒジリ「ところでイチはいいの?ヤクモ」



ヤクモ「あ、そうでした…行かなきゃだめだよね〜」



ガイア「お、俺たちも…」



リリス「いいかな…?」



ヤクモ「もちろん!ね?」



ヒジリ「もちろん」



イチ達の所へ行く



イチ「もも〜」



と抱きついていた



もも「ぬ、主様!?」



すさび「おーおーやってんな」



ヤクモ「はは…夫婦お揃いで…」



すさび「お前は?」



ヤクモ「ヤクモと言うよ、よろしく」



イチ「はっ…先生は?」



もも「あー…彼は…地下に…」



「やっほー会いに来たよ、僕のプリンセス」



イチ「瑠璃るり先生!プリンセスは余計だ!」



ヤクモ「プリンセス…ハッハッハ仲いいなー」



先生「おや君は…イチと似た感じがするね」



すさび「そうか?」



もも「します…」



ガイア「和の国の神たちが…アウの…夫……………」



もも「すみませんねガイア」



すさび「ももは1番の夫だ2番が先生、3番が酒呑童子シュテンドウジだで4番がお前、ガイア」



リリス「うわー…めっちゃいる」



イチ「ハッハッハ(威圧」



ガイア「そ、そんなにいたのか…しかも四番目…」



先生「浮気グセが凄いねプリンセス」



イチ「どっちも余計だ先生」



ヤクモ「まあ…女が少ない世界だったからね」



「そうだな」



リリス「誰?てか何処から声が」



セカイ「ここは俺の世界、俺はイチの影セカイだ」



リリス「世界の神…創造神!?」



セカイ「フン…」



ヤクモ「小生意気だなー」



ガイア「身体ねえんだなぁ?ハハハ!」



ヤクモ「笑っちゃだめだよ?君たちロナアースだって二人で一人なのだから」



リリス「ハハ…そうだね…」



ガイア「…………」



イチ「てんちゃん…」



ヒジリ「てんちゃんは最後はい次ガイア」



ガイア「あ?」



イチ「えーガイア妾はいいよー」



ヒジリ「え…ガイアのこと愛してないの?」



ガイア「!」



イチ「愛してないわけじゃないけどさー愛が重いんだよねー」



ヤクモ「あー…」



ガイア「………悪い帰る」



ガイアはトボトボ帰って行った



リリス「キツイねアウ」



イチ「ハッハッハ(威圧」



もも「では本当に愛してるのは…」



先生「誰だい?」



イチ「そりゃ最初の三組ガイアは頼まれて結婚したし…」



ヤクモ「厳しい判断がってあれ?!レンちゃん?!どこ?」



ヒジリ「ホントだ、いない…」



シュタッ



イズモ「ただ今戻りました」



ヤクモ「レンちゃんどうしたの?」



イズモ「情報収集に行ってきました、向こうの国…洋の国にて、あず、きりくは元気そうでした」



イチ「そっか!ありがとうなレンちゃん」



ヤクモ「……ぐ…やるなレンちゃん…」



イズモ「対抗心を燃やされても…主」



ヒジリ「さて最後はてんちゃん」



もも「もうお別れですか…」



すさび「元気でな」



リリス「また…来るよね?」



イチ「ももと先生には会いに来るよ……………あとガイア妾も…」



リリス「ありがとう」



先生「その頃には何か作って待ってるよ」



イチ「おう!じゃあな!」



ドンッ


と背を押される



世界が変わる元の世界だ



ヤクモ「戻ったー!」



ヒジリ「お疲れ様」



キシン「お主らどう入ってきた…」



シュテン「イチ!」



イチ「てんちゃんー角ー!」



と抱き合う



キツネ「なんの騒ぎで…ヤクモさん?!に…子供?いや…」



イチ「お前は…キツネか?」



キツネ「ええ…」



イバラキ「キツネ急にどうしたんで………姫…お戻りに…」



イチ「ああ戻った、すぐ帰るけどな」



シュテン「いくな…!」



イチ「そんな事言われても」



ヒジリ「居てもいいよ」



イチ「嫌だ帰る」



シュテン「ここじゃあ嫌なのか!」



イチ「嫌だ!何にも縛られないところに帰る」



シュテン「縛られ…」



ヤクモ「縛られてないと思うけど」



イズモ「ええ」



イチ「うう」



ヒジリ「まっ、気まぐれだからね」



シュテン「角触ってもいいぞ…」



イチ「角ー…!」



と角を触る



ヤクモ「さてレンちゃん僕たちはお屋敷に帰ろうか」



ヒジリ「え?!行っちゃうの?」



イズモ「主が言うのであれば」



イチ「俺置いていくのかよーヤクモー」



ヤクモ「もう少しシュテンとキツネと一緒にいてあげてよ」



イチ「ああ…キツネ悪かったな」



キツネ「否…お母さんがここに残してくれたおかげで好きな事できましたし」



イバラキ「僭越ながらお嬢様とお付き会いさせて頂いております」



シュテン「!?」



イチ「おーおー、頑張れよ☆、キツネ」



キツネ「うん…」



頬を赤く染めながら



イバラキ「王よすみません報告が遅れました」



シュテン「いや…キツネが選んだのなら良い」



キツネ「天津一族の呪い付きで選びました」



シュテン「天津一族…」



イチ「じゃ帰るわ」



ヤクモ「またねー」



シュテン「また来いよ」



キツネ「また…」



ドンッ



背を押され消えて行った



ヤクモ「さて確認でもしに行くかな」



イズモ「なんのです?」



ヤクモ「ミコトって奴(根源)がほんとに死んでるのか」



イズモ「お供いたします」



隠居場所



ヤクモ「失礼しまーす」



イズモ「………」



「何だ貴様ら」



ヤクモ「ミコト(根源)のこどものヤクモ」



「ミコト…の子だと…」



ヤクモ「ミコトにあわせてほしい」



「ミコトは…死んだここには居ない…」



ヤクモ「ミコトは確かにここにいる」



「なんの確証が…」



ヤクモ「予言晴天の霹靂」



「それは…神通力!」



ヤクモ「天津一族等が使える通力、これでわかったもらえた?」



モチヅキ「我が名はモチヅキ、女のときは…ヤクモと言う…貴様と同じ名前だ」



ヤクモ「へえーとんだ偶然だね」



モチヅキ「偶然じゃないだろう、ミコトがつけたのか?」



ヤクモ「さあ?師匠からもヤクモって呼ばれてたしそうかもね」



モチヅキ「そうか…」



シュタ



イズモ「………ここに黄泉の国の入り口が」



ヤクモ「おおーそこからかミコトの感じがしてたのはてことは死んでるんだねー、うーん連れてこようか」



モチヅキ「連れてこれるのか?!」



ヤクモ「まあね」



イズモ「どうするのですか」



ヤクモ「「転生」さ」



イズモ「…!転生した姿を見るのですね」



モチヅキ「転生したのか!!?」



ヤクモ「してるでしょ流石に「召喚」!」



ポン



「???オチガミは?あれ?ここどこ?」



ヤクモ「名前は?」



ツムギ「六道ツムギ、お前は?」



ヤクモ「天津ヤクモ、君の前世の子供さ」



ツムギ「へーそれよりもとの世界大変なんだ返せ」



ヤクモ「へいへい「転移」」



ポン



消えた



イズモ「いましたね」



ヤクモ「じゃ、余生はツムギに託そうかな」

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