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神子(かみこ)  作者: れいちr
145/149

神の愛とし子

そこは広い…



青葉や花が茂る草原だった



そこにたってる一本の木



それには実がなっている



「実を食べろ、うまいぞ」



という蛇



「本当?!」



と女性



「待って!」



とっさに言う



「あら?アダムじゃないものがいるなんてどちら様?」



「と、とにかく食べちゃだめだよ…!」



「どうして?」



「し、死ぬかもしれないじゃん!」



「私達に死はないのよ」



女性は実を口にした








そこで目が覚めた



病院のベットだ



そうだ注射を打ってもらってたんだった



「あれは…アダムとイブの…」



「入りますよー」



と入ってきた看護師



「あ、ユキさん」



ユキ「もう、また漫画ですか?」



「あ…、入院中暇なもんで…」



ユキ「まあ…それはわかりますけど、少しは外に浸りましょうよ…」



「はーい…」



ユキ「じゃあ点滴変えて行きますねー」



「ありがとうございます」



ユキ「ではまたー」



ナースステーションへ帰っていく



「また一人か…」



僕は暇なのである忍者漫画を読み進めた



すると窓から風が入ってくる



「涼しいなあ…」



チリンチリン



鈴が鳴る



「え…鈴?」



すると風来坊のような人が現れる



「君はこの世界に満足していないね?」



「えっ…誰」



「私が誰かはどうでもいい、アダム」



「え、アダム??僕アダムじゃ…ない」



「じゃあ君はミコトだ、さあ行っておいでミコト天の果てへ!」



空を指さして言い放った



その瞬間場所が変わった



そこは夢で見た景色



だが…



人がいない



辺りを見渡してみる



人がいた…が



何かしているようだ



身体を清めてるようだ



とりあえず話しかけとくかな



風呂中悪いけど…

服のまんま入ってるし



ミコト「あの…」



「何だ今は清めの儀式中だ………………、?!」



ミコト「え…なに(この人の髪サッラサラ!」



バッ



と水から出る人



「イザナミ!?」



ミコト「いい、イザナミ?!てか僕が女に見えるんですか?!」



「主…、男…?なのか………?」



ミコト「そうですよ!?」



「とても男には見えん…美しい肌、髪、目、鼻、口…」



髪を触る



ミコト「ええ…確かに髪は長くしてるけどさぁ…(ここに来てBL???!」



「…………」



ミコト「………い、いざイザナミってあれですよね、日本の神様で黄泉大神よもつおおかみの…日本の…神様好きなんですか?」



「………イザナミは私の妻だ…黄泉大神などではない……!…………」



ミコト「泣きそうな顔しながら言われても説得力無いですよ…(あれっ…てことは…」



「私は今主と話してる暇はなかった!産屋を建てなければ…1500…なかなかの数だ…」



ミコト「(これって…あ、たぶんイザナギさんさっさと身を清めてください」



イザナギ「何故名を知って…まあ良い急がなければならな」



イザナギが身を清めると



女の子→男の子→男の子が順に産まれた



イザナギ「!」



ミコト「やっぱり!」



イザナギ「主!何をした!?」



ミコト「イザナギさんが身を清めたからですよ!」



イザナギ「……主…この子らを任せたぞ、私は産屋を作らないといけない、ではな」



急いで行ってしまった



ミコト「見ず知らずの相手に子供を任せる心配な神様だなぁ…」



うわぁぁぁん



産声だ



ミコト「子供育てるは初めてだけど、やるしかない!」



それから一年


神様の成長は早いものです



一年で10歳くらいになってしまいます



アマテラス「ミコト〜遊ぼうぞ〜」



ツクヨミ「ミコトは忙しい…」



スサノオ「ミコトは俺と遊ぶのー!」



ミコト「(すっかり大きくなった…神様凄い…、えっと…任せれてるし…あ、遊ぼうか…」



アマテラス「………ミコトよ…疲れてるのか?」



ツクヨミ「だから言ったのに…」



スサノオ「でも遊ぶぞー!」



ミコト「はい…なにして遊びます?お二人はいいの?」



アマテラス「あ、遊んでよいのか…?!(嬉しそう」



ツクヨミ「………無理は良くないよ…でも…遊んでくれるなら…」



ミコト「喜んで」



と今年も遊んで過ごした



更に一年後



やっとイザナギが会いに来た



イザナギ「退け」



ミコト「あ…はい」



アマテラス「誰だ!」



ツクヨミ「知らない人のゆうこと聞かない」



スサノオ「………」



イザナギ「主らの父だ」



アマテラス「………ここまで放って置いてそれでも父か!!」



ツクヨミ「確かに」



スサノオ「母さんはミコト?」



イザナギ「母はイザナミ、主は退け」



ミコト「………はい」



どうなるんだ…



数分後



アマテラス「ミコトよ…」



ミコト「あ、アマテラス…どう…だった?」



アマテラス「社に来いー!!」



ミコト「え?!社?」



アマテラス「そうだ!父が許してくれた!」



ミコト「………」



アマテラス「嫌か?」



ミコト「アマテラス…そろそろ君も部下を持ち働かなきゃいけないよ…僕の育て方が悪かったかな…」



アマテラス「わ、わかった!、ミコトを悲しませないように精進する!だから、泣きそうな顔しないでほしい…」



ミコト「ごめん、アマテラス…頑張って」



アマテラス「た、たまには遊びに来ても良いな?」



ミコト「もちろん、そして、他の二人は?」



アマテラス「大部分を私が任された…二人は自由だ」



ミコト「そう…ごめんね…」



アマテラス「ミコトが謝ることじゃないあの父が悪いのだ!!では…またここの樹の下で」



アマテラスは去っていった



それを見てた二人



ツクヨミ「止められなかった…」



スサノオ「………ミコト!母になってくれ!」



ミコト「ええ?!急だなぁ…いいけど…でもホントのお母さんいるよ?」



スサノオ「ミコトが良い」



ツクヨミ「僕も」



ミコト「いいよ…だけど本当のお母さんのことは忘れないでね」



「「うん」」



ミコト「…………!この感じ、まさか…」



ツクヨミ「どうしたの?」



スサノオ「?」



ミコト「この熱気…ヒノカグツチ?」



「よく分かったな、ミコトとやらついてやろう」



ミコト「うわっ!」



その瞬間ミコトは炎に包まれた



「「ミコト!?」」



ミコトは倒れた



ここはどこ



熱い…



「はじめまして」



ミコト「君は…(ほんと僕悪運強いな…」



ヒノカ「俺はヒノカグツチ知っての通り火の神、お前に憑いた」



ミコト「な、なんで僕に」



ヒノカ「気に入ったからだ」



ミコト「………はあ…」



ヒノカ「熱くなくなってきたろ?それはお前の身体に馴染んできたからだ」



ミコト「確かにって、起きないと!二人が心配しちゃう!」



ヒノカ「そうだな、話したくなったら言え」




数分後



ミコト「ぅ…」



ツクヨミ「ミコト…おはよ」



ミコト「ツクヨミ…おはよう…、スサノオは?」



ツクヨミ「隣に寝てるよ」



スサノオは本当に隣に寝ていた



ツクヨミ「僕が嘘ついたことある?」



ミコト「無いね」



ツクヨミ「あの後ミコト倒れちゃってここに寝かせといたんだ」



ミコト「ありがとう」



スサノオ「んー…(寝」



ミコトに抱き寄せる



ミコト「おわ…」



バタ



倒れてしまった



ツクヨミ「スサノオはミコトのこと本当に好きだね」



スサノオ「ぐー(寝」



ツクヨミ「ああ、そうだ父に言われたんだけど」



イザナギ「………ツクヨミお前には夜を任せる、スサノオお前には海原だ」



ツクヨミ「って、だから僕どうしようかなって…」



ミコト「夜に身を任せればいいよ、きっと」



ツクヨミ「ミコトがそう言うならそうする」





スサノオ「おはようミコトー!」



抱き寄せる



ミコト「だから僕女じゃないってば!」



ツクヨミ「ふふふ、でスサノオ海原はどうするの?」



スサノオ「やらない」



ミコト「まあ…言うと思ったよ」



ツクヨミ「それじゃあ父にどう言うの?」



スサノオ「俺はミコトと一緒にいたい」



ミコト「海原はワダツミ達の方が向いてると思うよ」



ツクヨミ「甘やかしすぎ…でもそれは言えてる」



ミコト「やっぱり甘やかしすぎたかー…」



ツクヨミ「あ!…ミコトを攻めてるんじゃなくて…」



ミコト「いやいいんだ、初の育児で戸惑いもあったし、もう僕の年齢も越えてるしね」



スサノオ「え?!ミコト何歳?」



ミコト「16歳…全く君たち成長速いんだから!」



ツクヨミ「親の年を越してたのか」



アマテラス「ミコトー抜け出してきたぞー」



ミコト「アマテラス抜け出してきちゃだめー!みんな困るでしょ!」



アマテラス「抱擁1回だけ!!!」



ミコト「はいはい…」



アマテラスを抱き寄せる



アマテラス「じゃあ帰るなー」



「「「バイバーイ」」」



アマテラスは帰っていった



チリンチリン



鈴の音



ミコト「これは…」



鈴の音の方へ行く



ツクヨミ「どこ行くの!」



スサノオ「ミコト?!」



二人も付いてくる



そこには今は使われていない社があり



あの風来坊もいた



ミコト「この社は…」



「使われていない社だよ」



ツクヨミ「誰?!」



スサノオ「え…ここは…イザナミの…」



ミコト「そうなの?」



「さあ、そろそろ帰る時間だ、漫画でも読んでるといい」



ツクヨミ「漫画って何…」



ミコト「じゃあね…ツクヨミ、スサノオ、アマテラスにもよろしく」



ツクヨミ「待っていかないでよ??!」



スサノオ「母さん!?」



一瞬にして世界が変わった



そこは病院のベット 



ミコト「戻ってきた…漫画は読みかけってことは時間は…」



バンッ



ユキ「脈一瞬止まってましたよ!?」



ミコト「そうですか…夢かな…あれは…」



ユキ「な、ナースステーション戻りますからね…」



ミコト「はい…ありがとうございました」



ユキは帰っていく



チリンチリン



また鈴の音



風来坊だ



「やあ、戻ってきたね」



ミコト「気分はどう?連れ帰った気分は」

 


「普通かな、たまにやってるし、そっちこそどう?気分は」



ミコト「長くい過ぎた気がする、まだ神の力を感じるよ」



「そう…見るからに君さ、不治の病だよね」



ミコト「そうだけど…」



「今の現代で治せない病気ってあるの?」



ミコト「精神病とか?かな」 



「君もその類の訳だ」



ミコト「どうなんだろ、そうかもしれない」



「ふふふ、そっかで未練はあった?」



ミコト「成長を最後まで見たかった」



「なら安心して、あれ以上成長しないよ」



ミコト「そっか…見れたんなら良かった未練は無いよ」



「ねぇ、アダム、禁断の果実を食べた感想は?」



ミコト「だからアダムじゃなくてミコト!」



「もうすっかりミコトだね」



ミコト「あ…あれ…本名…は…」



「天津ミコトでいいんじゃない?」



ミコト「よよよよ、よくない!!あ、あれ…名前」



ユキ「何………独り言言ってるんですか」



ミコト「あの…僕の名前って…何でしたっけ」



ユキ「ミコトくんでしょ?全くしっかりしてください?」



ユキは帰っていく



ミコト「ほんとにそれが名前?」



「名前気に入ってるでしょ?だから世界のことわりが変えたんだよ、ハハ…」



ミコト「気に入ってるけど…そんな…」



「まあいいじゃない」



ヒノカ「ここどこだ」



と人型の青年赤髪が出てきた



ミコト「ヒノカ!」



「え?!いつの間に契約したの?!」



ヒノカ「ついてやった」



「ちょっとかえ…いやいいやそのままで」



ミコト「?」



ヒノカ「なあ、相棒ここはどこだ?」



ミコト「日本」



ヒノカ「日ノ本か…」



ミコト「とにかく戻ってヒノカ驚かれる」



ヒノカ「ああ暇でよ…」



と戻るヒノカ



ミコト「ヒノカがいるってことは夢じゃない…」



「そうだよ夢じゃない」



ミコト「病院脱走しようかな…暇ぁ……」



ユキ「見てますからね〜」



ミコト「う…」



翌日



ユキ「大変!ミコトくん!」



ミコト「なんですか…」



ユキ「明日には退院出来るって………」



ミコト「え?あの状態から復帰したってこと?マジ?」



「よかったじゃない」



ユキ「た、退院の手続きしてくるから……………」



ユキは行く



ヒノカ「お前の病弱な身体治してやった」



とまた出てきたよほど暇らしい



ミコト「あ、ありがとう…」



「きっとこれも世界の理…だろうね…」



ミコト「世界の理…すげー…」



「僕もついていっていい?」



ミコト「いいよ」



翌日



ミコト「今までありがとうございました」



病院に別れを告げた



「どこいくの?」



ミコト「僕はまだ中学生だからなー…」



街を歩く



ヒノカ「暇だろ?」



また出てきたよ…もう



「神様は一般の人には見えないから大丈夫」



「え…神を使役してるものが居るなんて…陰陽寮に報告…しなきゃ!」



その場を去る



ミコト「見えてるようなんすけど…」



「じゃあ一般人じゃないね、あの子陰陽師かな」



ヒノカ「消すか?今ならまだ追いつけるぞ」



ミコト「駄目だよ、ほっとこうさて…どうしようかな」



歩いていると何故か森につく



「神のお導きだ…」



美しい女性



ミコト「だれ…」



「ここまで来たらもう戻れない」



「終わりだ終わり」



「黄泉の国へ」



バシンッ三人を叩く女性



「決めた決めたぞこの者を主にするぞ!」



ミコト「?」



「なーんか胡散臭いな」



ヒノカ「だな」



「主よー」



と抱きついてくる



ミコト「うう〜…助けて…」



ヒノカ「触るな狐」



炎出しつつ



「「「玉藻さま〜………」」」」



ミコト「玉藻の前?」



タマモ「そうだ!」

 


ミコト「僕男だよ?」



タマモ「そうか…なら契約だ」



口にキスをする



すると手に紋章が浮かび上がる



ミコト「んー?!」



タマモ「鬱憤が溜まっていたのだー」



「ワー大胆ハハ…」



ヒノカ「触れるなと………焼き尽くしてやろうか!!」



タマモ「やーだよーだ」



た、タマモが仲間になった…ハハ…



タマモ「あるじー、もっとやろうぞ〜」



キスを迫るタマモ



ミコト「や、やだ!」



タマモ「え〜」



ツンツン



「見てあれ」



ヒノカの方を指差す



ヒノカ「(イライライライラ」



ミコト「わわ、ひ、ヒノカ〜?」



ヒノカ「…………何だ相棒」



ミコト「こいつ何とかして、苦し」



タマモはミコトに抱きついていた



ヒノカ「その顔焼いてやる!!!」



タマモ「ひぃぃ……」



抱きつくのをやめミコトの後ろに隠れる…収まりきってないが



ヒノカ「もう二度とするなよ?(威圧」 



タマモ「ひぃはい…」



ミコト「あ、ありがとうヒノカ」



ヒノカ「たく…相棒はよー…女の癖して…はあ…」



ミコト「え…ちょなんでしって…!言わないでー!!ぼ、僕は男だ!!!」



タマモ「え…?女…なら男に変身したほうがいいな!」



変身しようとする



ミコト「や、やめてー!!!女の子多いほうがいい!!!」



抱きついて止める



タマモ「ふふふふ、もう遅いぞ主よ」



だが遅かった



ミコト「っ〜〜、タマモ酷いよー(泣き」



タマモ「あ、な、泣かないで…戻るから…」



ミコト「ううう…立ち直れない…」



うずくまる



「はあ…君たちがからかうからだよ」



ミコト「そういえば名前は…」



ヒジリ「ん?ヒジリだよ?」



ミコト「ヒジリ?!聖神ひじりのかみ?!時間を司る??!」



ヒジリ「そうだけど…君はホント神に詳しいね」



ミコト「多少だよ…」



タマモ「戻ったぞ〜」



と女の子の姿に



ミコト「うんそれでいい」



ヒジリ「不治の病って性同一性のことかな?」



ミコト「僕の場合はそうだね」



ヒノカ「なに?!女じゃないのか?」



ミコト「今のところは男の子にするつもり」



タマモ「でも女にしたら〜タマモのホントの姿見せてあげる」



ミコト「見なくていい」



タマモ「………」



「あの子です!」



「………へえ、もうタマモも手懐けてるんだ、あなたは帰っていいよ」



「は、はい」



帰る



「ねえ」



ミコト「なに?」



「あなた…、え…いやそんなはず…りか?」



ミコト「いえ、ミコトだけど」



「ま、まあいいや、あなた陰陽師にならない?」



ミコト「なりません」



ヒジリ「あれ…君ソワカ?」



ソワカ「何故名を…」 



ヒジリ「別の世界線であってるから」



ミコト「へえー、ソワカちゃんか、かわいいね」



ソワカ「っ……」



ヒジリ「とにかく帰って晴明はお呼びじゃないよ」



ソワカ「!?………はあ…」



帰っていった



「ひ…ひじり…」



ヒジリ「え!?」



ミコト「だれその子」



イチ「俺はイチ…その…なんでここに召喚されたんだ?」



ヒジリ「僕じゃない!風評被害だ!」



イチ「呼ばれたからにはなんかあるんだろうね」



ミコト「僕はミコトよろしく」



イチ「(この感じ…、ミコト!通力使えたりする?」



ミコト「通力?」



ヒジリ「いい案だね、イチ!通力教えてあげて」



イチ「はいよー!」



一通り教えてもらった



ミコト「あ、ありがと」



ヒジリ「さ、イチ返すよ」



イチ「おうよ」



と言って帰っていった



なにか親しいものを感じたが…



それは口には出さなかった



ヒジリ「どう?強くなった気がしない?」



ミコト「まあ…」



「「「「ミコトー…!」」」



ミコト「アマテラス!?ツクヨミ!?スサノオ!?」



アマテラス「し…心配したのだぞ!!!?」



ツクヨミ「なんで急にいなくなっちゃったの!」



スサノオ「母さんー!」



と三人は抱きついてくる



ミコト「ふご…!重い!三人の愛重い、ハハハ…!おかえり」



ヒジリ「それは僕のせいだよ」



ツクヨミ「君はあのときの」



ヒジリ「僕が時間を操作したんだ」

 


スサノオ「なんでそんなことするんだ!」



ヒジリ「元はここの人間だからだよ」



アマテラス「人間なのか…?今はそんなふうに感じない神に親しいぞ?」



ヒジリ「ヒノカグツチが入ってるし力も付けたからね」



アマテラス「おお!強くなったのか!」



ミコト「多少だよ」



アマテラス「ところでスサノオが暴れまくってるのだ、助けてくれ」



スサノオ「うう…だってミコトが〜」



ヒジリ「じゃこうしたら?スサノオはここに残る」



ツクヨミ「え?ぼ、僕残りたい!」



ヒジリ「じゃあ契結ぶのは?」



ツクヨミ「契?神契ではなく?」



ヒジリ「そう、神契だと寿命縮まるから契」



アマテラス「私はするぞ」



ツクヨミ「僕も」



スサノオ「俺も」



ヒジリ「いいか?噛むなよ?口づけするだけだ腕にね」



「「「はーい」」」



と腕に線が浮かび上がる








線は交わり一つになる



ヒジリ「これで契はおしまいさ、帰った帰った」



アマテラス「もう少しいさせよ!苦労してここまで来たのだ!」



ツクヨミ「そうだよ、父の反対を押し切るの大変だったんだから」



スサノオ「そ、そうだぞー!」



ヒジリ「はぁ………子供だねえ…良いよ、いな」



「「「母上ー!」」」



また抱きついてくる



アマテラス「もう多分会えないから言うぞ!大好きだー!!」



ツクヨミ「僕だって大好きだー!!」



スサノオ「俺の方が大好きだ!!」



ミコト「はいはい…僕もみんなの事大好きだよ」



「「「母上ー!!」」」



アマテラス「帰りたくないぞよー」



ツクヨミ「仕方ないよ帰るよ……アマテラス」



スサノオ「姉上暴れてすまんかった…!」



アマテラス「良い私も暴れたかったぞ?」



ツクヨミ「落ち着いて帰ろうか!」



二人は帰っていった



スサノオ「………」



ミコト「…………やっぱり帰らないの?」



スサノオ「母上といたい」



ミコト「仕方ない子だねこれは育て方云々の話じゃないし…相棒も頼むぞ世話」



ヒノカ「任せろ、これでも兄だぞ」



ミコト「そうでした…」



タマモ「次はどこに行くのー?」



ヒジリ「適当に歩いてればいいさ」



その言葉のまま適当に歩く



と黒い景色


黒い洋館につく



ミコト「ええ…怖いんだけど…」



タマモ「私が守るから安心するのだ!」



スサノオ「お、俺だって!」



ヒジリ「そこー喧嘩しないー多分これは「黒の会」だね」



ヒノカ「闇に関する者や妖怪や神がくる会だな」



ミコト「行ってみようよ」



ヒジリ「ええ?!僕はオススメしないよ…行くしかないけど」



ミコト「行こー!」



「「「おー!」」」



ミコト「失礼しまーす」



皆人外ばかりだ



ギロッとこちらを向くが気にしない



「お前ら…招待されたのか…?」



ミコト「いえ、全然?」



タタタッ



走って逃げようとする仮面の女性



「そいつを捕まえろー!魔王の石を持ち出しやがった!」



ミコト「魔王の石って?」



ヒジリ「それがあれば国1つ作れるからだね」



ミコト「でも盗みはだめだ……」



タタタッガシッ



「「「え…」」」



ミコトは連れ去られる



ミコト「ええ?!この子…力持ちー?!」



黒の会の会場を出て


とある国



「騒ぐな」



口を片手で塞がれる



ミコト「んん〜!」



ガブッ



ミコト「んっ…!?」



ミコトは首筋を噛まれ血を吸われた…



「やはり人間の血は美味いな」



仮面を外すすると…



青年に戻る



ミコト「んんんん?!」



「うるさいぞ人間」



コツンと頭を叩かれ



口は開放される



ミコト「あー…死ぬかと思った…」



「ふ…お前状況わかってないな」



ミコト「へ?わかったってるよ?君、吸血鬼でしょ?」



「ただの吸血鬼ではない、王だ」 



ミコト「へえー」



「なんだなんだ!その反応は!!お前は奴隷として使ってやる感謝しろ!ハハハ!」



ミコト「(こういう時かな通力使うの、まずは噛まれた場所の〈治療〉っと…」



〈治療〉と言うと


首の傷は治った



「なにっ?!」



ミコト「はー…治った…噛み痕なんか残ったら女の子になれないじゃん」



「お前…女じゃないのか……?」



ミコト「また女に見えるの…?髪は長くしてるけどさぁ…ううう」



うずくまる



「……そんなに女が嫌か?」



ミコト「女めんどくさいもん」



「…………奴隷にするつもりだったが…………そうだな……妾にしてやろう」



ミコト「め、めかけ?って何?」



「夫…妻どちらがいい?」



ミコト「えー夫!」



「だがその身体は女だ」



ミコト「バカにするなよ!」



「なら結婚しよう」



ミコト「は?え…いや僕まだ結婚できない」



「何故だ?」



ミコト「年齢…16…からだから…」



「年齢など関係ない…一緒にいよう(何故だろうコヤツとは一緒に居たくなる」



ミコト「天津一族の呪い」



「え?」



ミコト「だから天津一族の呪い、一緒に居たくなるのは母さんが言ってた、子孫を産むための呪いだって…」



悲しい顔をするミコト



「………そなたを心から愛す、そう誓おう」



ミコト「偽りの愛だって聞いた……お前といるのは別にいいよ」



「!…そうかならこの石を使い国を作る」



石を使った



急に人が栄えた



急に建物ができた



ミコト「え、すご」



モチヅキ「私はモチヅキ女のときはヤクモ」



ミコト「僕はミコトよろしくモチヅキ」



モチヅキ「これからよろしくな姫」



ミコト「王!」



数年後



子供が産まれた名を…

アケボノ



一人息子だ



そこでヒジリは気付くミコトはひいおじいちゃん(ひいおばあちゃん)だということに…



ミコト「アケボノーアケボノー孫はアリアケかなー?」



アケボノ「アリアケ?」



ミコト「いい名前でしょ!アケボノって来てからのアリアケでそう来てからのー」



アケボノ「来てからの?」



ミコト「アカツキ!どう!これでアも揃うし全部月に関係してるよ!」



アケボノ「すげー!」



「鬼の王子が遊びに来たぞ!」



アケボノ「あ!シンキ!でも…」



ミコト「行ってきなよ友達でしょ?」



アケボノ「はーい!シンキー!」



シンキの元へ行った



ヒジリ「君…まずは結婚おめでとう…」



ミコト「ヒジリ!見たの久しぶり!なあ、ひい孫に会いたいんだが…」



ヒジリ「(もう会ってる…」



ミコト「え?!もう会ってるの?!」



ヒジリ「僕だよ(イチも」



ミコト「ヒジリやイチ…そうか、アカツキは名前にならなかったか!」



ヒジリ「…なってるよだから安心して」



ベットに横たわるミコトに対して



手を繋ぐ



ヒノカ「相棒は死ぬのか?」



ヒジリ「寿命はそう長くない人間だからね…」



ヒノカ「そうか…なら子孫につこうか、相棒いいか?」



ミコト「もちろんよろしくねヒノカ」



タマモ「タマモちゃんも来ましたよーってなんです!横たわったるじゃないか!え、何…まさか」



ミコト「もう死ぬみたい天津一族は死んだらどこに行くのやら」



ヒジリ「決まってるよ、黄泉の国…」



ミコト「そっか…じゃあイザナミに会えるね!スサノオは?」



タマモ「底の国にいるよ」



ミコト「…………そうじゃあまた…」



バン



ヤクモ「なぜ危篤なのだ!」



ミコト「うるさいのが来たー………天津一族は力を使える代わりに寿命病弱なの…仕方ないでしょ!もう……さ………おやすみ」



「「「「ミコト?!」」」」



そこは暗い暗い世界の底



「………主は…」



ミコト「ミコト、よろしくね、イザナミ」



イザナミ「………うむ…」



ミコト「お願いがあるんですが…」



イザナミ「何…だ…」



ミコト「君の魂をきれいにする代わりにアリアケと結婚してほしいんだけど〜…どう?この取引」



イザナミ「魂を清める?!」



ミコト「どう…かな…?」



イザナミ「どう清める気だ」



ミコト「天津一族の力で!多分アリアケやアケボノはこっちに来ると思うだけどアカツキは底の国に…」



イザナミ「いいだろう…なら清めてみせろこの穢きった魂を」



ミコト「いいよ、〈魂礼〉(こんれい)」



と言うと風が吹く!



するとイザナミのうじなどが消えていた



イザナミ「!…………やっとこの姿に…」



ミコト「あなたには一応借りもあるからね、三貴子さんきし育たせてくれてありがと」



イザナミ「こちらこそ、育ててくれてありがとう…そうだな…、結婚するのもありか…」



ミコト「僕はゆっくりしてるからゆっくり考えてアケボノやアリアケ来ても居るって教えないでよ?」



それから数年後


アケボノ自害



イザナミ「主のこの名は」



アケボノ「アリアケだ厳しく育てたからなあ…どうなってるか…」



更に数年後


アリアケ死亡



イザナミ「名は…」



アリアケ「最後の足掻きだ神契をしろ!イザナミ!」



イザナミ「結婚の間違いだ!」



と子供が生まれた



ミコト「うわぁぁぁ!!!!」



アリアケ「何だ貴様!」



ミコト「(イチ…ヒジリ…元気でね…、お前さんのおじいちゃんじゃよ、ほほほほ、触らせてー」



アリアケ「信じるとでも?」



イザナミ「触らせてあげなさい」



ぷにぷに



ミコト「ぎゃんかわーい!で?どうするの?」



アリアケ「緑の神地に置く(引き」



ミコト「いってらっしゃーい、さて魂礼、魂礼…」



ミコトは死者の魂礼を続けていた…







そういえばモチヅキ死んでないじゃん!と思うだろうがモチヅキは正真正銘の吸血鬼であるため死んでも死なない



今は隠居中だ

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